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操作はより簡単に、スマホ連携も強化――「Adobe Photoshop Elements 12」「Adobe Premiere Elements 12」

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写真や動画の編集をより分かりやすく、直感的に

 アドビシステムズは9月24日、写真編集ソフト「Adobe Photoshop Elements 12」および動画編集ソフト「Adobe Premiere Elements 12」の日本語版を発表し、ダウンロード版の販売を開始した。2本のソフトをセットにした「Adobe Photoshop Elements 12 & Adobe Premiere Elements 12」も用意、パッケージ版は2013年10月11日に発売する。

 通常版の価格は、Photoshop Elements 12とPremiere Elements 12がそれぞれ1万4490円(税込み、以下同)、Photoshop Elements 12 & Premiere Elements 12は2万790円。乗換え・アップグレード版や学生・教職員個人版も販売される。

photophotoAdobe Photoshop Elements 12と(写真=左)、およびAdobe Premiere Elements 12(写真=右)のパッケージ。ロゴの製品名がすべて小文字になった
photoPhotoshop Elements 12はクイックモードでフレームやテクスチャなども付加できるようになった

 新バージョンは写真のデータ共有機能に注力しつつ、写真/動画編集を手軽に行える機能をより充実させたのがトピックだ。写真と動画を管理する「Elements Organizer」はiOS向けアプリAdobe Revelとの連携を強化した。iPhoneやiPadで撮影した写真をアプリを通じて自動で取り込むほか、Elements Organizerに取り込んだ写真をスマートデバイスに自動で共有できる。

 Photoshop Elements 12はクイックモードの機能を拡充し、光/色調整のほかにテクスチャ、フレームといったさまざまな効果を加えられるようになった。ガイドモードにも写真をパズル調にするパズル効果やズーム連写効果などを追加。このほか、ペットの赤目補正機能やコンテンツに応じた移動機能を実装し、角度補正ツールにおいて、イメージの回転で生じた余白を自動で補完するなど細かなブラッシュアップが施された。

photophotoパズル効果(写真=左)とズーム連写効果(写真=右)
photophotoエキスパートモードでは「コンテンツに応じた移動」機能も実装された。使用前(写真=左)と使用後(写真=右)

 Premiere Elements 12ではマニュアルで編集を行うガイドモードを新たに用意。フレームの切り取りや演出効果の付加をチュートリアルに沿って簡単に行えるようになった。4種類のフィルム風エフェクトを実装したほか、50種類以上の楽曲と250種類以上の効果音も追加した。

photophotoガイドモードを実装し、多数のチュートリアルを用意した(写真=左)。新たに4種類のフィルム風エフェクトも追加している(写真=右)

 対応OSはWindows版がWindows 8/7/Vista(SP2)/XP(SP3)、Mac版がMac OS X 10.7から10.8(64ビット対応必須)となっている。エディションごとの価格は以下の通りだ。

新製品の価格(Windows版/Mac OS版)
ラインアップ通常版乗換え・アップグレード版学生・教職員個人版
Photoshop Elements 121万4490円1万290円
Premiere Elements 121万4490円1万290円
Photoshop Elements 12 & Premiere Elements 122万790円1万5540円1万290円

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ゲーマーに福音となるか? 「DTS Headphone:X」の新技術を体験

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 DTSは、千葉・幕張メッセで開催中の「東京ゲームショウ2013」に合わせ、「DTS Headphone:X」の新しい技術を公開した。DTS Headphone:Xは、ごく普通のヘッドフォンで最大11.1chのサラウンド音響を実現する技術(→関連記事)。しかも今回は、事前に専用の音声処理を行わず、サラウンド音声を「リアルタイムにHeadphone:X化する」(同社)というものだ。

ts_dtsx01.jpgts_dtsx02.jpgDTSは展示会場にブースを構えたわけではなく、商談用のプライベートスペースにゲームデベロッパーを招いてのクローズドなデモンストレーションを行っていた。今回話をうかがったdts japanのマーケティング・マネージャー、伊藤哲志氏(左)とフィールド・アプリケーション・エンジニアの今田泰似氏(右)

 デモンストレーションではまず、dtsのサラウンドチェックディスクを再生し、ゼンハイザーのヘッドフォン「HD 238」で聴いた。これはつまり、普通のBlu-ray Discに含まれるマルチチャンネル音声を普通のステレオヘッドフォンで聴くという状態だ。通常はステレオにダウンミックスされてしまうが、まるで実際に7.1chスピーカーがあるかのような、音の出所が明確なサラウンドを体験できた。

 通常、ヘッドフォンで聴くと音像は頭の中で定位するものだが、Headphone:Xの場合は実際の音源(ヘッドフォンのドライバー)よりも外側、それもかなり遠い場所に定位したように聞こえる点がミソだ。例えばリアスピーカーの音もしっかりと耳の後方から、ちゃんと距離を持って聞こえてくる。これにより、従来のバーチャルサラウンドヘッドフォンとは一線を画す臨場感が楽しめる。

 もっとも、今までのデモは、事前に専用のエンコード作業を行ったソフトをHeadphone:X対応機器で再生する必要があった。対して今回のデモでは、ベースがサラウンド音声であればリアルタイムにHeadphone:X化できる。再生機器さえ対応していれば良いことになり、導入のハードルは一気に下がるだろう。

ts_dtsx03.jpgts_dtsx04.jpgデモシステム。プレイステーション3から出力されたマルチチャンネル音声を一度アナログ変換し、IEEE 1394経由でPCに取り込む。奥にあるPCで“Headphone:X化”の処理を行い、その音声を分配器を介してヘッドフォンで聴く

 同社では、「まだ技術的には見本市レベル」と話しているが、一方で「要するパワーは200MIPS程度」のため、将来的には家庭用ゲーム機はもちろん、ポータブル機でも活用できそう。「現状、モバイル用途を考えるとマルチチャンネルソース自体が少ない(=リアルタイム処置では対応できない)。プレエンコードを施したコンテンツがサービス事業者に採用されることが先になるだろう」。

「KILLZONE 3」をプレイ

 実際に市販のプレイステーション3用ゲーム「KILLZONE 3」をプレイしてみる。すると、さまざまな音——例えば通路に流れるアナウンスや飛び交う銃弾の音が高い臨場感を持って迫ってきた。

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音楽再生アプリとしての使い勝手は?――iOS向け「LISMO」を使ってみた

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 iPhoneには、標準の音楽再生アプリとして「ミュージック」がプリインストールされている。また、サードパーティ製のアプリもさまざまだ。そんな中、KDDIが9月5日にiOS向け音楽再生アプリ「LISMO」の配信を開始した。auユーザーにはおなじみのLISMOだが、iOS向けアプリとしての使い勝手はどうなのだろうか。実際に試してみた。

 同アプリの対象機種はiOS 5.0以上を搭載するiPhone/iPod touch/iPad/iPad miniで、au以外のiPhoneでも利用できる。今回のレビューでは、iOS 6搭載のau版iPhone 5を使用した。

auケータイからiPhoneへの音楽データ移行が可能に

 iOS版LISMOアプリの特徴の1つは、クラウド利用によるマルチデバイス化に対応したことだ。auケータイやAndroidスマートフォンのLISMOで購入した楽曲(着うたフル)を、au IDを使ってiPhoneへ再ダウンロードできる。ただし、再ダウンロードをするときに電波環境が良好な状態でないと、エラーが起こり途中でダウンロードは中止される。ダウンロード時の電波環境には注意しよう。3G通信は時間がかかるため、KDDIではLTE通信かWi-Fi接続での利用を推奨している。

photophotophotoiOS版LISMOアプリを使うと、auケータイのLISMOで購入した楽曲の再ダウンロードができる

 フィーチャーフォンで購入した楽曲の再ダウンロードは、2005年11月以降にレコチョクサイトで購入した楽曲が対象で、ダウンロードは2端末まで有効だ。楽曲を再ダウンロードするたびに、ダウンロード対象の2端末として認識していいかの許可を求められる仕様になっている。また、iPhone向けのLISMO Storeで購入した楽曲は10端末まで再ダウンロードが可能。すでに提供されているAndroid版のLISMOが同じようにマルチデバイスに対応するのは、10月以降の予定だ。

photophoto1曲ごとにダウンロード対象の2端末として認識していいかの許可を求められる(写真=左)。画面左上にある「全てダウンロード」ボタンをタップすると、一括でダウンロードできる(写真=右)

 また、再ダウンロード時の音質は「着うたフルプラス」と同等の320kbpsになる(着うたフルは48 kbps)。iTunesやミュージックアプリ同様、曲のサイズなど詳細情報は確認できないが、実際に視聴することで、その音質の高さを実感できる。

