Wall Street Journalは、Topsyのソーシャルメディア分析技術がiTunesユーザーへの音楽や映像などのリコメンドに役立つだろうというアナリストの見方を紹介している。またTwitterでリアルタイムに投稿されるさまざまな意見をサービス改善に活用したり、音声認識エージェント「Siri」の検索能力を強化するといった使い道もありうると推測している。
キヤノンは12月3日、ミラーレスカメラの新製品「EOS M2」を12月中旬より販売開始すると発表した。ボディのみ、標準ズームレンズ「EF-M18-55mm F3.5-5.6 IS STM」とのレンズキット、加えて「EF-M22mm F2 STM」を組み合わせたダブルレンズキット、広角ズーム「EF-M11-22mm F4-5.6 IS STM」も組み合わせたトリプルレンズキットが用意され、いずれも価格はオープン。
「そんな、モバイル向けにはもっと軽いものじゃなきゃ」というかもしれないが、dynabook KIRA V832は15インチMacBook Pro Retinaが搭載する液晶ディスプレイと画素ピッチがほぼ同じだ(厳密にはKIRA V832が約221ppiと1ppiだけ高精細)。dynabook KIRA V832にMacTypeをインストールすると、さらに美しい文字で原稿を書けるため、コレが癖になってやめられなかったのである。そのためなら、多少大きなバッテリーを搭載することで重くなっても文句は言わない、というぐらいに。
とはいえ、発売当初のdynabook KIRA V832には弱点が3つあった。1つは縦方向のキーピッチがやや詰まったキーボード(これはビジネスモバイルPCで採用例が多いパナソニックの「Let's note」シリーズなども同じなので、本機だけの問題ではない)、もう1つは最新の第4世代Coreプロセッサー(開発コード名:Haswell)ではないこと。最後にプリインストールOSがWindows 8で発売されたことだ。
Windows 8は、dynabook KIRA V832が搭載したような高画素ピッチのディスプレイに対応し切れておらず、標準でインストールされるマイクロソフト謹製のアプリケーションですら、適切なサイズで文字を表示できなかった。Windows 8.1では、この点がかなり改善されている。
まだ未発売の最新モデルである「dynabook KIRA V834」は、Windows 8.1をプリインストールしたことに加えて、CPUが第4世代Coreに進化し、HDMI出力が4Kに対応、高精細液晶パネルの継続によりバッテリーの面では不利にもかかわらず、駆動時間が約9.5時間から約14時間へと延びた。ということで、前モデルを使ってきた筆者も、最新モデルのdynabook KIRA V834はオススメだ。
しかし、Windows 8.1の特徴を生かしたモバイル系のノートPCという意味で、いま1番注目しているのはソニーの「VAIO Fit 13A」だ。上記のようにWindows 8.1はクラムシェル型のノートPCが使いやすくなったが、一方でタッチパネルに関しても使いたいときには使いたいもの。VAIO Fit 13Aのよさは、従来のユーザーが普通のノートPCとして使えるスタンダードな使い勝手を提供したうえで、タブレットとしての使いやすさも兼ね備えているからだ。
ソニーの「VAIO Tap 13A」。一見、普通のクラムシェル型ノートだが、天面に走る1本線を軸に、液晶ディスプレイをぐるりと180度回転できる
こうしたコンバーチブル型の筐体は、ノートPCとして使うとき、あるいはタブレットとして使うとき、いずれかに何らかのエクスキューズがあったり、あるいは重量面で大きなペナルティがあるものだが、VAIO Fit 13Aにはそうした問題が少ない。また、タッチパネルだけでなく、筆圧対応のペン入力が行える点も見逃せない。
VAIO Tap 13Aの変形機構。天板が2つに折れ曲がって、液晶ディスプレイ部だけが180度回転する(写真=左)。画面を反転させると、対面する相手に表示を見せたり、映像コンテンツを視聴したりするのに適した「ビューモード」に切り替わる(写真=中央)。ビューモードの状態で画面を倒せば、タブレットのようなスタイルでタッチ操作や写真撮影、ペン入力が行える「タブレットモード」に切り替わる(写真=右)
