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デルの新型ノートは化け物か!? “宇宙最強”ノートPC「ALIENWARE 17/18」の実力

そのデカさがハンパない。17型/18型液晶ディスプレイをノートPCに搭載

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大画面ディスプレイを搭載する「ALIENWARE」ノートPC(写真はALIENWARE 17)

 ゲーミングノートPCというジャンルが盛り上がりを見せているが、長らくその流れをリードしてきたのがデルの「ALIENWARE」シリーズだ。古くからハイエンドGPUやそのデュアルGPU構成を可能にしてきた同シリーズは、FPSやMMORPGなどを思う存分楽しみたいヘビーユーザー向けのパフォーマンスを備え、同時に普通のノートPCとは一線を画した鋭利なデザインや、バトルのムードを盛り上げるイルミネーション機能など、すべてをゲームのために捧げた製品でもある。

 ALIENWAREには「ゲーミングモバイル」をうたう14型もあるが、今回紹介するのは、据え置きと割り切ることで最大限パフォーマンスを高めた18型モデル「ALIENWARE 18」と、17型モデル「ALIENWARE 17」の2モデルだ。

 このALIENWARE 18/17だが、インテルの第4世代Core(開発コード名:Haswell)のリリースに合わせて、この最新CPUを搭載して生まれ変わった。ちなみに、前シリーズではALIENWARE M18x/M17xと名乗っていたが、ちょっとシンプルになっている。ただし基本となるコンセプトは同様で、どちらもフルHD液晶ディスプレイを搭載し、もちろんデザインやイルミネーション機能も継承している。

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マグネシウムやアルミニウムをふんだんに用いた新ボディ、デザインを含めエイリアンっぽさをさらにアップ!(写真はALIENWARE 18)

 まずは外観から見ていこう。ALIENWAREのノートPCはまず液晶パネルからして重厚である。先にレビューしている14型モデルと同様、フレームはマグネシウム、シェルはアルミニウムを採用しており、電源を落とした状態で触れるとひんやりとしている。高性能なCPUとGPUを搭載するモデルとして冷却面を強化した設計だ。

 なお、全体のデザインコンセプトはALIENWARE 18もALIENWARE 17もほぼ同じで、ALIENWARE 17のほうがひと回り小さいというだけだ。ただし、前モデルと新モデルではやや異なる。中央上部に宇宙人のマークがあるのは受け継いでいるが、ヒンジ付近は前モデルがシールド状だったのに対し、今回は全体で三角錐を成すようなデザインで、全体で見ると「ステルス戦闘機」のイメージがグンと増している。ちなみに、三角錘のエッジのうち2辺にLEDが仕込まれ、さらに派手になった印象だ。また、ヒンジが出てきたが、ここもポイント。ALIENWAREのヒンジは2万回の開閉に耐えるだけの高耐久性設計とされる。

 本体サイズは、ALIENWARE 18が456.5(幅)×327.89(奥行き)×57.5(高さ)ミリで、ALIENWARE 17は413.56(幅)×299(奥行き)×48.46(高さ)ミリ。ALIENWARE 17がおよそA3サイズなので設置場所の選定時にはこれが目安になる。一方、ALIENWARE 18はさらにひと回り大きいため、小さな机ではほぼ専有状態となる。なお、両モデルとも、通常のノートPCとして見てもかなり画面が大きく、ディスプレイと使用者との距離がやや近すぎる印象も受ける。しかしこれがゲームになると、視界一杯というような感覚で、臨場感はグッと高まる。

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ノートPCだがこの厚み。あえてちょっと低めのテーブルに置くくらいがちょうどよい高さになる(写真はALIENWARE 18)

 重量はALIENWARE 18で5.47キロ、ALIENWARE 17で4.15キロ。ここまで来ると、家のなかで移動させるのも面倒に感じるほど重い。また、この数値はあくまで本体のみのもの。ACアダプタを加えるとさらに重い。特に梱包状態でのALIENWARE 18は実測が9.7キロもあり、下手をするとデスクトップPCよりも重い。

