例えば、「Forbes」は長者番付などの特集を組むことでよく知られている雑誌である。しかし、12月2日に発行されたForbesの表紙には、社会起業家を支援するスコール財団の設立や、パレスチナでマハトマ・ガンディーの非暴力平和抵抗精神を広める非営利コミュニティ「Gandhi Project」への出資などを行っているジェフ・スコール(Jeff Skoll)氏の写真が掲載されている。また、米国最大の英文ビジネス誌として知られる「FORTUNE」の12月号には、電気自動車会社「Tesla Motors」のCEO イーロン・マスク(Elon Musk)氏が、Businessperson of The Year 2013年として表紙に選ばれている。マスク氏は、インターネット決済サービス「PayPal」の基礎を作り、2002年に約15億ドルで売却。同年6月に再利用可能ロケットの実用化を実現するために「SpaceX」という会社を立ち上げた社会変革者だ。
その一例として平井氏は「Life Space UX」という4K対応の小型プロジェクターを紹介した。この製品は、家庭内のどこにでも設置できる147インチのプロジェクター。映画はもちろん、景色を投影することで、家の壁をまるごと窓のようにもできる。さらに、コンサートや海辺の映像などを映し出すことで、リビングや自宅での仕事部屋の環境を自由に変えられる。Life Space UXは2014年の夏に米国で発売される予定だ。
家庭の壁を「窓」にする「Life Space UX」は、ハード、ソフト、コンテンツを融合させた製品だといえる
EdisonはSDメモリーカードサイズのフォームファクタにQuarkプロセッサを内蔵した小型コンピュータであり、アプリケーションやデバイス開発を容易にする仕組みを備えている。通信のためのWi-Fi/Bluetoothも内蔵しており、これと既存のPCを組み合わせた新しい提案を利用者自らに開発してほしいというわけだ。同社は総額130万USドル(日本円換算約1億3621万円)の「Make It Wearableチャレンジ」と呼ぶアプリケーション/デバイス開発コンテストの実施を宣言しており、特にこのEdisonを使った新たなアイデアを広く募集する。Edisonは2014年夏ごろのリリースを予定している。
こうしたIntelのスマートデバイスの中核として利用されるQuarkプロセッサを利用したプラットフォームを推進するため、Quark内蔵でWi-Fi/Bluetooth接続機能を持ちSDフォームファクタを利用した小型コンピュータ「Edison」を発表。今夏中での提供を予定している(写真=左、中央) ウェアラブルデバイス推進のため、Edisonを使った「Make It Wearable」チャレンジという総額130万ドルの賞金コンテストを実施する(写真=右)
LG Electronicsが、webOSに新たな息吹をもたらすかもしれない。webOSは、現在HPの一部門である旧Palmが開発したモバイル向けOSだ。HPは2010年にPalmを12億米ドルで買収したあと、webOSを搭載したスマートフォン/タブレット端末の開発プロジェクトを進めていたが、経営面での問題からわずか1年でプロジェクトを中断し、webOSの事業を切り離している。その後、2013年3月にLGがwebOS関連の資産を買収した。
CES 2014のシャープのブースは、6日のプレスカンファレンスで発表された「Quattron+」など、液晶テレビを中心にした展示が行われている。昨年のCES 2013のプレスカンファレンスではIGZO液晶を大々的にフィーチャーし、ブースでもAQUOS PHONEやAQUOS PADが展示されていたが、今年、展示されているモバイル関連製品はIGZO液晶のみだ。
Smart Experienceはまだ開発中で、説明会で示したアプリの画面や挙動も仮想動画の段階にある。そのため、「Core」のサイズや重さ、バッテリー駆動時間や取得するライフデータの種類など、詳細は2月末にスペインはバルセロナで行う予定のMobile World Congressで明らかにすると予告した。
「Xperia Z1s」は、2013年9月のIFAにあわせて発表し、日本ではすでに販売を行っている「Xperia Z1」の北米T-Mobile版だ。搭載するモバイルプロセッサーや、有効約2070万画素のCMOSセンサーを搭載したメインカメラ、そのCMOSセンサーに1/2.3型の「Exmor RS for mobile」を採用し、ソニーのデジタルカメラと同じ「Gレンズ」を組み合わせたほか、ソニー独自の画像処理エンジン「BIONZ for mobile」を導入するなど、ハードウェア構成とソフトウェアの機能はほぼ同等と考えていい。ただし、イヤフォンコネクタとMicro USBの位置がXperia Z1とわずかに異なっている。
2014 International CES開催前日に行われたプレスカンファレンスには、LGエレクトロニクスアメリカのウィリアム・チョウ社長が登壇し、同社が掲げる「It's All Possible」というキーワードを改めて大きくアピールした。「LGの製品があれば、あらゆることが可能になる」という意味が込められたこのメッセージを打ち出して、2014年も各製品の販売シェアを高めていきたいとした。自社製品の機能や使い勝手を引き上げていくだけではなく、2014年は積極的に他社とのコラボレーションも進めていく意向も示した。
LGエレクトロニクスアメリカのチョウ社長(写真=左)。「It's All Possible」のキーワードを訴えていく(写真=右)
今回の「2014 International CES」では初日のオープニングキーノートに平井一夫社長兼CEOが登壇するなど、何かと話題の多いソニー。展示会場にもさまざまなコンセプトモデルがあり、数あるCESの展示でも最も面白いブースだと思う。
その興味深いソニーブースの中でも目玉になっているのが、「Life Space UX」と書かれたショウルームスペースだ。既報の超短焦点4Kプロジェクターを含め、ソニーは「空間を活用した新たな映像体験の提案」を「Life Space UX」と称しており、リビングルームを模した空間には随所にプロジェクターやディスプレイが埋め込まれている。ちなみに、開幕直前に現地で行われたプレス発表会では部屋の存在そのものに全く触れられなかった、ある意味で“ソニーの隠し玉”的な展示といえる。
平井 シスコは、2012年から「Internet of Everything(IoE)」の概念を提唱しています。昨年はIoEが立ち上がり、社会に浸透していくという動きが現実のものになりました。似た表現に「Internet of Things」というものもありますが、IoEとはモノだけではなく、既にインターネットに接続されている人やデータ、プロセスなどあらゆるものが融合し、価値を生み出していくという考え方です。
一方、苦戦という点ではシスコ社内の「Chairman's Choices Award Top Country」の受賞を逃したことですね。この賞は目覚ましい業績や優れたチームワークの現地法人に贈られるもので、日本は2年連続で受賞していました。2013年は3年連続の受賞を目指しましたが、成長著しいインドに贈られました。