検索機能はないが、ボタン1つで「お気に入り」リストを作れる

 KDDIのアプリ開発担当者によると、iOS向けLISMOアプリのUI(ユーザーインタフェース)は、「iPhoneのミュージックアプリを意識して作った」という。画面下のバーに表示される「全曲」「アーティスト」「アルバム」「プレイリスト」「その他」など、ミュージックアプリを使っていたユーザーにはなじみのあるカテゴリをLISMO独自の並びで配置した。特に使用方法を読まなくても、直感的に操作できるはずだ。

photophoto画面下のバーには「全曲」「アーティスト」「アルバム」「プレイリスト」「その他」など、「ミュージック」アプリでなじみのあるものが並ぶ

 LISMOでは、iTunesでダウンロードしたり、PCからiPhoneに取り込んだ楽曲も混在して表示される。ヘビーユーザーなら楽曲の数は膨大になっていくだろうが、ミュージックアプリのような検索機能はLISMOにはない。基本的には画面右のスクロールバーを上下させて曲を探すことになるが、プレイリストを細かく分けておけばストレスは減りそうだ。シャッフル機能を備えているため、ランダムに再生することもできる。再生中に「お気に入り」ボタンをタップすると、プレイリストのお気に入りカテゴリに登録することも可能だ。「あまりカテゴリ分けにこだわりがなく、プレイリストを作るのも面倒」という人に便利だろう。お気に入りできる楽曲数に制限はない。

photo楽曲を再生すると、画面中央右に「お気に入り」ボタンが表示される

 バックグラウンドで楽曲を再生し、iPhoneのホーム画面下部のメニューで操作できる「ミニプレイヤー」機能も備えた。ミニプレイヤーはLISMOアプリ起動中にホーム画面上で端末のホームボタンを2回押し、画面下部のバーを右にフリックすると現れる。バックグラウンド再生中の楽曲のスキップや一時停止のみ操作でき、早送りや巻き戻しはできない。移動中などはミニプレイヤーを使って最低限の操作が可能だ。また、音楽再生中にiPhoneをロック画面にすると、楽曲のジャケット写真が表示される。

photophoto楽曲再生中にホーム画面に戻り、ホームボタンを2回押して画面下部のバーを右にフリックすると、「ミニプレイヤー」機能が使える(写真=左)。視聴中に画面をロックすると、ジャケット写真がロック画面中央に表示される(写真=右)

「この曲イイネ!」を視聴中にSNSでシェアできる

 「自分のお気に入りの楽曲を友達にも知ってほしい」「良いなと思った曲を、すぐに誰かに知らせたい」と思うことも多いだろう。そんなニーズに応えるのが、iOS用LISMOアプリに搭載されたSNSのシェア機能だ。楽曲再生中、画面中央に表示されるTwitterとFacebookのアイコンをそれぞれタップすると、SNSへの投稿がワンタッチで可能だ。例えばTwitterの場合は、アーティスト名、曲名やハッシュタグのほか、楽曲購入ページのURLが投稿される。auユーザーの友達なら、すぐに楽曲を試聴でき、気に入ればその場で購入することもできる。

photophotoTwitter、FacebookなどのSNSで視聴中の楽曲をシェアできる(写真=左)。曲名、アーティスト名のほか、LISMO Storeの楽曲購入ページのリンクも投稿される(写真=右)
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Appleは「難局を乗り切りつつある」? 新iPhoneは3日で900万台、業績見通しの上方修正も

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REUTERS

 米Appleの新型iPhoneの発売では今回初めて世界同時発売に中国が加わったが、Appleはその販売台数が発売から3日間で900万台を超えたことを明らかにするとともに、業績見通しを上方修正した。

 Appleは9月23日、2013会計年度第4四半期(7〜9月期)の売上高について、これまでの予想である「340〜370億ドル」の上限近くになるとの見方を示した。これを受けて、Apple株は5%値を上げ、490ドル64セントで取引を終えた。

 Appleはハイエンド機種「iPhone 5s」と価格が低めでカラーバリエーションが豊富な「iPhone 5c」の販売を20日に開始した。Appleが四半期途中に業績見通しを修正するのはまれなことだ。だがティム・クック氏がCEOに就任して以来、世界最大のIT企業であるAppleは目に見えてウォール街への配慮を強めている。

 記録的な販売台数と業績見通しの上方修正により、「Appleの最新端末には根強い需要がある」との期待は確固たるものとなった。近年は低価格な端末を好むユーザーが増え、サイズが大きめのスマートフォンが人気を集める中、韓国Samsung Electronicsなどが開発するGoogleのAndroid OS搭載スマートフォンがAppleの市場シェアを着実に侵食している。

 批判的な向きからは、新興市場での繰延べ需要を取り込むにはiPhone 5cの価格は高過ぎるとの指摘もあった。

 「Appleは魔法の力を失ったとの指摘もある。だが顧客から伝わってくるのは、それとは全く異なる感想だ。そうした声は数字と同じくらい重要だ」とHudson Square Researchのアナリスト、ダニエル・アーンスト氏は指摘する。

 1年前に発売された「iPhone 5」は最初の週末で販売台数が500万台を突破したが、新型iPhoneの販売台数はそのほぼ2倍であり、アナリストによる約600万台という予想も大きく上回った。

 ただし、Appleの最新iPhoneの販売台数はこれまでと単純に比較できるものではない。今回Appleは重要な市場である中国も含め、世界11カ国で2つの機種を同時発売したが、iPhone 5が同時発売されたのは世界の9カ国においてだった。

 もう1つ特筆すべきは、Appleが今回、日本最大手の携帯キャリアであるNTTドコモが取扱いに加わった点だ。

 新型iPhoneは、中国のほか、香港、シンガポール、米国、オーストラリア、日本、英国、カナダ、ドイツ、フランス、プエルトリコの計11カ国で同時発売された。これまでAppleは、中国では世界同時発売より数カ月遅れで新機種を発売してきた。

 「投資家にとって1つ重要な注意点がある。今回の新型iPhoneは季節的な変動が大きくなりそうだ。NTTドコモが加わったことや、特に中国での発売が早くなったことによる影響があるからだ」とBernstein Researchのトニー・サッコナギ氏は指摘する。同氏はAppleの投資判断を「アウトパフォーム(強気)」としている。

 「7〜9月期と10〜12月期は上振れとなる可能性が高いが、1〜3月期にはiPhoneの販売台数はこれまでにない勢いで急減するかもしれず、下振れのリスクが懸念される」と同氏は続ける。

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copyright (c) 2013 Thomson Reuters. All rights reserved.

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「色をきちっと合わせられるディスプレイを」――NECディスプレイソリューションズがプロ向けカラマネディスプレイの新機種を投入

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og_nec_001.jpgハイグレードモデルの「MultiSync PA」シリーズに新機種3モデルが登場

 NECディスプレイソリューションズは9月24日、Adobe RGB相当の広色域に対応するプロフェッショナル向け液晶ディスプレイ「MultiSync PA」シリーズとして、24.1型ワイドの「LCD-PA242W/LCD-PA242W-BK」、27型ワイドの「LCD-PA282W/LCD-PA282W-BK」、29.8型ワイドの「LCD-PA302W/LCD-PA302W」を発表、10月25日より出荷する。価格はすべてオープンで、実売想定価格は順に12万円前後、15万円前後、25万円前後。

 PAシリーズは、印刷や写真、DTP、映像、設計など、高度なカラーマネジメントを求められるグラフィックス分野への用途を想定したハイグレードモデル。広色域化が難しいとされる白色LEDではなく、独自のGB-R LEDバックライトシステムを採用することでAdobe RGB相当の色域を実現したという。

 また、輝度・色をフィードバックする光学センサーを内蔵し、自動でキャリブレーション(工場出荷時の設定データベースへの補正を秒単位で実行する)を行う「セルフカラーコレクション」機能により、外部カラーセンサーを用いたキャリブレーションの手間を省いたほか、ブルー/グリーン2系統の独立カラー制御と、フリッカーを抑止する20kHz以上の高速駆動に対応したコンバーターも備えた。

 これらのハードウェア技術により、CCFLバックライト採用機種に比べて、推定輝度維持時間4万1000時間の長寿命、低発熱、長く使っても黒が浮かない高コントラスト維持を実現した。なお、29.8型のLCD-PA302Wは従来モデル(LCD-PA302W)に比べてボディが大きく薄型化されている。

og_nec_002.jpgog_nec_003.jpgGB-R LEDバックライトシステムを採用し、広色域を実現しながら消費電力を削減。発熱も低下し、30型モデルは薄型化している

 もう1つの注目ポイントは同社が「アンチ・スパークリング・フィルム」と呼ぶアンチグレア処理の変更だ。「NECディスプレイソリューションズの液晶はこれまで表面がギラついているという指摘がユーザーから寄せられていたが、アンチ・スパークリング・フィルムでこれを払拭できる」と同社は説明する。

 具体的には、表面反射を抑えるための粒子の径を小型化するとともに、サイズを不均一にすることで、拡散光の影響によるレンズ効果を抑えたという。実際に展示されていた新旧機種を見比べると一目瞭然(りょうぜん)で、LCD-PA302Wは表面のギラつきをほとんど感じなかった。ただしその一方で、外光の映り込みは旧機種よりもやや強い印象を受けた。

