「自動車、電車、飛行機などの乗り物、テレビ、冷蔵庫などの家電、医療機器、医薬品などのモノがインターネットにつながり、ヒトの作業を介さず自動的に多種多様なデータを送受信するIoT(Internet of Things)の時代が到来している」(日本オラクルのデレク・エイチ・ウイリアムズ社長)
「当社では、(IoTの発展形として)これまで結びつきのなかったヒト、プロセス、データ、モノのすべてをインターネットでつなぎ、新しい価値を創造するIoE(Internet of Everything)を提唱してきた。この新たな世界では、さまざまな新しいデバイスを通じて私たちに価値をもたらすアプリケーションの重要性が高まり、ネットワークにはユーザー、アプリケーション、データセンターを統合し最適化するインフラとしての役割が求められる」(シスコシステムズの平井康文社長)
主な仕様は、フルHD(1920×1080ドット)+タッチ操作対応の21.5型ワイドIPS液晶ディスプレイ(VS570/RS)、Haswell世代のCPU、4Gバイトのメインメモリ、1TバイトのHDD、Blu-ray Discドライブ(VS570/RS)、802.11a/b/g/n無線LAN、YAMAHAステレオスピーカー、3波デジタル放送チューナー(VS350/RS以外)など。ワイヤレスキーボード/マウス/パッド付きリモコンも付属し、標準モデルのVS370/RSはレッド/ホワイト/ブラックのカラーバリエーションも用意する。OSは64ビット版Windows 8.1、オフィススイートはOffice Home and Business 2013(上位モデル)ないしOffice Personal 2013が付属する。
米Dolby Laboratoriesは1月8日、米ラスベガスで開催中の「2014 International CES」で新技術「DolbyVision」(ドルビービジョン)を発表した。「放送や動画配信における映像の輝度とコントラスト比を向上させ、色の表現力をも高める」というが、どのような仕組みなのか。
しかしドルビーは、「映像の制作環境から変えていく」と意気込む。「2014 International CES」での発表時には、すでにハリウッドの著名ディレクターや主要スタジオの上層部から支持を表明。米Dolbyの放送イメージング担当シニアディレクター、ローランド・ヴライク氏によると、「制作者のコミュニティーは、色彩パレットとコントラストが拡張されたことで、視聴者に今まで気づかれなかったような細部まで見てもらえることに期待を膨らませている」という。
A10-7850K/7700Kはコードネーム“Kaveri”の名で知られるAPUで、GPUに「Radeon R7」シリーズを統合することで、従来の「Richland」(6000世代)から大幅にグラフィックス性能を向上させている。「HSA」(Heterogeneous System Architecture)をサポートしているのも特徴。対応ソケットはSocket FM2+となる。上位のA10-7850Kは4CPU+8GPU構成で、CPUクロックは3.7GHz(ターボ時4GHz)。下位のA10-7700Kは4CPU+6GPU構成で、CPUクロックは3.5GHz(ターボ時3.8GHz)だ。
米国・ラスベガスで開催されていた展示会「2014 International CES」のソニーブースでは、国内未公開の新VAIO「VAIO Fit 11A」から21型AIO「VAIO Tap 21」まで、タッチ対応の大小さまざまなVAIOを展示。デジタイザー搭載を軸にした本格的な絵描き作業のための訴求も、さらに、スポーツ観戦をしながら目の前に情報が流れる仕組みのメガネ「Smart Eyeglass」など、同社らしい機能を持つ展示機も話題を集めていた。
PC関連/VAIOシリーズには、VAIO Fit multi-flip PCシリーズの新たなラインナップとして11.6型と既存モデルより小型化した「VAIO Fit 11A」が公開。既存モデル「VAIO Fit 13A/14A」と同様に、2層構造になった天板を中央からパタンと裏返すことで、ノートPC、ビュワー、タブレットと3つのスタイルで使用できる。画面サイズを11.6型と小型化したことで、タブレットとして、より使いやすく、携帯しやすいサイズ感を実現している。
フルHD/11.6型ワイドの回転タッチディスプレイを搭載する「VAIO Fit 11A」。仕様の詳細は明らかにされていないが、本体サイズは最薄部は約16.5ミリ、重量は約1.28キロと、特筆すべきほど小型軽量……ではないが、10万円以下を想定した価格帯とピンクのカラーバリエーションを用意し、カジュアル層を意識した構成になっていることが伺える
欧米では、日本と比べると“小型ノートPC”にそこまで需要はないと言われるが、ソニー北米担当者によればタブレットとして使うとなれば、やはりより持ち運びやすいサイズ感が重視される傾向にあるという。VAIO Fit 11Aは、開発コード名:Bay Trail-Mと呼ばれる世代の省電力傾向なCPU「Pentium N3520」を採用する一方で、799USドル(日本円換算約8万2664円 2014年1月14日時点、以下同)からとなかなか手頃な価格設定になっており、若年、女性といったエントリー層を想定する。カラーバリエーションにもブラック、シルバーの定番色に加えて、ピンクも用意される。
さらにVAIO Fit 11Aには、デジタイザーによるペン記入/操作も可能でスタイラスペンも付属する。VAIO Fit multi-flip PCシリーズのほか、同じくタッチパネルを搭載するVAIO Tapシリーズと共有のアクセサリーだが、ソニーはこのデジタイザースタイラスペンに関連して、Adobeとのコラボレーションを発表した。その内容は、VAIO Fit 11Aを含む今後発売するモデルに「Adobe Photoshop Elements 12」をバンドルする方針とともに、2014年春をめどにデジタイザースタイラスペンの256段階筆圧検知対応のアップデートを公開するというもの。このアップデートはAdobe Photoshop Elements 12以外に「Adobe Photoshop CC」や「Adobe Illustrator CC」も対象だ。