 先にも1度紹介したが、やはりALIENWAREシリーズで最も目を引く部分がイルミネーション機能だろう。発光部分は液晶天板のマークとカバーの稜線、そしてボディの側面、PCを開いた状態では液晶ベゼルのALIENWAREロゴに左右の機能ボタン、キーボード、そしてタッチパッドまで、とにかくいたる所が光りまくる。そして、それらは発光色を設定できるあたりが派手を超えてちょっと面白おかしく、「PCだもの、光ったっていいじゃん」と思うようになってくる。

 これら発光部分と色を設定するのは、Alien Control Centerという統合ユーティリティ内にあるAlien FXという項目だ。ゲームメーカーと共同で、55のタイトルでゲームシーンに応じた発光のコントロールが行われるとのことで、このあたりのプレミア感もバッチリだ。

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イルミネーション機能は、統合ユーティリティAlien Control Center内のAlien FXから制御する。その自由度も高く、無発光からムーディーな照明、ド派手と、気分のままにカスタマイズできる

 また、Alien Control Centerのそのほかの機能を紹介しておくと、Alien Fusionは電源設定をWindows標準の電源設定より分かりやすくかつきめ細かく設定できるというもの。Alien Touchはタッチパッドの動作や感度を指定でき、例えば手のひらの感知など、誤動作を防ぐことができる。Alienware TactXは、キーボードマクロを設定できる機能で、ゲーマー向けキーボードではよくある機能のALIENWARE版だ。そして最後のAlienware Adrenalineは、パフォーマンスを監視したり、ゲームモードとしてアクションを保存したりでき、例えばこのゲームを起動する際にはチャットソフトも起動する、といった一連の動作がショートカットとしてワンアクションから可能になる。

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入力デバイスにこだわるゲーマーも納得の、タッチパッドセンサーの調整機能やマクロキー機能などを備える

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Alien Respawnはリカバリツール、Alien Autopsyは電子マニュアルを兼ねたシステムチェッカー。こうしたユーティリティも含め、ALIENWAREシリーズは徹底してエイリアンイメージを統一しており、一般的なPCと比べるとメーカーのこだわりを強く感じられる

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デル株式会社
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デル株式会社
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ファーストインプレッション: “レンズだけサイバーショット” その使い勝手は

 家電見本市「IFA」に先だって行われたプレスカンファレンスでソニーより発表された、スマートフォンをファインダーがわりとするユニークなデジタルカメラ“サイバーショット”「DSC-QX100」「DSC-QX10」。日本国内での販売は現時点未定ながら実機(試作機)を入手したのでファーストインプレッションをお伝えする。

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「DSC-QX100」(左)と「DSC-QX10」(右)

 まずはその概略を改めて説明すると、両製品ともにレンズ鏡胴のみのように見えるユニークな外観で、通常ならばファインダーおよび撮影画像の確認用にカメラが備える液晶ディスプレイを備えていない。同社はミラーレス一眼「NEX」シリーズを投入する際、「板とレンズ」という基本コンセプトで製品をデザインしたが、本製品ではついに「レンズだけ」となっている。

 円筒形の本体にはシャッターボタンや各種ボタン、操作用リング(QX100のみ)を備えており、底面には三脚穴も用意されている。電源を入れてシャッターボタンを押せば小さなシャッター音がして撮影できたように思えるが、前述したように液晶ディスプレイを搭載していないため、どのような写真が撮れたかは分からない。

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左側面。ズームレバーとシャッターボタンが用意されている

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背面から。上部には電源スイッチとNFCの接触部
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右側面。小さな液晶が用意されているが、ここに表示されるのは電池残量など最低限の情報のみ

 基本的にはスマートフォンと組み合わせて利用するようになっており、アプリ「PlayMemories Mobile」を立ち上げて、本体とWi-Fi接続することで、スマートフォンがカメラの液晶ディスプレイとして機能する。本体にはNFCを搭載しているので、NFC搭載端末との組み合わせならば、カメラユニットとスマートフォンを接触させるだけでPlayMemories Mobileが起動、Wi-Fi接続が確立し、利用可能な状態になる。

