dmg::events Japan社が主催する「ad:tech tokyo 2013」が9月18日〜19日、東京・千代田区で開催された。1日目のセッション「 The Social Soundtrack」で登壇したTwitterのチーフメディアサイエンティストかつ、Bluefin Labsの共同創設者であるデブ・ロイ氏は、同時体験ができるテレビとソーシャルな体験を作り出すTwitterが融合することで、人々が相互に情報を共有し合うようになり、結果的にテレビの影響力やリーチ力が高まっていくと述べた。
近年、Microsoftの「Kinect for Windows」をはじめとした“モーションセンサーデバイス”やその関連技術が続々と登場し、注目を集めています。「Kinect」と聞くと、真っ先に「ゲームのコントローラに置き換わる入力インタフェース」と思われるかもしれませんが、実はそうした利用以外にもさまざまな可能性を秘めているのです。
ノートPCとタブレットを1台で両立できるコンバーチブル型PCは、Windows 8の発売以降、製品数を増やしつつある。その中でもソニーが2013年6月29日に発売した「VAIO Duo 13」は、最も先進的な製品の1つに違いない。
2012年10月に発売された「VAIO Duo 11」の上位に位置するVAIOノートの新しいフラッグシップモデルで、“世界一”と“世界初”の特長を持つ。前者は、Haswellこと「第4世代Coreプロセッサー」のUシリーズと、それに最適化した省電力技術を組み合わせることで、Ultrabookで世界一となる公称約18時間のバッテリー駆動を実現したこと。後者は第4世代Core搭載PCとして、世界で初めてWindows 8のConnected Standbyに対応したことだ(いずれも2013年6月10日時点)。
さらに、VAIO Duo 11で注目を集めた独自のスライド機構をよりコンパクトに搭載しつつ、画面サイズは大型化、ペン入力機能も強化したうえで、本体のサイズと重量はほとんど変わらない値に抑えているのだから、まさに驚異的な進化といえる。
従来機から大幅に進化した13.3型コンバーチブルPC「VAIO Duo 13」。独自のスライド機構により、タブレットモード(写真=左)とキーボードモード(写真=右)をワンアクションで切り替えて利用できる。筆圧検知に対応したペン入力も可能だ
そんなVAIO Duo 13はどのように生まれたのか? 詳細なレビューは掲載済みだが、本特集では製品の開発コンセプトやデザイン、独特の変形機構が備わった薄型軽量ボディの秘密を解き明かすべく、開発の主要メンバー5人にインタビューを行った。特にボディの内部構造は、開発者自身の手で実機を分解してもらいながら、詳しく見ていこう。
VAIOのフラッグシップモデルは代々、長野県安曇野市のソニーイーエムシーエス 長野テクノロジーサイトで製造されており、これに該当する「VAIO Z」や「VAIO Duo」は“安曇野モデル”と呼ばれている。今回開発チームを率いたプログラムマネージャーの笠井貴光氏は、過去に「VAIO Z(Z1/Z2)」シリーズやその前身となる「VAIO type S(SZ)」シリーズなど、数々の安曇野モデルを手がけてきた実績を持つ。
また、機構設計を行った齋藤謙次氏、電気設計を担当した土田敏正氏、デザイナーの田中聡一氏、そして商品企画を担当した山内洋氏についても、歴代VAIO ZやVAIO Duo 11の開発に携わってきた経緯があり、VAIO Duo 13がスペシャルなモデルということは、開発陣の顔ぶれからも明らかだ。最初のあいさつで「VAIO DuoをVAIO Zの領域まで引き上げるべく、皆が全力を尽くした」(笠井氏)と聞き、いやが上にも期待が高まる。
初代のスライダーハイブリッドPC「VAIO Duo 11」。VAIO Duo 13より一回り小さな11.6型フルHD液晶ディスプレイを搭載していた
Windows 8とともに登場したVAIO Duo 11は、「PCとしての高い生産性、タッチパネルでの直感的な操作、紙のノートを代用できる高度なペン機能——これら3つが高次元に融合した新しいスタイルのPCを創出すること」を目的に製品化され、その革新性はワールドワイドで高評価を得た。