 このほか、ディスプレイ設定を管理する独自アプリケーション「MultiProfiler」の機能が強化され、手動で設定したディスプレイ情報のエクスポート/エクスポートが可能になり、複数台のディスプレイを設置する際の作業を短縮できるようなった。

og_nec_004.jpgog_nec_005.jpgギラつきを抑止するために「アンチ・スパークリング・フィルム」を採用(写真=左)。カラーセンサーの内蔵により、自動キャリブレーションを実現した(写真=右)

og_nec_006.jpgog_nec_007.jpg手前が新機種、奥が旧機種。画面の白い部分に目を近づけると、表面のギラつきの低減がすぐに分かる(写真=左)。手前が旧機種、奥が新機種。LEDバックライトの採用で発熱も低減し、30型モデルはボディが薄型化している(写真=右)

 LCD-PA302Wは画面サイズが24.1型ワイド(1920×1200ドット)で、視野角が左右/上下178度、輝度340カンデラ平方メートル、コントラスト比1000:1、応答速度は8ミリ秒(G to G)。映像入力は、DisplayPort(HDCP対応)、DVI-D(HDCP対応)、アナログRGB、HDMI(HDCP対応)の4系統を備える。

 LCD-PA282Wは、画面サイズが27型ワイド(2560×1440ドット)、視野角が左右/上下178度、輝度340カンデラ平方メートル、コントラスト比1000:1、応答速度は7ミリ秒(G to G)。映像入力はDisplayPort(HDCP対応)、mini DisplayPort(HDCP対応)、デュアルリンクDVI-D(HDCP対応)、HDMI(HDCP対応)。LCD-PA302Wは、29.8型ワイド(2560×1600ドット)、視野角が左右/上下178度、輝度340カンデラ平方メートル、コントラスト比1000:1、応答速度は7ミリ秒(G to G)で映像入力端子はLCD-PA282Wと同じ構成になる。

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個人もターゲットに! 月額1万5000円でレンタルできる3D CAD、日本で10月から

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 シーメンスPLMソフトウェアは、ミッドレンジ3次元CAD「Solid Edge」の日本向けレンタル版「Solid Edge Monthly Subscription」を発表した。提供開始は、2013年10月1日。なお英米国向けには2013年8月から提供開始している。

 Solid Edgeのレンタル版としては従来「Solid Edge DesignPad」を提供してきた。今回、その内容を大幅刷新し、名称も改めた。中堅・中小企業や個人をターゲットとする。

 この製品は、1カ月単位で契約したり解除したりが自由に可能だ。使用開始後1カ月が経過する1週間前に自動送信される、継続の可否を尋ねる電子メールに従って意志表示する形だ。支払いはクレジットカードのオンライン決済のみ(毎月自動決済)。シーメンスPLMソフトウェアのWebサイトから申し込みでき、そこからソフトウェアのダウンロードも可能だ。Solid Edgeのバージョンがアップした場合は、契約中であれば新しいソフトウェアが無償でダウンロード可能だ。

 レンタルの月額は4プランあり、以下の通り。名称に対応する機能は、通常の製品版と同じ。下記の額には、保守・サポートも含まれている。

  • Solid Edge Design and Drafting:モデリング(一部の機能不可)、アセンブリ、図面作成:1万5000円(月額) * Solid Edge DesignPad相当の機能
  • Solid Edge Foundation:モデリング(全て)、アセンブリ、図面作成、シートメタル:3万円(月額)
  • Solid Edge Classic:Foundationの機能+部品単体の強度解析、レンダリング:4万円(月額)
  • Solid Edge Premium:Classicの機能+NX Nastran、ワイヤーハーネス機能のフルパッケージ:6万円(月額)

 試用についてはPremiumのみ。試用・購入ともに既に申し込みが可能だ。

yk_serent_00.jpg申し込み画面。試用版のリンクも下にある。

 Solid Edge DesignPadで提供されてきた、無償のオンラインチュートリアルやトレーニングも引き続き提供する。その内容もアップグレードしているという。

 今後は、3次元CADソフトウェアのクラウド版(Webブラウザでの利用)も計画している。その時期は、「世の中のハードウェアやソフトウェア、ネットワークの技術の進化次第」だという。少なくとも現時点の技術では「設計業務で快適に使用するには厳しい」と判断しているとのことだ。

yk_serent_01.jpgSolid Edgeにおけるクラウド化の計画

日本法人がテレマーケティングで事前調査

 日本法人のシーメンスインダストリーソフトウェアは、2012年末から3次元CADのレンタル版について、日本の中堅・中小企業を対象にテレマーケティングを実施。調査した半数以上が「月額レンタルに興味あり」との回答。初期投資コストの低減や、繁忙期に合わせてランセンス数を調整したいなどのニーズがあったという。

 また、法人でも約3割がクレジットカードでのオンライン決済を利用しているという回答だった。調査で好感触を得て、日本でも一定の需要があると判断し、提供開始に踏み切ったとのことだ。

 この調査は、日本法人が主導で調査を実施し、米国本社サイドにフィードバックされた。

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「とにかく堅牢、信頼できる」──ThinkPadが支える、レーシングチーム「TEAM IMPUL」の裏側

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サーキットの現場で求められること=「堅牢性=信頼性と安心感」

ThinkPad×TEAM IMPULLenovo TEAM IMPULのラボにて

 静岡県御殿場市、富士山の裾野に位置するレーシングチーム「HOSHINO RACING/TEAM IMPUL」(星野一義監督)のラボ内では、2013度のスーパーフォーミュラシリーズに参戦するマシンの整備が行われ、そこにはレノボ・ジャパンのThinkPadシリーズが多数稼働している。

 ご存じの通り現在のレーシングカーはどのようなカテゴリであれ、IT技術とは切り離せずには戦えない。ドライバー、マシン──エンジンの回転やサスペンションの動作、車高、空気圧データまで、マシンの状態は逐次データ化されネットワークやサーバと連携、その膨大なデータを検証・検討し、頂点を狙うためのレースカーを刃物を研ぎ澄ますようコンマゼロ数ミリ単位の調整で仕上げていく。「ドライバーの五感から得られるものと取得した実データを比較検証しつつ、ベストなマシンを仕上げる。それにはレノボさんの力が必要。表彰台の中央を目指して戦うための重要なパートナー」(星野監督)。

 レノボ・ジャパンはTEAM IMPULに、軽量Windowsタブレット「ThinkPad Tablet 2」、12.5型モバイルノート「ThinkPad X230」、着脱・変形スタイルのUltrabook「hinkPad Helix」、ハイパワー15.6型ノート「ThinkPad T530」のPCと、23型ワイド液晶ディスプレイ「ThinkVision L2321x」を中心にIT機器や技術を提供し、全日本選手権スーパーフォーミュラシリーズに挑んでいる。


TEAM IMPULの星野監督と松田選手スーパーフォーミュラマシン「IMPUL SF-13」のコクピットとステアリングホイールTEAM IMPULの星野一義監督とドライバーの松田次生選手(写真=左) 多数の情報が表示されるスーパーフォーミュラマシン「IMPUL SF-13」のステアリングホイール。ドライバーが必要な情報を即座に、効率的に表示する仕組みだ(写真=右)
photo地面に写っている赤い2点が分かるだろうか。レーザー光を照射し、走行時の車高を測定している

 優れたIT技術は、チームスタッフはもちろんドライバーにも大きな武器となる。TEAM IMPULの国内トップクラスのドライバー松田次生選手も、ステアリングホイールを示しながら、エンジンの回転数や水温、気温やラップタイムが表示される機能を紹介してくれた。「一般の自家用車と違い、エアコンもなければオーディオもありません。かなり過酷な中で戦っています。唯一よいのは最近のマシンはパワステが付いたことでしょうか(笑)。スタッフはもちろん、ドライバーもIT技術を使いこなし、それを信頼して活用することで“速さ”を追求しています」(松田選手)。

 昨今はレースの世界でも燃費の管理が重要だ。燃料消費が少なければ燃料搭載量を減らせる。軽量になるぶんパフォーマンス向上につながる。ステアリングホイールにも燃費を向上させるスイッチが配置され、ホットなバトル中ではない時に使用するという。ドライバーは過酷な環境でライバルと運転技術で競い合いながらも、さまざまな情報をピットと交信し、常に燃料消費量までも計算して運転しているという。

 路面のショックを和らげるダンパーには、どれだけストロークしたかを計測するセンサーが各々に付いており、さらにタイヤグリップ状況も測定している。計測のためのセンサーはシャシー側に30個ほど、エンジンには70個ほど、計100個以上も搭載され、マシンの挙動を逐次ロギングする。「これだけデータが取られていると、ドライバーがうそを言ってもデータを解析すればすぐに分かってしまいます(笑)。それだけ高性能なテレメトリシステムを駆使しています」(松田選手)。


 こうしたデータはピットに帰るとすぐに見られるようになっている。スーパーフォーミュラもF1と同じように本選前の予選などが複数回(Q1〜Q3)まであるが、松田選手はピットに戻る自身の走行状態はもちろん、チームメイトのJ.P.オリベイラ選手のデータなどとも比較し、マシンのセットアップを煮詰める。「データを見ながらQ2、Q3で自分が遅かった部分をさらに改善するという作業をします」(松田選手)。