 なお、初回起動時のみSSIDに対応するパスワード(カメラ本体のバッテリー収納部フタに、SSIDとパスワードが書かれている)を入力する必要がある。現行のWi-Fi対応サイバーショット(DSC-WX300など)と同様の手順だ。

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NFC対応のスマートフォンとならば、接近させるだけでWi-Fi接続が確立する

 スマートフォンとのWi-Fi接続が確立すれば、あとは通常のデジカメのような感覚で利用できる。付属アタッチメントでスマートフォンに固定すれば外観も含めて一般的なコンパクトデジカメのようになるほか、カメラ本体とスマートフォンは物理的に接触している必要がないので、カメラ部だけを手に持ってフリーアングル撮影するといったことも容易。アイディア次第でさまざまな撮影方法が楽しめそうである。

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同梱されるスマートフォン取り付け用アタッチメント
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ツメは上下に伸び、スマートフォンを挟み込むようにして固定する

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Xperia UL SOL22との組み合わせ。
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iPhone 4Sとも問題なく組み合わせできる

 撮影可能状態では映像がライブビュー表示されるが、Wi-Fi接続であるためなのか映像には若干の遅延が認められる。連写機能も用意されていないので、スポーツや動きのあるペットなど、瞬間を切り取る撮影には不向きであるように思える。なお、今回の試用ではカメラとスマートフォンを10メートルほど話した状態でも問題なくライブビュー表示が行われ、操作が可能だった。

 撮影機能としては必要最小限にとどまっており、撮影モードはフルオートの「おまかせオート」「プレミアムおまかせオート」が基本となる。QX100は絞り優先AEでの撮影が可能だが、ISO感度設定はオートのみで、連写やピクチャーエフェクト、パノラマ、電子水準器なども備えない。露出補正とホワイトバランスの調整は行える。撮影した画像の加工はInstagramなどスマートフォンのアプリで行えばよいという考え方だろう。

 なおデフォルト設定では撮影するとオリジナル画像はカメラ本体のメモリカード、2M相当にリサイズされた画像がスマートフォンに転送される。SNSへのアップやクラウドへの自動バックアップなどを考えると良いバランスであるように思える。

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QX100で絞りをF2.0まで開けての撮影

 DSC-QX100とDSC-QX10の違いはレンズとセンサーで、QX100は35ミリ換算28〜100ミリ F1.8-F4.9のカールツァイス Vario-Sonnar T*レンズに1型 有効2020万画素Exmor R CMOSセンサー、QX10は35ミリ換算25〜250ミリのレンズに1/2.3型 有効1820万画素 Exmor R CMOSセンサーを組み合わせる。

 既存サイバーショットとの比較で言えば、QX100は「DSC-RX100 II」、QX10は「DSC-WX200」と同等の仕様となっている。特にQX100は1型という大型の裏面照射型センサーに開放F値F1.8と非常に明るいレンズを搭載するため、これまでのスマートフォンが苦手としていた暗所でもきれいに撮影でき、大口径レンズによるボケも表現できる。これはスマホカメラではこれまで苦手としていた表現であり、これを撮ってすぐにスマホ画面で楽しめるというだけでも、製品を手にする価値はありそうだ。

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底面には三脚穴が用意されており、三脚を使っての固定もできる

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「デジタル教科書のスタンダードを目指す」 教科書会社12社が連携、共通プラットフォーム開発へ

 教科書会社12社と日立ソリューションズは9月5日、国内初のデジタル教科書の共通プラットフォーム開発に共同で取り組むコンソーシアム「CoNETS」を発足した。2015年春に、指導者・学習者向けのマルチOS・多デバイス対応の共通ビューワの運用開始を目指す。