こうした現状を踏まえ、トレンドマイクロはクラウド型アプリ評価技術「Trend Micro Mobile App Reputation」をAndroid向けの「ウイルスバスター モバイル for Android」に採用している。クラウドで大量のアプリ検証を自動的に実施するほか、アプリを実際に動作させてチェックしたり、誘導先のサイトの危険度も数値化するなど、多角的に不正アプリの検出を行う。国内だけでなく全世界のマーケットからサンプルを収集するため、人気ゲームに便乗した不正アプリを見抜くことも可能だという。
もちろん、使用した機材はβ機であり、組み合わせたレンズは標準ズームの「EF-M18-55mm F3.5-5.6 IS STM」のみ、試用時間もそう長くはないという注釈をつけねばならないが、少なくとも「AFが遅い」とストレスを感じる局面には出会わなかった。なお、「約2.3倍」となるのはレンズに「EF-M18-55mm F3.5-5.6 IS STM」、AF方式に「ライブ多点」を選択した際とのことだが、レンズにEF-M18-55mm F3.5-5.6 IS STMを装着したまま、AF方式に「顔認識+追尾優先」「ライブ1点」を選択しても大きな速度低下を感じることはなかった。
米Amazon Web Services(以下、Amazon)は2013年11月中旬、クラウドサービス群「Amazon Web Services」(AWS)の新サービスと既存サービス強化を多数発表した。だが、AmazonがAWSの拡充を進めれば進めるほど、より多くのIT担当者が有力なライバルを探すようになっている。市場における選択肢を確保するためだ。
Amazonは現在、シンプルなIaaS(Infrastructure as a Service)にとどまらないさまざまなクラウドサービスを投入し、AWSのラインアップの拡大を続けている。同社が2013年11月中旬に米ラスベガスで開催したカンファレンス「AWS re:Invent」の参加者は、数多く発表されたAWSの新展開に強い関心を示した。だが、その一方で、今後、AWSと競合サービスとのギャップが広がり、自社がベンダーロックインに陥る可能性も認識していた。
前回のET2012では、インテルやマイクロソフトが中心となり「インテリジェントシステム」というキーワードを訴求していた(関連記事:「インテリジェントシステム」のさまざまな“カタチ”をアピールする、インテルとマイクロソフト)。今回のET2013でもこの言葉は聞かれるものの、(データを送るハードウェアという意味での)インテリジェントシステムやIoT(Internet of Things)それ自体よりも、クラウドと組み合わせたシステムやサービスなど、より具体的なアプリケーションに近い展示が見られた。その多くは、企業側からの提案であるが、実際に運用されているシステムも幾つかあった。それでは順に紹介していこう。
富士通ソフトウェアテクノロジーズは、「Windows Embedded Compact BSP for Zynq-7000」(Windows Embedded Compact 2013ベース)とARMプロセッサコアとFPGAを混載するザイリンクスのSoC「Zynq」環境を用い、画像処理はFPGA側に任せ、OSの立ち上げや圧縮画像のネットワーク配信をARMコア側で行わせるデモを披露した。CPUにやらせるには負荷が大きい画像のキャプチャー/圧縮と、ネットワークによる配信を並行動作させられることがポイント。実際の応用例としては、得られた情報をそのままネットワークに流さず、FPGAに演算/解析させたり、暗号化処理をさせたりすることを想定している。
富士通ソフトウェアテクノロジーズのデモ。産業機器、デジタルサイネージなどでの利用を想定している
NECが参考出品していた「Windows XP 延命ソリューション」。Windows XPベースの組み込みOS「Windows Embedded Standard 2009」が、来春にサポート期間が終了するWindows XPよりもサポート期間が長いことを利用し、「Windows Embedded 8.1 Industry Enterprise」のゲストOSとして、Windows Embedded Standard 2009を動かすというもの。既存アプリ資産の最新Windows環境への移行が完了したら、Windows Embedded 8.1 Industry Enterpriseをそのまま「Windows 8.1」として使用するというソリューションだ。2014年2月に提供予定とのこと
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