 「実際には、エンジン関係のデータとギアボックスなどの制御系のデータ、シャシーのデータをそれぞれ大量に取り、総合的に解析します。エンジンとギアボックスのデータは(エンジン供給元である)トヨタさんの方で管理しており、トヨタの担当者がデータの収集とセットアップをしています。チーム側の作業で重要なのはやはりシャシー側ですね。先ほど紹介したダンパーのストロークや車高、タイヤの温度などを管理しながら、よりベストな状態になるようセットアップを煮詰めています」(TEAM IMPULデータ・エンジニアの高久浩一氏)。クルマがピットに戻ってくるたびに端末を接続し、収拾した走行ログデータをダウンロードし、解析作業を行っているとのことだ。

TEAM IMPULデータ・エンジニアの高久浩一氏ログデータは走行後PCと接続してダウンロードするTEAM IMPULデータ・エンジニアの高久浩一氏(写真=左)。走行後、中央部にある端子にPCを接続して走行ログデータをダウンロードする(写真=右)

 収集ログデータより車速、距離、横Gを元にコースの概要を計算して表示してくれるテレメトリソフトウェアもある。「新しいコースでもラリーでも対応してくれます」と高久氏。ログデータはギアポジション、エンジン回転数、車速、別マシンのタイム差、ステアリング、ブレーキの踏力、スロットル開度の7種類の情報が主軸。「こうしたデータで、例えば“あのコーナーではオーバーステアになり、逆ハンドルを切っていた。だからこのように調整しよう“といったことをエンジニアと話しながらセットアップを煮詰めます」(松田選手)。

photophotoピットインごとにデータを収集して解析する。ここでは12.5型モバイル「ThinkPad X230」が活躍。1周ごとのデータ容量は最大60Mバイトほどになるという
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IEのゼロデイ攻撃は少なくとも「日本限定」 ファイア・アイが注意喚起

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 MicrosoftのInternet Explorer(IE)に存在する未解決の脆弱性を悪用したサイバー攻撃が発生した問題について、解析作業を進めているファイア・アイは9月24日、標的が日本に限定されている可能性が高いとの見解を発表した。攻撃の拡大も予想されるとして注意を呼び掛けている。

 この攻撃は8月19日前後に始まったとみられ、ファイア・アイでは同月23日に検知された。改ざんされたWebサイトを閲覧したユーザーのマシンにマルウェアが送り込まれ、IEの脆弱性を突いて感染する。このマルウェアは「img20130823.jpg」という名称で画像ファイルに見せかけているが、実態は実行形式のマルウェアだった。感染に成功すると、攻撃者が設置したとみられる「コマンド&コントロールサーバ」から別のマルウェアを呼び込むという。

fireeye01.jpg攻撃について説明するCTOの三輪氏

 会見した最高技術責任者(CTO)の三輪信雄氏によると、同社が複数のサンプルを解析した結果、このマルウェアとコマンド&コントロールサーバとの通信内容には特有の文字列が含まれること、通信先のコマンド&コントロールサーバの一部が同じであるなどの共通性が確認された。検知報告は同社の日本の企業顧客のみで、「少なくとも攻撃者の標的は日本に限定されている可能性が高い」(同氏)としている。

 なお、複数あるコマンド&コントロールサーバのIPアドレスの1つは、今年2月に米セキュリティ企業Bit9に対する攻撃に使われたものと同じだった。同社は、この時の攻撃者が標的を日本に変更し、IEの脆弱性を使うなど手口も変えて攻撃を実行していると予想する。

 ロシアのkasperskyによれば、この攻撃では日本のニュースサイトが踏み台になったとされ、ファイア・アイへの検知報告も特定の業界の組織に集中しているという。業界関係者が情報収集のために利用しているニュースサイトを改ざんしてマルウェアを拡散させる「水飲み場型」攻撃が行われているもようだ。

 同社ではJPCERT コーディネーションセンターに分析結果などの情報を提供して、コマンド&コントロールサーバの閉鎖を依頼。だが三輪氏によれば、現在もこの攻撃は継続しており、「img20130823.jpg」とは異なるタイプのマルウェアや別のIPアドレスのコマンド&コントロールサーバが次々に出現している。「ウイルス対策ソフトの定義ファイルやシグネチャでは新たな手口を検知できない状況」という。

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東京エレクトロンとApplied Materialsが経営統合

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 半導体製造装置メーカーの東京エレクトロンと米Applied Materialsは9月24日、経営統合することで基本合意したと発表した。新設する持ち株会社の傘下に両社が入る形とする。両社の技術やノウハウ、人材を融合し、「デバイス性能や歩留まり、コスト改善を実現する革新的ソリューションを提供する」としている。

 持ち株会社はオランダに設立。「対等の立場」で経営統合するため第三国を選び、制度面のインフラが整備されている同国に決めたとしている。経営統合の予定日は未定。東京エレクトロンは上場廃止(東証1部)となり、持ち株会社が外国企業として新規上場する見通し。

 統合に当たり、東京エレクトロン株1株に対し持ち株会社株3.25株を、Applied Materials1株に対し持ち株会社株1株を交付する。持ち株会社の取締役会長には東哲郎 東京エレクトロン会長兼社長、CEOにはゲイリー・ディッカーソンApplied Materials CEOが就任する予定

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アップル、Haswell世代の新型「iMac」を発表

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og_imac_001.jpgHaswell世代の新型iMac

 アップルは9月24日、液晶一体型PC「iMac」の新モデルを発表した。従来同様、21.5型と27型の2つのラインアップで構成される。

 21.5型は、2.7GHz動作(最大3.2GHz)のクアッドコアCore i5を搭載する「ME086J/A」と、2.9GHz(最大3.6GHz)クアッドコアCore i5を搭載する「ME087J/A」の2モデル、27型は3.2GHz動作(最大3.6GHz)のクアッドコアCore i5を搭載する「ME088J/A」と、3.4GHz動作(最大3.8GHz)のクアッドコアCore i5を搭載する「ME089J/A」の2モデルを用意する。

 価格は順に13万8800円、15万8800円、18万9800円、20万8800円だ。なお、直販サイトのApple Storeでは、ME087J/Aの出荷予定日が2〜3週、それ以外は即日出荷となっている。

 新型iMacの特徴は大きく3点。まず1つがインテルの第4世代Core(開発コード名:Haswell)の採用だ。これにともないエントリーモデルのME086J/Aは、CPU内蔵グラフィックスの上位グレード「Iris Pro」を利用する仕様になっている。また、ME087J/AはGeForce GT 750M(1Gバイト)、ME088J/AはGeForce GT 755M(1Gバイト)、ME089J/AはGeForce GTX 775M(2Gバイト)と、それぞれNVIDIAの最新世代のモバイル向けグラフィックスに変更された。

og_imac_002.jpg最薄部わずか5ミリの薄型デザインは健在

 2つ目は、次世代ワイヤレス規格であるIEEE802.11acのサポートだ。同社が提供する802.11acのベースステーションに接続することで、前世代のiMacに比べ最大3倍速いワイヤレス転送が可能という。

 3つ目はCTOオプションの拡充で、新型iMacでは最大3.5 GHz動作のクアッドコアCore i7や、GeForce GTX 780M(4Gバイトメモリ)など、より上位グレードのパーツにカスタマイズできるほか、ストレージのオプションにPCI Express接続のフラッシュストレージも加わっている。なお、ストレージは1Tバイト/3TバイトのFusion Drive、または最大1Tバイトのフラッシュストレージを選択可能だ。

 アルミ外装の薄型ボディは従来モデルと同様、インタフェースもSDメモリーカード(SDXC対応)、USB 3.0×4、Thunderbolt×2、ギガビットLAN、ヘッドフォン出力、液晶上部のFaceTime HDカメラと変更はない。OSはOS X Mountain Lion。

og_imac_003.jpgインタフェースは21.5型/27型で共通

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新型iPhoneはパスワードまる見え! を回避するただ1つの方法

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著者紹介:宮田健(みやた・たけし)

元@ITの編集者としてセキュリティ分野を担当。現在はフリーライターとして、ITやエンターテインメント情報を追いかけている。アイティメディアのONETOPIでは「ディズニー」や「博物館/美術館」などのキュレーターをこなしつつ、自分の生活を変える新しいデジタルガジェットを求め日々試行錯誤中。


 突然ですが、新しいiPhoneを購入した人、もしくはiPhoneをiOS 7にバージョンアップした人は、ちょっと設定を見てもらえますか? ただし、周りに誰もいないことを確認してからにしてくださいね……。

iOSの場合

 [設定]→[Safari]→[パスワードと自動入力]→[保存されたパスワード]

iOSの場合iOSの「保存されたパスワード」でアカウントをタップするとパスワードが丸見えになります

 ご覧のとおり、アカウント名をタップすると、あなたの大事な大事な生パスワードが表示されるではありませんか! これって大問題!?