 12社は、大日本図書、実教出版、開隆堂出版、三省堂、教育芸術社、光村図書出版、帝国書院、大修館書店、新興出版社啓林館、山川出版社、数研出版、日本文教出版。

 学校現場におけるデジタル教科書の導入は進みつつあり、11年度時点で指導者用デジタル教科書の普及率は小学校で29.4%、中学校で17.3%。映像や音声を利用できたり、共同作業がしやすいなどのメリットもあるが、現状では教科書ごとに各社各科目で独自開発されており、教育現場からは操作性の違いやOSやデバイスへの対応の差異などに不満の声が上がっていたという。

 「CoNETS」は、教科書会社が連携し、全社全科目の共通プラットフォームの普及を目的とする。デジタル教科書の専用ビューワと配信システムの開発は日立ソリューションズが行い、指導者用・学習者用それぞれにサービスを提供する。対応OSはWindows 7/8とiOS(iPad)を予定し、電子黒板やPC、タブレットなど多デバイスで横断的に利用できる形。コンテンツは、EPUB3で配信し、一般の電子書籍の読み込みも可能だ。

 科目や学年を問わず操作性やデザインを統一し、小中高と一貫して利用できる、指導者にも学習者にも使いやすいビューワを目指す。教室での一斉学習以外にも、家庭での個別学習やグループでの共同学習にも適した機能を搭載する。教科書データはクラウドサーバーで一括配信するため、内容の更新もでき、配信側の利便性も向上するという。

 製品は現在開発中で、詳細は14年秋に発表する。教科書改訂のタイミングに合わせ、15年に小学校用、16年に中学校用、17年に高等学校用を発売するという。12社以外にも、共通プラットフォームへの参加を呼びかけていく。

 同コンソーシアム代表を務める光村図書出版の常田寛社長は「デジタル教科書のスタンダードを目指し、1社だけでは難しい教育現場の声に一丸となって応えていく。デジタル教科書はあくまで質の高い紙の教科書があってこそ。紙とデジタルのよい部分を融合させ、効率よく学力を伸ばすツールを作りたい」としている。

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コンソーシアム参加企業13社の社長ら。中央は「CoNETS」代表の光村図書出版・常田寛社長

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東芝、「IFA 2013」で50V型の4Kテレビを披露

 東芝は、9月6日からドイツ・ベルリンで開催される「IFA 2013」の出展概要を発表した。今年8月に発売を開始した欧州向け4K対応テレビのラインアップ(84V型、65V型、58V型)に加え、今回初めて50V型を参考展示するという。

 また、映画やスポーツなどのカテゴリーごとに設定されたアバターがユーザーに番組を薦め、その番組の詳細や出演者情報を表示する欧州向けのテレビクラウドサービス、4K対応テレビをB2Bのサイネージ用途として活用した展示なども予定している。

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GALAXY Note 3とGALAXY Gearの連携は“シームレス”――Samsung電子

 Samsung電子は9月4日(現地時間)、ドイツ・ベルリンで新製品発表会「Samsung Unpacked 2013 Episode 2」を開催した。“Episode 2”となっているのは、「GALAXY S4」を発表した米国・ニューヨークでのイベント「Samsung Unpacked 2013」(3月)に次ぐ、フラッグシップモデルの発表会であることを意味している。

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「GALAXY Note 3」(写真=左)と「GALAXY Gear」(写真=右)

日本でも発売される「GALAXY Note 3」

 発表会には、Samsung電子のIT・モバイルコミュニケーション部門でトップ兼共同CEOを務めるJ.K シン氏が登壇。同社が切り開いた5インチ超えの大型ディスプレイを搭載する“ノート型デバイス”、すなわち「GALAXY Note」シリーズの3機種目である「GALAXY Note 3」を発表した。GALAXY Note 3のスペックは2012年のIFA 2012で発表されたGALAXY Note IIを大きく上回っており、クアッドコアまたはオクタコアのプロセッサー、5.7インチのフルHDディスプレイ、13メガピクセルカメラを搭載する。

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ドイツ・ベルリンで開催された「Samsung Unpacked 2013 Episode」(写真=左)。GALAXY Note IIと比較して「スリム」「軽さ」「大画面」「より高速」「長時間駆動」が特徴の「GALAXY Note II」(写真=右)
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GALAXY Note 3を発表するJ.K シン CEO