VAIO Duo 11で最大の見どころといえば、液晶ディスプレイ部をスライドさせることで、ノートPC形状の「キーボードモード」とタブレット形状の「タブレットモード」を瞬時に切り替えて利用できる独自の“Surf Slider”(サーフスライダー)機構だ。このユニークな変形機構を備えているため、VAIO Duoには「スライダーハイブリッドPC」という特別な愛称が与えられている。
第2世代のVAIO Duoを開発するにあたり、開発チームを統括した笠井氏は「VAIO Duo 11はSurf Sliderの初代機なので、とにかく安心して使っていただけるよう、スライド機構を可能な限り頑丈に作り上げた。これが無事に完成したため、次世代機ではVAIO Duo 11をリファレンスとし、品質、堅牢性を同等に保ちつつ、スライド機構をより小さく、軽くする目星がついた」と、そのスタートを振り返る。
VAIO Duo 11の開発期間後半と、VAIO Duo 13の開発期間前半は重なっているが、開発陣はVAIO Duoという新ラインアップを育てていくうえで、初代ではまず「スライド機構を作り上げ、新しいPCの価値を創造する」、2代目は「スライド機構を洗練させ、新たなPCの価値を昇華させる」というロードマップを描いていた。そのため、笠井氏は「VAIO Duo 11発売後の市場からのフィードバックはおおむね予想通りだった。その課題の多くはVAIO Duo 13で克服できている」と強い自信を見せる。
スライド機構の小型化は既定路線として、次の検討課題は「VAIO Duo 11と同じ画面サイズで携帯性を追求するか」、それとも「VAIO Duo 11と同等のボディサイズで画面を大型化するか」という2つの方向性だった。笠井氏は「VAIO Duoがスライド機構とともに大事にしているペンの価値をより高めるには、紙のノートに近いサイズ、VAIO Duo 11より広いスペースを存分に使って書けることが重要」と考え、後者を選択する。
こうして初代機より画面が一回り大きな13.3型ワイド液晶ディスプレイを採用した2世代目のスライダーハイブリッドPC、「VAIO Duo 13」の開発が本格的にスタートした。
新モデルのVAIO Duo 13(右手前)と、従来モデルのVAIO Duo 11(左奥)。VAIO Duo 13は「Surf Slider」デザインを維持しながら、画面サイズを大型化し、バッテリー駆動時間を大幅に延ばしながら、フットプリントと重量をVAIO Duo 11に近いレベルまで抑えた
Mozilla Japanの代表理事である瀧田佐登子氏は「Mozilla Factoryに取り組むうち、東京で開催していても参加できる人は限りがあり情報格差は根強いものがあることを強く感じた。また東日本大震災の被災地ではネットワークを使いたくても使えない状況などもある。日本全国に幅広くWebの価値を伝えていくためには移動式のプロジェクトが必要だった」とプロジェクト設立の動機を語る。
プロジェクトには、Mozilla Japanの他、IPSTAR、慶應義塾大学(SFC)、国立天文台、The OpenStreetMap Foundation Japan、シスコシステムズなどが参加。またメンターとして慶応義塾大学環境情報学部長の村井純氏、慶應義塾大学環境情報学部准教授の田中浩也氏、同筧康明氏、同大木聖子氏、国立天文台の大江将史氏、The OpenStreetMap Foundation Japanの古橋大也氏などが参加するという。
それではベンチマークテストを行おう。両者はストレージが異なるので、WindowsエクスペリエンスインデックスのプライマリハードディスクやCrystalDiskMark 3.0.2のスコアは大きな差が出る。評価機のストレージは、SSDが東芝の「THNSNF256GMCS」でHDDがHGSTの「HTS545050A7E380」だった。特にTHNSNF256GMCSはシーケンシャルリードが500Mバイト/秒、シーケンシャルライトが450Mバイト/秒を超えるなど、Serial ATA 6GbpsのSSDとしては高速で満足できる。
ビデオ通話機能の対応環境は、iPhone 4/4S/5のiOS 4.3以降搭載機、Android 2.3以上搭載機、Windows XP/Vista/7/8、Mac OS X 10.6.x〜10.8.x搭載機。フィーチャーフォン、Blackberry、Windows Phone、Nokia端末は非対応。
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