パスワードまる見え問題を「エンジニア視点」から見ると……

 実はこれ、2013年8月に少々話題になった「Google Chromeのパスワード丸見え問題」(参照記事)と同じ構図なんです。

 一般的には、パスワードが丸見えになるなんて事態はセキュリティ上の欠陥とみなされ、大きな問題になります。でも、Googleは「これでOK」という立場です。同社のエンジニアいわく「そもそもPCにログインするためのパスワードをかけているはず。だから、本人以外はパスワードを見られない」と。

Google Chromeの場合

 [設定]→[詳細設定を表示...]→[保存したパスワードの管理]

Google Chromeの場合Google Chromeの「保存したパスワードの管理」を表示するとパスワードが丸見えになります

 冒頭で紹介したとおり、iOS 7でも同じようにSafariに登録したパスワードを表示できるようになりました。パスワードを見るためにはデバイスに設定したパスコードの入力を求められますが、個人的に検証したところ、パスコードを設定していない場合は、パスワード見放題でした……。だから結論としては、パスコードは絶対に設定しましょう以外のなにものでもありません。

 この問題、あなたはどう思いましたか? 筆者個人としてはGoogleの意見に納得できるものの、あくまでこれは「エンジニア的な視点」の回答。世の中のほとんどの人は非エンジニアですので、いままさにあなたが思ったであろう「それはおかしいのでは?」という印象を無視することはできないでしょう。

 

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シンプルなまま画質が向上、楽しさも加わった「iPhone 5s」のカメラ

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 「Phone 5c」と「iPhone 5s」が出たのである。カメラ機能が強化されたのは5sの方。そこでiPhone 5と5sを比べつつ、どこがどう変わったのか、買い換える価値があるほどの進化か、それは楽しいのか、てなところに注目しつつ、細かくチェックしていこう。

photo左下のシルバー(実際のカラー名はホワイト)がiPhone 5。右上のゴールドがiPhone 5s(頑張ってゴールドをゲットしました)。よく似ているが、レンズ周りの処理とフォトライトの数が違う

iPhone 5sの大きな変更点と小さな改善点

 iPhone 5sのカメラスペックについては、すでにあれこれと紹介されている通り。

 画素数は変わらずにサイズが15%大きくなったので、その分高感度に強くなったとか、レンズがF2.4からF2.2へとちょっと明るくなったので暗所に強いとか、ライトが2つになったとか、スローモーション動画とか高速連写とか。いろいろいわれているのだけど、そういうスペック面の話から実用面ではいったいどうなの? って話まで幅広く、可能な限りiPhone 5と比べつつ、行きます。

1)基本画質は上がった?

 iPhone 5sは5と同じ800万画素ながら画素ピッチが15%大きく、1.5μmになった……といわれても分かりにくい。要するに画素数を変えないで、撮像素子が少し(15%ほど)デカくなったのだ。当然、1つ1つの画素が少しでかくなるわけで、その分多くの光を捉えられる。よって感度も上がる。

 1.5μmといわれてもピンとこないかもしれない。例えば今の普及型コンデジはiPhone 5sより大きな撮像素子を採用しているけれども、その分画素数が1600万とか1800万とかあるので、画素ピッチでいえば、iPhone 5sの方がでかいのだ。これは期待できる。

 しかもレンズはF2.2とちょっと明るい。レンズの明るさはF値と呼ばれてて、数字が小さい方が光をたくさん通して高性能と思っていい。

 明るい方からF1.0→1.4→2.0→2.8→4.0って感じで暗くなっていく。一見、どんな数列なんだ、と思うけれども、まあ「√2倍」していると思ってください。

 F2.2ってのはどのくらいのところにいるか、というと、今、スマホで一番明るいレンズを搭載しているモデルがF1.9(シャープのAQUOS PHONE ZETA SH-06E、AQUOS PHONE SERIE SHL22、AQUOS PHONE Xx 206SH)、コンデジはハイエンド機でF1.8くらい、普及型でF2.8とか3.5というくらい。だからかなりいい感じだ。

 スペック的には(光学ズームや光学式手ブレ補正がないことを除けば)、普及型コンデジを超えた、といっていいレベルかと思う。

2)iPhone 5sは5より少し広角になった

 いよいよiPhone 5と比べてみよう。となると、最初に分かる違いは「画角」。写る範囲。iPhone 5sの方がちょっと広角になった。30ミリ相当くらい。

 ちなみに、作例に使ったiPhone 5もiOS7にしてある。OSのバージョンによって画像処理に違いが出るかもしれないので念のため。

 いつもの黄色い象の滑り台から。どちらもHDRはオフで撮影。写る範囲がけっこう違うのが分かると思う。

photophoto左がiPhone 5、右がiPhone 5sで撮影したもの

 続いて、HDRをオンにして、あずまや。ちなみにHDRをオンにして撮るとiPhone 5では次の撮影までちょっと待たされたが、5sではまったく待たされません。これは快適。

photophoto左がiPhone 5、右がiPhone 5sで撮影したもの

 写りの傾向は(当然ながら)すごく似ている。HDRのかかり方はちょっと変わった気がする。iPhone 5sの方がナチュラルな仕上がりになることが多かった。良い感じである。

photophotoiPhone 5で撮影。左がHDRオフ、右がHDRオン
photophotoiPhone 5sで撮影。左がHDRオフ、右がHDRオン
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パスワードにさよならできる、電子IDカードの可能性

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 2012年には3730万人がフィッシング詐欺の被害に見舞われ、インターネットでのパスワード盗難件数は4倍に増加した。こうしたサイバー攻撃の対抗策として、英ロンドンのロイヤル・ホロウェイ大学の研究チームは、ユーザーが利用するWebサイトごとに電子身分証明(ID)カードを作成できる「Uni-IDM」というシステムを開発した。

 IDカードを導入するメリットについて、研究チームは「(このカードは)安全にデータを保存でき、カード所有者が再ログインしたいときにカードをクリックするだけで済む。データは正規のWebサイトにのみ送信される」と説明する。

ユーザー名/パスワードの代替を狙う

異次元のEngineered Systemsがインメモリの恩恵をすべてのアプリに

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john01.jpgOracleでシステム製品を統括するジョン・ファウラー執行副社長

 米国時間の9月24日、6万人が参加する過去最大の「Oracle OpenWorld San Francisco 2013」は3日目を迎えた。午前の基調講演では、同社の垂直統合型システムである「Oracle Engineered Systems」にスポットライトが当てられた。2009年、OracleによるSun Microsystems買収が伝えられると、シリコンバレーで愛された同社とその技術が消えていくのを惜しむ声が聞かれたが、4年後の今になって振り返れば、それはコンピュータ業界変革の始まりだったのかもしれない。

 「SunがOracleに統合されて以来、われわれは(ソフトウェア製品の開発を統括する)トーマス(・クリアン執行副社長)とワンチームでEngineered Systemsを作り上げてきた」と話すのは、Oracleでシステム製品を統括するジョン・ファウラー執行副社長。彼はSunで15年近く働き、ハードウェア製品の責任者などを歴任したベテランだ。

 「Oracle Engineered Systemsは、単にハードウェアとソフトウェアを統合したものではなく、何千ものアプリケーションがより良く稼働するようにすべてのスタックをエンジニアリングした成果。それは新しいパラダイムの提案だ」とファウラー氏は胸を張る。直近の四半期では2000台のEngineered Systemsを出荷したという。

engineered01.jpg会期中、メイン会場のステージには常にEngineered Systemsが設置され、存在感を示した

 Engineered Systemsの狙いは、卓越したパフォーマンス、導入リスクの低減、そして効率性によって企業のITを簡素化することにある。システムのコア技術にしっかりと投資するのはもちろん、それらのコンポーネントを事前に最適構成し、テストも済ませ、さらにほかの顧客からのフィードバックも生かされて磨き上げられる。より高い性能を求めるユーザーの期待にこたえるだけでなく、より少ない台数やスペースで優れた効率性を追求することもできる。

 例えば、垂直統合型の先鞭をつけたExadata Database Machineは、Oracle Databaseにインテリジェントなストレージを組み合わせ、負荷の高いクエリなどをストレージに任せる「Smart Scan」や、データベースを圧縮する「Hybrid Columnar Compression」、ホットデータを透過的にSSDにキャッシュする「Smart Flash Cache」などの機能が搭載され、いわゆるデータベースを理解することで高いパフォーマンスとペタバイト級のスケーラビリティーをコストを抑えながら実現する。

 「決済サービスのPayPalでは、ペタバイト規模のデータでも100ミリ秒以下のレスポンスタイムが求められた。その要求にこたえられたのは、Exadataだけだった」とファウラー氏。

 また、専門家向けに学術情報などを提供するThomson Reutersは、ビジネスインテリジェンスを劇的に高速化するExalytics In-Memory Machineを導入、購読者からのインタラクティブなクエリ処理に活用し、そのレスポンスを100分の1に短縮できたという。

32テラバイトメモリを搭載する「SuperCluster M6-32」

 データベースとアプリケーションを1台に統合し、高いパフォーマンスを叩き出すSuperClusterは、Sunのテクノロジーを最もよく継承したものだ。SPARC/SolarisサーバにOracle DatabaseとWebLogic Serverを最適化し、Exadataも統合、さらにOracle VM Server for SPARCによるオーバーヘッドなしの仮想化を実現しており、高いRAS性能(信頼性、可用性、保守性)が求められるプライベートクラウドの基盤としてOracleは売り込む。