 またシン氏は「高速な通信ネットワークへの対応も十分だ」と話す。LTEはCat.4/LTE-Advancedに対応し、通信速度は下り最大150Mbps。対応周波数もマルチバンドとなり、世界中のあらゆるLTEネットワークに対応する。なお販売国別に周波数の組み合わせは6タイプになる予定だという。これまでGALAXYノートシリーズはGALAXY Sシリーズよりスペックがワンランク下だったが、GALAXY Note 3はフルスペックのモデルであり、この秋以降に発売される他社のハイエンド端末の対抗にもなる、強力な製品となった。

 さらにはスペックの強化だけではなく、本体のデザインも「高級な紙のノート」をイメージさせるものになっている。本体カラーはClassic White、Jet Blackのオーソドックスな2色に加え、Blush Pinkを加えた3色展開となる。背面のバッテリーカバーはレザー素材を採用しており、裏から見るとまさしく手作りの高級ノートのような印象を受けるだろうと、シン氏は自信を見せた。

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GALAXY Note 3。5.7インチながらも本体はスリムで、5.5インチのGALAXY Note IIとほぼ同等の幅(写真=左)。背面のバッテリーカバーはレザー素材で高級な印象を受ける(写真=右)
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Sペンからワンタッチで呼び出せるAir Command(写真=左)。GALAXY S4でおなじみのS View Coverは窓部分のサイズが大きくなった(写真=右)

 さらにはGALAXY Noteシリーズでおなじみの専用スタイラスペンでは、「Sペン」機能とマルチタスクを強化。5.7インチの大画面をさらに活用できるとした。さらに、セキュリティーソリューション「KNOX」も標準搭載し、企業での需要が高まるBYODにも対応するという。

 GALAXY Note 3は9月から世界149カ国で発売される予定。なお米国と日本ではLTE対応版を10月に発売する予定とのことである。

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本体のデザインは「紙のノート」を目指した美しいものに(写真=左)。ペンとマルチタスクの強化はノート型デバイスの活用の幅を広げる(写真=中央)。セキュリティーソリューションのKnoxを標準搭載(写真=右)

 またGALAXY Note 3のコンパニオン端末となるウェラブルデバイスとして、同社初の腕時計型のスマートウォッチ「GALAXY Gear」も発表された。Bluetooth接続によってGALAXYシリーズのスマートフォンと連携が可能で、GALAXY Gearからスマートフォン側の通話やメールを読むことができる。また190万画素のカメラを搭載し、メモを取る感覚で日常のさまざまなシーンの記録を保存できるとのこと。もちろん撮影した写真はスマートフォンへの自動転送も可能だ。

 さらに、より大きなノート型デバイスを求めるユーザーに対し、同じく昨年発売を開始した「GALAXY Note 10.1」の最新バージョンを発表。製品名は新しく年度を付与した「GALAXY Note 10.1 2014 Edition」となる。同製品はGALAXY Note 3とプロセッサーなどの基本スペックを同一とし、GALAXY Gearも利用できる。

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GALAXYシリーズと連携できるスマートウォッチ「GALAXY Gear」(写真=左)。10.1インチのタブレット「GALAXY Note 10.1 2014 Edition」とあわせ、3つの新製品が発表された(写真=右)
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「GALAXY Note 10.1 2014 Edition」
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3200×1800ドットの超高解像度、13.3型さば折りボディ「Yoga 2 Pro」発表

 Lenovoは9月5日(現地時間)、ドイツ・ベルリンで開催される欧州の家電見本市「IFA 2013」で3200×1800ドットの超高解像度ディスプレイを採用したコンバーチブルUltrabook「Yoga 2 Pro」を発表した。

 Yoga 2 Proは、IdeaPad Yogaシリーズで用いた360度回転ディスプレイスタイルを踏襲しつつ、解像度3200×1800ドットの超高解像度パネルを採用した高性能志向のスペックを特長とする。