ブースでは、VAIO FitやVAIO Tapと、Photoshop Elements 12/Adobe Photoshop CC/Adobe Illustrator CC、そしてデジタイザーペンを用い、「VAIOがいかにクリエイティブ作業に向くか」を紹介するデモコーナーを設け、その有用性をアピールした。Photoshopやペイントアプリ「ArtRage」を使用し、デジタイザーペンで本格的な絵を描ける/クリエイティブ作業に没頭できるとするデモが分かりやすく具体的で、クリエイティブ作業のためのPC=VAIOとしての方向を強く印象付ける展示だった。
4Gサービスのブランド名は中国語で「和」、英語で「and」。この両文字と感嘆符を組み合わせた新しいロゴも制定している。「和」には調和、共生、調和、バランスといった意味がある。また、andには「a new dream」の頭文字という意味も持たせている。中国移動は、この中英文字を組み合わせた「and ! 和」をあらゆる4Gサービスの商品に使うほか、中国移動がこれまで使ってきたロゴとも併用することで、4Gを大きくアピールしていくという。
まず、Kaveriではその製造にGlobal Founderiesの28ナノメートルSHP(Super High Performance)プロセスを採用している。Richlandまでは32ナノメートルプロセスが利用されていたため、ハーフノードぶん微細化されたことになる。結果、ダイサイズは245平方ミリとほぼ変わらず、トランジスタ数は24.1億へと増加した。
Kaveriの統合GPUは、Radeon R7シリーズ。シェーダ数はA10-7850Kで512基となり、384基だったA10-6800KのRadeon HD 8670Dから1.5倍に増えている。また、GPUコア・アーキテクチャはVLIW4ではなくGCN、つまりMantleも利用可能な最新アーキテクチャへと進化した。
一方GPUクロックは最大720MHzで、A10-6800KのRadeon HD 8670Dが844MHzだったことからすると控えめだ。このあたりはTDPとの兼ね合いだろうか。統合GPUとディスクリートGPUとの組み合わせでパフォーマンスを向上させるDual Graphicsでは、Radeon R7 240搭載グラフィックスカードが組み合わせ可能な選択肢とされている。R7 240は320シェーダーなので、A10-7850KのRadeon R7のほうが多い計算だが、メモリ帯域ではR7 240のほうが広いため、バランス的にはちょうどよいのだろう。
CPU-ZでみたA10-7850K。A10-6800Kと比べてTDPが100ワットから95ワットに、製造プロセスが32ナノメートルから28ナノメートルへと変わった。また、コア電圧が1.044ボルトとやや高い。キャッシュ構造や命令セットなどは変更なし(画面=左)。GPU-ZはまだKaveriに非対応の様子。Catalyst Control Centerによると、GPU名はRadeon R7シリーズ。これで正式名称のようである(画面=右)
影響を受けるのはWindows XPとWindows Server 2003。この脆弱性を、PDFの脆弱性と組み合わせて悪用しようとする攻撃が確認されているという。PDFの脆弱性の方は、システムを最新の状態に保っていれば影響は受けないとしている。
残る3件ではWordおよびOffice Web Appsのリモートコード実行の脆弱性(MS14-001)、Windowsカーネルモードドライバの特権昇格の脆弱性(MS14-003)、Dynamics AXのサービス拒否(DoS)の脆弱性(MS14-004)をそれぞれ修正した。いずれも非公開で報告され、現時点で攻撃の発生は確認されていないという。
米国では、米VMwareがDaaSの草分け的存在であった米Desktoneを買収した。米Citrix Systemsは、複数のクラウドベンダー環境上でXenDesktopをWindows as a Service(WaaS)として提供している。そこへ米Amazon Web Services(以下、Amazon)が「Amazon WorkSpaces」を引っ提げて、クラウドデスクトップ分野に参入してきた。Microsoftもこの流れに乗って何か動きがあるのではと期待する向きも一部にあったが、同社はこの件に関してコメントを拒否している。米IBM、米Dell、米Virtual Bridgesなどの各社もここに来てDaaSサービスを次々と打ち出している。
そして2年前からISアーキテクチャー部に所属し、Center of Excellence(CoE)の位置付けで働いている。このチームは、主にさまざまなプロジェクトに対する技術支援や情報ナレッジの提供を行うことで、プロジェクトの開発品質を高めるのを目的としている。マネジャーを含めて7人のプロパー社員がおり、それぞれが別々のベンダー製品を見ているという。吉田さんはOracleとRed Hatを担当している。
最近かかわったプロジェクトの1つが、ESB(エンタープライズ・サービス・バス)の老朽化更新のため、ミドルウェア製品「JBoss SOA Platform」を活用してリプレースを行ったというプロジェクトである。「日産自動車ではオープンソースを積極的に使おうとする動きはあるものの、社内にナレッジがないため、設計チェックをしたり、対応方法をパートナーなどとともに検討したりしました」と吉田さんは振り返る。
さまざまな技術を自社内で開発するメリットはさまざまなものがあると思うが、GEの研究開発では、基本的に「No Reinventing the Wheel(車輪の再発明をするな)」ということが強く言われている。既に広く使われている技術に新たにリソースを掛けて、あまり変わりがないような再発明を行ったとしても顧客にとっては価値はない。顧客に価値を提供するのにいかに効果的な手法を選択して目的を達成するかということが問われている。顧客への価値提供を中心に考えた場合、「自社内の技術か、他社の技術か」というのは大した違いはないという考え方だ。