 急成長するインドの証券会社、HDFC securitiesは、SuperClusterでデータセンターを刷新、ピークの取引処理性能を4倍に引き上げながらもスペースは30分の1へと劇的に削減することに成功したという。

m6.jpgSuperCluster M6-32は、新しいSPARC/SolarisサーバにExadataを外付けした同社最速かつ最大の拡張性を誇るEngineered Systems

 Oracleは今週のOracle OpenWorldで新しいSPARC/Solarisサーバをベースとした「SuperCluster M6-32」を発表した。同社最速のEngineered Systemsは、3.6GHzのクロック周波数で動作するSPARC M6プロセッサを32基(コア数は384)、メモリも最大で32テラバイトを搭載する。Oracle VM Server for SPARCによる高い集積効率を誇るほか、インメモリプロセッシングに最適で、負荷の掛かる複雑なワークロードでも高いパフォーマンスを発揮する。

 初日にラリー・エリソンCEOが自ら発表したOracle Database 12cのインメモリオプションは、同じデータをインメモリにRowフォーマットとColumnフォーマットで格納し、アナリティクスを100倍に、OLTPも2倍に加速する画期的なテクノロジー。SuperCluster M6-32は、その機能を最大限に引き出すために開発されたと言っていい。

 ファウラー氏は、「Oracleのインメモリは、すべてのアプリケーションで透過的にその恩恵をもたらすもので、SuperCluster M6-32との組み合わせは、インメモリコンピューティングをさらに高い次元へと引き上げる」と話した。

 IBMのPowerプロセッサから攻勢を受けてきたSPARC陣営だが、今年に入って富士通が、データベース処理をハードウェアでアシストする機構を組み込んだSPARC64 XベースのSPARC M10サーバを発表し、メモリ容量を64テラバイトまで引き上げた。8月には次世代プロセッサ「SPARC64 X+」を発表、異なるシステム間でメモリを共有できるCoherent Memory Interconnect(CMI)機能も搭載する。Oracleも今年はT5、M5、そしてM6プロセッサと立て続けに投入しており、来年にはデータベースクエリやJavaの処理速度を加速する機構を組み込んだ次世代プロセッサ「M7」も控えているという。

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中央大、学生4500人が私物PCで利用する“バーチャルPC室”構築の舞台裏

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photo実習室の様子

 学生が私物のPCやタブレット端末から学内のICT環境にアクセスし、場所にとらわれず専門的なソフトウェアなどを使って学習する——そんな先進的なICT教育に取り組む大学が現れつつある。中でも、国内で先陣を切ってICT環境の“モバイル化”に取り組んでいる大学の1つが中央大学だ。

 同大ではこの春、理工系学生約4500人が通う後楽園キャンパス(東京都文京区)のコンピュータ室に当たる「実習室」のICT環境を刷新。WindowsとLinuxの両方を同時に立ち上げて使える仮想デスクトップクラウド環境を構築し、4月1日に本格稼働をスタートした。

 2014年には実習室内の端末250台だけでなく、室外のPCや学生の個人所有PCからもこのICT環境にリモートアクセスできるようにする予定という。新システムの構築を計画した副学長の加藤俊一教授に、導入の背景と狙いを聞いた。

学生がコンピュータ室に行列……「ログインだけで10分かかる」

photo中央大学副学長 兼 理工学部教授の加藤俊一 工学博士

 同大の理工系学科では、プログラミングなどの実習はLinux上で行い、レポートはWindowsのオフィスソフトでまとめる——という方式を多くの授業で採用している。「プログラミングや各種シミュレーション作業にはLinuxが向く。学生に幅広いICTスキルを身につけてもらうためにも、LinuxとWindowsの両方を提供することは欠かせない」と加藤教授は話す。

 そこで03年にはブレードPC方式のシンクライアントシステムを250台導入し、Linuxを立ち上げたうえでVMwareによってWindowsを起動させる仕組みを10年にわたって提供してきた。これは導入当時としては先進的な取り組みだったが、PCを使う授業が増えるにつれ、以下のような課題に直面するようになったという。

 1つ目の課題は、ログインにかかる時間の長さだ。講義開始時には約200人もの学生が同時にLinuxにログインし、その後Windowsを一斉起動するため、サーバ側の処理が追い付かず、全員のログインが完了するまでに10分ほどかかることもあったという。

 「学生に不便な思いをさせてしまうのはもちろんのこと、教員にとっても貴重な講義時間90分のうち1割以上を無駄に使ってしまうことになる。また、授業のテンポが悪くなってしまう問題もあった」と加藤教授は振り返る。

 もう1つの課題は、専門性の高い学習内容ならではの“端末依存”だ。同大の理工系学科では、多くの授業でLinux向けの専門的なアプリケーションを使用する。そのため、学生は室外のPCや私物PCで課題や作業の続きを行えず、学内に250台しかない端末を求めて「実習室の廊下に行列ができることもしばしばあった」という。

 「『学内の端末を使えなかったせいで課題が終わらなかった』と学生が言えてしまうようなシステムを放っておくわけにはいかなかった」と加藤教授は振り返る。こうして、同大の仮想デスクトップクラウド構築プロジェクトはスタートした。

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    「かつてない輝度と色彩」、東芝からレグザ「Z8/J8シリーズ」登場

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     東芝は9月25日、薄型テレビ“REGZA”(レグザ)の新製品として、「Z8シリーズ」および「J8シリーズ」を発表した。いずれも液晶パネルはフルHDながら、新開発の広色域直下型LEDバックライトなどで高輝度と広色域を実現。4Kテレビの高精細化とは異なるベクトルで画質を追求したモデルだ。「画素密度を上げる以外の画質向上を図ったフルHDモデル。“Z”の中では間違いなく過去最強」(REGZAの商品企画を担当する東芝、本村裕史氏)。

    ts_toshiba8z01.jpgts_toshiba8z02.jpgZ8シリーズ(左)とJ8シリーズ(右)。両モデルの大きな違いは、「タイムシフトマシン」と3D表示機能の有無となる

    シリーズZ8シリーズJ8シリーズ
    型番55Z847Z842Z855J847J842J8
    サイズ55V型47V型42V型55V型47V型42V型
    パネル直下型/広色域LEDバックライト搭載のIPS液晶パネル(フルHD)
    映像エンジンREGZA Engine CEVO DuoREGZA Engine CEVO
    チューナー地デジ×9(うちタイムシフトマシン用6)、BS/CS×2地デジ×3、BS/CS×2
    倍速駆動ダイレクトモーション480ダイレクトモーション120
    録画機能タイムシフトマシンプラス1USB外付けHDD対応
    3Dなし
    実売想定価格26万円前後21万円前後16万円前後22万円前後17万円前後12万円前後
    発売時期11月上旬

    輝度が約75%アップ

     フルHDパネルは、同サイズなら4Kよりも画素密度が低く、透過率の向上という点では有利になる。Z8/J8シリーズでは、有効画素面積の広さを生かして開口率を向上させたIPSパネルを採用し、新開発の直下型の高輝度LEDバックライトと組み合わせた。これにより、パネル輝度は700nit(1nit=1cd/m2)と従来機「Z7シリーズ」の400nitと比べて約75%向上した。

    ts_toshiba8z05.jpgts_toshiba8z03.jpgts_toshiba8z04.jpg新バックライトとパネルの概要。「ピュアカラーパネル」と呼ぶ

     使用したLEDは、主にR(赤)方面の色域を拡大した広色域タイプで、ITU-Rが策定したデジタル放送の色域「BT.709」のカバー率は98%となる。本村氏は、「広色域パネルは各社が採用しているが、単なる色域拡大競争に陥ると、人の“記憶色”と乖離(かいり)を始めてしまう。物体は光を反射していることを考慮しないと自然な色にはならない」と指摘。それを防ぐため、色空間処理の際に物体色の限界値(最明色)を考慮した6144項目におよぶ「広色域復元データベース」を設け、より自然でリアルな色彩を再現する「広色域復元」を新たに搭載した。「ハイビジョンの規格上、色表現できる領域が実世界よりも狭く、再現しきれない領域が存在する。広色域復元では、物体の反射光の特性を考慮して色域を復元し、自然かつ鮮やかな色彩を再現する」(本村氏)。

    ts_iroiki01.jpg色域設定の「広色域復元」。「オート」にしておけば、x.v.Color信号が入力されたとき以外は自動的に広色域復元が働く。x.v.Color信号の場合は「x.v.Color」モードとなる

     もう1つ、高輝度バックライトを生かした機能が「ハイダイナミックレンジ復元」だ。通常、放送番組の撮影時には白つぶれを防ぐため、高輝度の領域(80〜400%の光量)は100%までに圧縮され、平たんな映像になりがち。しかしZ8/J8シリーズでは、入力信号から圧縮された白側の階調を再現し、高輝度化により広がったダイナミックレンジで表示する。これにより、例えば“空に浮かぶ雲”のように、明るいシーンの白い物体を従来より立体的に表現できるという。

    ts_toshiba8z34.jpgts_toshiba8z35.jpg「ハイダイナミックレンジ復元」のデモ。写真では分かりにくいが、オンにするとマシュマロの凹凸がよく分かる