 主な仕様は、Windows 8.1、第4世代Core i7 Uシリーズ、CPU統合グラフィックス、最大8GバイトDDR3Lのメインメモリ、128G〜512GバイトSSDなど。バッテリー動作時間は約6時間(フルHD動画再生時)。

 本体サイズは330(幅)×220(奥行き)×15.5(厚さ)ミリ、重量は約1.39キロ。価格は1099.99USドル(日本円換算 約11万円 2013年9月5日時点)、2013年9月後半発売予定(国内販売は未定)とする。


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「ドコモ、iPhone販売へ」 日経・朝日が報道

 NTTドコモが米Appleのスマートフォン・iPhoneの新機種を発売する見通しになったと、日本経済新聞朝日新聞の電子版が9月6日未明、それぞれ報じた。

 日経新聞によると、販売ノルマなどの条件面で折り合い、細部を詰めているという。

 Appleは9月10日午前10時(日本時間11日午前2時)に発表会を開く予定で、iPhoneの新機種を発表するとみられる。朝日新聞によると、Appleはこの場でドコモへの供給開始を明らかにする方向という。発売時期について朝日新聞は「早ければ9月20日」、日経新聞は「今秋にも」としている。

 ドコモがiPhoneに参入すれば、国内携帯3社が全てiPhoneを扱うことになり、競争の激化は必至な上、国内携帯電話メーカーの動向にも影響を与えそうだ。KDDIの田中孝司社長は2日、「われわれはドコモがiPhoneを発売することを前提に準備している」と話していた。

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Microsoft、14件の月例セキュリティ情報を公開予告

 米Microsoftは9月の月例セキュリティ情報を米国時間の9月10日(日本時間11日)に公開する。内訳は、深刻度が最も高い「緊急」が4件と、上から2番目の「重要」が10件の計14件。5日の事前通知で明らかにした。

 それによると、緊急レベルの4件ではInternet Explorer(IE)、Outlook、SharePoint、Windowsの脆弱性に対処する。このうちIEの脆弱性はWindows 8上のIE 10を含む全バージョンに存在し、クライアント版のWindowsは特に深刻な影響を受ける。

 また、Outlookの更新プログラムではOutlook 2007/2010の深刻な脆弱性に、Windowsの更新プログラムではWindows XPとWindows Server 2003の深刻な脆弱性にそれぞれ対処予定。なお、Microsoftが2014年4月8日でXPのサポートを打ち切った後は、たとえこうした脆弱性が見つかったとしても、修正のためのアップデートは提供しない。

 Officeとサーバソフトを対象とする更新プログラムでは、SharePoint Services 2.0/3.0、SharePoint Foundation 2010/2013と、アプリケーションサービスのExcel ServicesやBusiness Productivity Servers、Word Automation Services、Excel Web App 2010、Word Web Appなどの深刻な脆弱性に対処する。

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Microsoftの公開予告

 一方、重要レベルの10件では、Windows、Office、.NET Frameworkに存在する権限昇格や情報流出、サービス妨害(DoS)などの脆弱性に対処を予定している。

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Windows XPからWindows 8へ移行しない人の言い分

 世間では高性能なスマートフォンやタブレット、ハイブリッドPC(タブレットにもなるノートPC)がもてはやされ、世界のクライアントPC出荷台数はこの1年で落ち込んだ。

 2012年第2四半期から2013年第2四半期にかけて、世界のクライアントPC出荷台数は約8500万台から約7600万台へと減少し、前年同期比で11%減となった。

 コンシューマーがクライアントPCから価格の低い米GoogleのAndroidまたは米AppleのiOS搭載端末に切り替えているとしても、これらの数字は市場の全容を伝えてはいない。実際のクライアントPC市場は、数字から受ける印象ほど悪くない。アナリストによると、企業のクライアントPC依存は今後も続くという。

ドコモ、「iPhone販売へ」報道にコメント

 NTTドコモは9月6日、同社がiPhoneを発売する見通しにになったと伝える一部報道について「当社が発表したものではなく、現時点で開示すべき決定した事実はない」とコメントを発表した。

