ストレージは32Gバイトまたは64Gバイト(eMMC)、CPUはAtom Z2760(1.8GHz)で、バッテリー動作時間は最大8時間としている。インタフェースはMicro HDMI、Micro USB、Micro SDカードスロット、200画素のインカメラとアウトカメラなどを装備。Office Home and Student 2013をプリインストールする。オプションとして専用のBluetoothキーボードを用意しており、キーボードにタブレットを装着して持ち運ぶことも可能だ。
NECカシオモバイルコミュニケーションズが2013年夏モデルで投入した「MEDIAS X N-06E」は、フィーチャーフォンユーザーがはじめてのスマートフォンとして使いやすいように、フィーチャーフォンに近いメニュー項目の「docomo シンプル UI」を用意し、本体のデザインやユーザーインタフェースも片手で持って使いやすいことを重視した。
MEDIAS X N-06Eは、フィーチャーフォンから初めてスマートフォンに乗り換えるユーザーを意識したデザインとユーザーインタフェースが特徴だ
このように、「入門機と思いきや意外とMEDIAS」といえるユニークな性格を持つN-06Eの製品発表会を6月3日に行い、NTTドコモの発表会では明らかにできなかったヒートパイプの実物や本体内部での実装位置などを展示した。また、あわせて、MEDIAS X N-06Eで導入したホーム画面「LIFE UI」のデザインコンセプトも紹介している。
NECカシオモバイルコミュニケーションズは、MEDIAS X N-06Eの特徴として、「エレガントスリム」「イルミネーション」「最新のHigh Spec」「使い心地にこだわったUI」を挙げている。エレガントスリムでは、片手操作を重視した本体サイズだけでなく、上部から下部にかけて徐々に薄くなるくさび形状と、側面と本体下部角に設けた曲線で、手で持ちやすい形を実現したことを訴求する。また、Webブラウザでは、拡大画面でもパイパーリンクに対応した「拡大鏡」と画面下に表示するスライダーで操作する「高速スクロールバー」など、片手親指で操作することを重視した機能を用意している。
企業がクラウドで成功するためには、クラウドデータベースの選択肢を検討する上での考え方を改めなければならない。キャッシュ機能などの技術を重視するのではなく、レイテンシや拡張性など市場投入までの時間にかかわる問題を重視する必要がある——。Amazon Web Services(AWS)のデータベースサービス担当プロダクトマネジャー、ラーフル・パサク氏は、このほど米ニューヨークのジェイビッツ・コンベンションセンターで開かれた2013 AWSサミットでそう力説した(関連記事:Amazonのクラウドデータベース「DynamoDB」はSQL Azureの脅威になるか?)。
サーバ/クライアント、パブリックorプライベートクラウド/マルチデバイスなどの多様化するデバイスとアプリケーションの関係について、グッゲンハイマー氏は「Windowsプラットフォームであれば共通のコアで展開できる強みがある。iOS向けアプリケーションを開発したとしてもMac Book Air向けにはUIを含めて別途開発する必要があり、Appleが提供するプラットフォームはこの点で開発者にとって煩雑だ」としている。
通信事業者のサービスに依存しない「OTT(Over The Top)」によるサービス——日本では「LINE」や「カカオトーク」などがそれに当たるが、これらがネットワークに与える影響も大きい。「中国では『WeChat』の加入者は4億に到達し、LINEの加入者は世界で1億を突破した。韓国では7000万人がカカオトークを使っている。OTTの役割は、今後さらに大きくなっていく」(ゾォ氏)
ゾォ氏は最後に、モバイルブロードバンドの未来に向けたHuaweiの取り組みを説明。モバイルブロードバンドの主要技術を開発する「2012 LAB」という研究施設を設立し、ここには1万2000のエンジニアが従事している。次世代通信技術の「5G」の研究も行っており、Mobile World Congress 2013では、「UltraNode」と呼ばれる基地局装置で50Gbps通信のデモも実施した。Global JIC(グローバル・ジョイント・イノベーションセンター)では各国の通信事業者と協力して、地域ごとの要望を研究している。
自由自在な“クラウドフォン”でB to Pのサービスを提供する——Huawei
Huaweiが同社のAndroid端末向けのクラウドサービス「Cloud+」を発表。160Gバイトのオンラインストレージが提供されるほか、端末の遠隔操作やアプリマーケットも利用できる。Cloud+と同社製品を含む“クラウドフォン”を筆頭に、ユーザー目線のサービスを提供していく。
個人に対する価値の創出は、今後のビジネスに重要な要素だ。従来のマーケティングでは、セグメントや統計学的な属性データでターゲティングをしていたが、今後はいかに個人をターゲティングするかが重要になるという。例えば、顧客満足度が5位だったRBC(Royal Bank of Canada)は、ソーシャルネットワークを分析して個人別のターゲティングを行い、顧客がサービスの専門家に相談できるようにしたところ、顧客満足度が1位になったという。
インタフェースについては、Intel WiDi(Wireless Display)やThunderboltなどの規格をアピール。Thunderboltの展示では、高解像度のキャプチャ画面をリアルタイムでストリーミング配信していた。このほか、NUC(Next Unit of Computing)の展示にも人が集まっていた。今後登場する次期NUCは4Kの映像を出力でき、用途をさらに広げる可能性も秘めている。
最も大きな場所を占めていたのはPCやタブレットの実機展示だ。前日に発表となったAcerの新モデルなども配置していた。国内メーカー製PCも東芝の着脱式Ultrabook「dynabook V713」やソニーの「VAIO Duo 11」、パナソニックの「Let'snote AX2」などがあった(写真=左、中央)。ブース中央に“Haswell”を搭載したと思われる新モデルのPCを展示していた(写真=右)