     動画応答性能にも直下型LEDは一役買っている。Z8シリーズでは、倍速駆動パネルにフレーム補完とバックライト・ブリンキング/スキャニングを組み合わせた「Direct Motion 480」を搭載し、動画ボケを抑えた。なお、直下型バックライトを生かしてコントラストを向上させるエリア制御(ローカルディミング)にも対応しているが、エリア分割数などの詳細は公表していない。

     自動画質調整機能の「おまかせドンピシャ高画質」は、名称を「おまかせオートピクチャー」に改めた。ここでも新パネルによって向上した輝度や色域を生かすため、画面サイズに応じてホワイトバランスやバックライト輝度を調整する仕組みを新搭載。例えば白い物体が広い面積を占めるときは自動的に画面輝度を落とすといった処理が追加されている。

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    こっそり開始されていた、KDDIの「最大150Mbps」サービス

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    KDDIも下り最大150MbpsのLTEサービスを“こっそり”開始

    photo3バンドで展開するKDDIのLTEサービス

     KDDIは9月2日、同社のネットワークに関する記者会見で、2013年8月より2.1GHz帯の20MHz幅を利用した下り最大150MbpsのLTEサービスを一部エリア(エリアは非公開。千葉県・埼玉県の一部市の数局という情報があるが未確認)で提供していることを明らかにした。

     同じく下り最大150MbpsのLTEサービスは、NTTドコモが2013年7月末に神奈川県の一部エリアで試験運用を始めているが、こちらはあくまで試験提供という位置付けだ。このため2013年9月現在、商用サービスとして最大150Mbpsサービスを展開するのはKDDIのみということになる。

     このほか、総務省の発表によると、九州エリアでMCA無線に利用されている1.5GHz帯の周波数が2013年9月末で終了、これにともないNTTドコモが九州エリアで利用可能な1.5GHz帯の周波数が5MHz幅から15MHz幅に広がる。2013年10月以降、下り最大112.5Mbpsのサービスが提供できるようになる見込みだが、2013年9月現在は同社から九州エリアでの速度向上に関する発表はない。追って、どの程度のエリアでサービスが提供されるかウオッチしておきたい。

     なおNTTドコモは、LTE Band 3(1.7GHz帯)を利用した下り最大150Mbpsのサービスを東名阪エリアで2013年10月より開始予定。合計4つの周波数帯(2.1GHz/1.7GHz/800MHz/1.5GHz)を使ってXiサービスを展開することになる。こちらは新たな周波数帯でのサービス開始により通信速度の改善とエリアの拡大だけでなく、既存の周波数帯の混雑緩和による通信速度の改善などにも期待したい。

     (※9月11日に発表された「iPhone 5s/c」関連については、次回の9月版で取り上げる予定です)

    イー・アクセスが下り300Mbpsサービスの実証実験を開始

     イー・アクセスは8月22日、香川県高松市の一部で下り最大300MbpsとするLTEサービスの実証実験を開始した。

    photophoto公開されたイー・アクセスの1.7GHz帯実験試験局

     こちら、当然だが下り最大300Mbps対応の機器は現時点まだ発売されてはおらず、商用サービスの開始時期なども発表された訳でもない、あくまで実証実験なのだが、やはり今後の通信速度高速化に向けた動きには大いに期待できる活動だ。

     なおイー・アクセス提供のEMOBILE LTEサービスは、これまで一部地域に限っていた下り最大75Mbps対応エリアを、順次全国で利用可能となるよう2013年8月より対応エリアを拡大しているようだ。

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    それは車輪の再発明――希望の輝きを放つ自転車、「FUKUSHIMA Wheel」が描く未来

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    FUKUSHIMA Wheel

     自転車のペダルを漕ぐと、後輪のスポーク部分に搭載されたLEDが鮮やかに点灯し、カラフルな文字やイラストが表示される。「うわぁ、キレイ! 楽しそう」——。「国際フロンティア産業メッセ2013」(会期:2013年9月5〜6日)の取材をしていた筆者が思わず足を止めたのが、福島県会津若松市に拠点を置くベンチャー企業、Eyes, JAPAN(アイズジャパン)のブースだった。

     自転車に搭載されていたのは、「FUKUSHIMA Wheel」と呼ばれるシステムだ。FUKUSHIMA Wheelは、復興庁の「平成25年度 企業連携プロジェクト支援事業」に採択されたプロジェクトであり、自転車を活用した観光・環境データの提供、車輪型広告事業を目的として開発している。

    FUKUSHIMA Wheel「FUKUSHIMA Wheel」とEyes, JAPAN 代表取締役の山寺純氏。「国際フロンティア産業メッセ2013」にて撮影

     このFUKUSHIMA Wheelは、海外展開を目指す日本企業のWebサービスなどを紹介するピッチイベント「第6回 SF Japan Night(サンフランシスコ ジャパンナイト)」にもエントリーし、2013年10月5日に東京で開催された国内予選を勝ち抜いて本戦に進出。同年11月7日に開催された米国サンフランシスコでの本戦では、サンフランシスコやシリコンバレーの起業家、ベンチャーキャピタル、報道陣など約300人に向けて、FUKUSHIMA Wheelをアピールした。結果は第3位。自転車をプラットフォームとした現実の世界とWebサービスの世界をテクノロジーで融合させたビジネスモデルが高く評価されてのことだ。

     本稿では、FUKUSHIMA Wheelの開発に込められた思いと、将来のビジネス展望・可能性について紹介する。



    自転車を走らせ、ビッグデータを集める「FUKUSHIMA Wheel」

     FUKUSHIMA Wheelを搭載した自転車の後輪(のスポーク)部分には、32個のLEDが並んだ基板4枚が十字に配置されている。ペダルを漕ぐとLEDが点灯し、その残像でメッセージやイラストを描く仕掛けである。夜間であれば、その存在感に見とれてしまうほどだ。ホイールの狭間にはバッテリーが搭載されており、約3時間の充電で7〜8時間LEDを点灯させられるという。LEDの残像で描くメッセージやイラストは、ユーザーが任意に変更できるよう、現在、iOS向けアプリケーションを開発中だ。

    ホイール夜間(左)LEDを搭載した基板が取り付けられたホイール。ユーザーが好きなメッセージやイラストを表示できる/(右)夜間はかなり派手に光る。夜道での安全確保にも役立ちそうだ ※画像クリックで拡大表示

    実証実験会津若松市に拠点を置くEyes, JAPANの近くにある鶴ヶ城城址公園で行われた実証実験の様子。LEDが明るく光り、花見客の注目を集めていた(※提供:Eyes, JAPAN)

     後輪のLEDによる演出は、FUKUSHIMA Wheelをある種のディスプレイとして捉え、人に注目してもらい、目で見て、楽しんでもらうための仕掛けにすぎない。システム本来の価値は、自転車のフレーム部分に取り付けられているケースの中にある。

    bGeigie Nano kit各種センサーが搭載された計測器。セーフキャストが開発した放射線測定器「bGeigie Nano kit」をベースに、Eyes, JAPANでセンサーを追加した

     そう、165×105×60mmのケース内には、「放射線センサー」「窒素化合物センサー」「一酸化炭素センサー」「気温センサー」「湿度センサー」が搭載されているのだ。これらセンサーで取得した環境データは、Wi-Fiでスマートフォンに送られ、通信回線を介してクラウド上に集約される。

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    怪しげな終活サービスを見分ける10個のチェックポイント

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    古田雄介のプロフィール:

    1977年生まれ。建設業界と葬祭業界を経て2002年にライターへ転職し、テクニカル系の記事執筆と死の周辺の実情調査を進める。ネット上の死の現状をまとめたルポ『死んでからも残り続ける「生の痕跡」』(新潮45eBooklet)を各種電子書籍サイトで販売中。ブログは「古田雄介のブログ」。


     持ち主が死んだ後の情報端末の処理を請け負うという、あるサービスの公式サイトをのぞいた。今風のデザインできれいに整っており、サクサクとサービスの概要や料金体系を把握していけた。

     トップページにつづられているのはサービスの社会的意義だ。遺品の整理中にケータイ内のデータから不倫がバレた名士や、死後に破棄した端末が海外に流れて口座番号が抜かれた男性の事例を引き合いにして、死後に個人情報が災いの元になる危険を訴えている。複数の大学の教授や准教授が寄稿した「今の時代はこういうサービスが必要」といった推薦文もある。

     サービスの具体的な流れや料金体系は別のページにまとめられていた。配送料は利用者側の負担となるが、1台あたり数百〜5000円以下という利用料金はPCのリサイクル料金と比べても高くない。そのほか、運営団体や電話やメールの問い合わせ先などの情報は大きくはっきりと表記されている。

     サイトを一読した率直な感想は、「信用できない」だった。

     情報漏えいの危険を訴えておきながら、ネット上に残ったデータやアカウントへの言及はないし、事実かどうか裏付けようがない極端な事例で不安をあおったり、実際の工程の説明よりも権威付けによる説得力のかさ上げを優先したりする姿勢に不誠実さがにじんでいる。とはいえ、料金体系は至極まともで、詐欺師のような感じはない。単に、楽して商売しようという心構えが透けてみえるだけだ。ただし、そこが重要。そんなところに大切な人の情報端末の処理を委ねる気にならない。