 6日未明、日本経済新聞と朝日新聞の電子版、NHKのニュースサイトが相次いで、ドコモをiPhone販売すると報じた。

 ドコモは6日付けのプレスリリースで「一部報道機関において、当社がアップル社の『iPhone』を発売する旨の報道があった」とiPhone、Appleの名をあげた上で、「当社が発表したものではなく、決定した事実はない」とコメントしている。

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私のiPadは“筆圧2048レベル”です――漫画家が「Intuos Creative Stylus」で描いてみた

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ワコムの「Intuos Creative Stylus」。カラーは写真のブルーと、ブラックを用意する

 ワコムが9月13日に発売するiPad向けスタイラスペン「Intuos Creative Stylus」は、2048レベルの筆圧感知をiPadで実現する、クリエイター注目のガジェットだ。

 数値的にはペンタブレット版の「Intuos」と同等の筆圧レベルを実現し、傾き検知やパームリジェクションといったお絵かきを気持ちよく楽しむための便利な機能も備えている。今回は発売前に試用するチャンスに恵まれたので、絵描きの目線から製品をレビューしていく。

 筆者は同製品を2、3日使わせてもらったが、個人的な印象を先にまとめると「本気で遊べる!」「めっちゃ塗りやすい!」というのが1番の印象。線の太さはもちろん、筆圧で色の濃淡がコントロールできるため、水彩ツールなどで淡い色合いを表現するのがとても楽なのだ。ワコム直販価格は9800円と安くはないが、iPadで本格的なお絵かきを楽しみたい人にはオススメできる。

Intuos Creative Stylusの主な仕様
筆圧レベル2048レベル
傾き検出レベル±45レベル
オン荷重最小30グラム
電池AAAA電池(アルカリ単六形乾電池)1本
駆動時間平均150時間
ペンケース付属(替えペン先ゴム:2個付属)
替え芯直径6ミリのペン先ゴム(交換可能)
本体サイズ135×10ミリ
重量25グラム
カラーブラック、ブルー
対応機種iPad(第3世代以降)、iPad mini
iPadとの接続Bluetooth 4.0 Smart
直販価格9800円

対応アプリはいろいろ ワコム謹製アプリも

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対応するクリエイティブアプリ

 Intuos Creative Stylusは筆圧、傾き検知、ショートカットキー、パームリジェクションといった付加機能を備え、第3世代以降のiPadあるいはiPad miniで利用できる。対応アプリはワコムの製品紹介ページで公開しているのでチェックしよう。

 有名ドコロだと、「Autodesk SketchBook Pro for iPad」や「Procreate」「Artrage」「ArtStudio」などが対応済み。「Adobe Ideas for iPad」なんかも近日対応を予定している。

 ちなみに、対応アプリの中には、筆圧にだけ対応してパームリジェクションやショートカットキーが使えないアプリもある。今回は、ワコム謹製かつ全機能に対応するデジタルノートアプリ「Bamboo Paper」を中心にレビューを進めていく。

ワコムユーザーにはおなじみの持ち心地

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太めのペンはラバー調のグリップで握りやすい

 ペンの形状は、ラバーグリップとアルミニウムボディを採用した太めのペン軸が特徴だ。ワコムのペンタブレットユーザーにとってはおなじみの形といえる。グリップには2つのショートカットキーが付いていて、アプリによって「消しゴム」や「Undo」といったよく使う機能が割り当てられている。

 ペンとiPadはBluetooth 4.0で通信し、各種の付加機能を実現する。そのためペンには電源として単六形乾電池(AAAA電池)をセットしないといけない。少々マイナーな電池サイズのため、家にしこたまあるeneloopが活用できなかったのはちょっと残念。ただし、駆動時間は平均150時間と、なかなか長持ちする。

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グリップには2つのボタンと青く光るLEDを装備(写真=左)。ペン先は直径6ミリのゴム製で、交換用のペン先が2個付属する(写真=中央)。バッテリーは単六形乾電池を1本使用する(写真=右)。静電容量式タッチパネルのiPadでは、通常は筆圧レベルや傾き検知に対応しないが、Intuos Creative Stylusはペンを押した強さなどをペン側で検知し、BluetoothでiPadに伝送することで、2048レベルもの筆圧レベルを実現する