    中身がスッカスカな画期的サービス

     問題は、最近ネット上で急速に増えている終活系サービスには「同じ匂い」がするものがけっこう多いということだ(※ネットの終活系サービスには、オンラインで完結するものから、実際の葬儀や相続処理の窓口になるものまでさまざまあるが、この原稿ではひと括りに「終活系サービス」と呼ぶ)。

     ネット上では今、ユーザーの死に対する整備を進める動きが世界中で起きている。それとは別に、日本では2040年ごろにピークを迎える多死社会に向けて、相続対策や生前準備といった終活ビジネスが盛り上がっている。日本のネット界隈で最近終活系サービスの立ち上げが目立っているのは、この2つの潮流が重なり合っていることと無関係ではない。

     数が多ければ、どうしても当たり外れが出る。だから、利用者がマトモなサービスを見分ける目を持つことが重要だ。そのために、まずは終活系サービスをグループ分けしよう。信頼性という視点で観察すると、次のように分けられる。

    • Aランク:数十年後先まで安心できる信頼性の高いサービス
    • Bランク:真摯(しんし)さは感じるが、10年先には不安が残るサービス
    • Cランク:数年も持たずに無言で消えそうで心配なサービス
    • Dランク:ブームに乗っただけで空振りしている論外サービス

     終活系サービスは、生前準備して死ぬまで付き合ったり、近親者の死後しばらくお世話になったりするものが多いので、数十年スパンでの利用を想定したほうがいい。ネットにおける「10年」の変化は大きい(10年前の2003年にはmixiもまだ誕生していなかった!)。どれだけ真面目に取り組んでいても、商業的に成功していても、10年先までサービスを保証するのは至難の業。だから、選択肢をAランクだけに絞り込むのは現実的ではない。Bランク以上が理想だ。10年後に残っているか分からないが、とりあえず地に足ついて真面目にサービスを提供してくれそうなところ。ここで線引きしたい。

    最重要ポイントは、料金体系ではなく「よくある質問」

     100を越える終活系サービスを調べた経験から、筆者はBランクとCランク以下の間には次のような差があると考える。チェックが入った項目がおおよそ、0〜2項目ならBランク以上、3〜5項目ならCランク、6〜10項目ならDランクだ。

    • 01:「よくある質問」「Q&A」ページがないか、貧弱
    • 02:電話やメールなどの問い合わせ先を明記していない
    • 03:利用規約を含め、サービスの保証期間に対する言及がない
    • 04:料金体系の根拠があいまい、または明記しない

     01〜04は、利用者に対する直接的な不誠実さの現れだ。とくに「よくある質問」の充実度には差がはっきりと出るので、サービス登録前には必ずチェックしたい。よくある質問は、自身のサービスの弱点や課題を具体的に把握して、それを隠さないという姿勢がないと決して充実しない。ユーザーからの質問で成長する場合もあるので、長い目でウオッチするのが理想だ。なお、料金の高低だけをみて比較するのは避けたほうがいい。値段よりも重要なのは、相場から外れている場合に根拠がしっかり書かれていることだ。

    • 05:いたずらに不安をあおってなびかせようとする
    • 06:本業の実績を誇張したり、具体的な表現を避けたりする
    • 07:本業の説明よりも権威付けを優先させている
    • 08:サービス名で検索するとスパム書き込みがヒットする

     05〜08は過剰な宣伝活動の現れだ。本業の実績を積むよりもSEO対策などに力を入れて空っぽの知名度だけを得ようとする姿勢がうかがわれる。ない実績をかさ上げしようというサービスは要注意だ。

    • 09:同じ住所の登記団体に良からぬウワサがある
    • 10:信頼性の裏付けを人材や資材でなく霊的な何かに求める

     09はギャンブル的に新規サービスを立ち上げる企業にままみられる。住所を検索してヒットした別の団体名で検索にかけるなどすると、叩けばホコリが出そうな団体なら不審な情報がいくつも出てくる。ただし、ウワサはウワサと割り切る視点も重要だ。10はまぁ……推して知るべし。

     どれだけ設備が整っていたり画期的に見えたりしても、そのサービスを扱う人間が真剣に向き合い続けないと、それは終活ごっこサービスにしかならない。ごっこサービスに大切な遺志を委ねないように、最低限の手間はかけたほうがいい。

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    飛びついても損なし! フルサイズミラーレス「α7」に迫る

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     2013年秋にはユニークなカメラがいくつも登場したけれども、カメラ好きに最も注目されたのがソニーの「α7」(レビューまとめはこちら)である、といってもたぶん過言じゃない。

    photo「α7」とズームレンズキットに付属する「FE 28-70mm F3.5-5.6 OSS」(SEL2870)。レンズが大きいのではなく、ボディが小さいのだ

     いろんな注目のされ方をしいて、α7を見てどこに面白さを感じるか、どういう利用を想像するかは人それぞれなんだけれども、どれもこれも耳目を集めるのは、「フルサイズセンサーを搭載しながらめちゃ小さい上に、価格も手ごろなミラーレス一眼である」ことに起因してるのは間違いない。

     α7はどのくらい小さいのか、どのくらいユニークなのか。基本的なところから見ていきたい。

    大きな撮像素子と小さなボディを堪能する

     α7は「α」と名がついているけれども、NEX用の「Eマウント」に35ミリフルサイズの撮像素子を搭載したカメラである。今までは、一眼レフを継承したAマウントのカメラを「α」、新たに開発したEマウントを搭載するミラーレス一眼を「α NEX」としていたが、このたび「NEX」という呼称が終わり、αに統一された。

     おかげで、AマウントのαとEマウントのα、2つのαが混在することに。その上、Aマウントのα、EマウントのαそれぞれにフルサイズとAPS-Cサイズができたわけで、けっこうややこしい。マトリックス書かないと整理できないくらい。レンズを選ぶときはご注意を。

     で、α7はEマウントでフルサイズセンサーのカメラである。そこで、EマウントでAPS-Cサイズセンサーを搭載したモデルとして「NEX-5」(写真はNEX-5N)と並べてみた。

    photo左がα7、右がNEX-5N

     こうしてみると一目瞭然、マウントは同じなのに、中に入ってる撮像素子サイズが全然違う。フルサイズセンサーはでかいのだ。それにしても、NEX-5系ってほんとにボディが小さいんだなあと今さらながらに感心します。ボディよりマウントの方がデカイんだもん。

     続いて一眼レフとの比較。手元にAマウントのカメラがないので、35ミリフルサイズの2400万画素仲間ってことでニコン「D600」(レビューまとめはこちら)と並べてみた。D600の方はミラーアップしてある(ただシャッター幕が降りているので撮像素子自体は見えてません)。

    photo左がα7、右がD600。どちらも撮像素子サイズは同じ35ミリフルサイズ

     ここで驚くのはニコンのFマウントが小さいこと。実はFマウント、キヤノンのEFマウントより径がかなり小さいのだ。Eマウントと同じくらいなのである。それでどちらもセンサーはフルサイズ。マウント径的にはきっとこの辺がギリギリなんだろう。

     実はミラーレスと一眼レフの一番の違いは正面写真じゃ分からない。底面から見るとすごく分かる。厚みである。厚みが全然違うのだ。D600(に限らず一眼レフは全部こんな感じ)の分厚いこと。

    photo左がα7、右がD600。

     一眼レフは中にミラーボックスが入っている分、どうしても厚みが出てしまう。ざっと見て2倍以上は違う。つまり、ミラーレス一眼の一番の良さは薄さであり、そのおかげでもある小型軽量なのだ。

     もうひとつ比較してみよう。実はα7はマイクロフォーサーズの最上位モデル、オリンパス「OM-D E-M1」(レビューまとめはこちら)とボディサイズが近いのである。

    photo左がα7、右がE-M1。マウント径と撮像素子サイズは全然違うけど、ボディサイズは似てる。

     撮像素子サイズの差が面白いのだけど、両方を使ってみた結果、ボディサイズはこのくらいが大きすぎず小さすぎず扱いやすいのだ、と感じた次第。α7のサイズってなかなかよいのだ。

     ついでに厚みも比べてみた。

    photo左がα7、右がE-M1

     どちらもミラーレス一眼でEVFがついててファインダー部がとんがり帽子になってて背面モニタがチルトするという共通点がある(ついでに11月上旬の実勢価格も似ている)。というわけで、α7は大きな撮像素子を搭載しながら、すごくボディがコンパクトで扱いやすく、それでいて操作系もしっかりしてるのだ。そこが画期的。

     ペンタ部に似たトンガリ帽子部分にはEVFを内蔵。全体に丸みが少ない直線的な構成になっていて、とんがり帽子部が特に目立つデザインとなっている。


    photo正面から。撮像素子がマウント内径ギリギリサイズなのが分かる。フラットな上面にトンガリ帽子がついた直線的なデザインが特徴
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