 ペンとiPadの接続を確立するには、アプリそれぞれに設けられている設定コーナーでペアリングをすればOKだ。Bamboo Paperの場合、画面左下にある「i」ボタンをタップし、「CREATIVE STYLUS」の項目でペアリングを行う。画面の「接続」ボタンをペンでタップするだけの簡単設定なので、迷わず使えるだろう。一度ペアリングしてしまえば、接続が切れてもペンのキーを押すだけでまた接続する。

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ノートの一覧画面の下にある「i」ボタンを押し、「CREATIVE STYLUS」の項目で「接続」ボタンをタップすると、ペアリングができる

 ちなみにiPad向け製品ということもあり、持ち運びに便利な専用ケースも付属する。「Cintiq 13HD」に付属するケースと同じようなデザインで、ペン先のスペアや電池など、付属品一式を収納できる。シンプルかつしっかりした作りが好感触だ。

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付属のケースは154(幅)×46(奥行き)×21(高さ)ミリとかさばらない(写真=左)。交換用のペン先や電池とともに収納できる(写真=中央)。Intuos Creative Stylusのパッケージ(写真=右)
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来年は「U-50」大会も? シニアの血も沸く夏の戦い

ユニークな5つの種目を用意

 「攻撃を受けてから対策を考えていては間に合わない。攻撃者に先回りして守れる技術者を育てることが重要だ」(SECCON CTF 実行委員長の竹迫良範氏)——。

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会場の様子

 2013年8月22日、23日の2日間にわたって、「CEDEC 2013」の併催イベントとして、セキュリティ技術や知識を問うコンテスト「SECCON 2013 横浜大会」(SECCON×CEDEC CHALLENGE)がパシフィコ横浜において開催された。

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レジストレーションには長蛇の列ができ、あっという間に参加枠が埋まった

 SECCON CTF(Capture The Flag)は、何かと不足が指摘されるセキュリティ人材の裾野の拡大とレベルアップを目的として行われるセキュリティコンテストだ。2012年に実施された学生向けの「SECCON CTF」や社会人チームが参加した「CTFチャレンジジャパン」を統合したオープンな大会で、今回の横浜大会を皮切りに、全国10カ所で地方大会を開催していく。2014年1月にはオンライン大会も開催し、その勝者らによる「全国大会」を2014年3月1日〜2日に実施する予定だ。

 22日の予選会では、5種類の種目が用意された。古典的な情報漏えいの手口である「SQLインジェクション」による攻撃をいかに速く入力し、攻撃を成立させるかを競う「SQLインジェクションチャレンジ」、同様にクロスサイトスクリプティング成立の速さを競う「クロスサイトスクリプティング・スピードラン」、プロジェクターに映し出されたバイナリダンプの羅列を元に対応するファイル形式を見つける「バイナリかるた」、読み上げられた機械語(要は数字)に対応するアセンブラ命令が記された札を探す「アセンブラかるた」、そして「セキュリティ早押しクイズ」だ。

頭を抱えながらも競技に没頭

 アセンブラかるたのコーナーでは、参加者らが「『NOP』ならすぐ分かるんだけどなぁ……」などとぼやきながら取り札に向かった。さすがに人間がすべてのアセンブラ命令に対応した機械語を覚えておけるはずもなく、モバイルデバイスやアンチョコといった「参考書籍可」というレギュレーションの下で進められたが、それでもmov、popなど比較的なじみのある命令が読み上げられると、すぐに正答者が現れていた。

 一方のバイナリかるたは、いわゆる「目grep」の技を競う競技だ。スクリーンに表示されたバイナリダンプの表示を元に、それがどんな種類のファイルかを当てていく。C言語やgzipなど、特徴があったり可読性が高いファイルはすぐに正答者が現れたが、「FFS」などマイナーなファイルも出題され、参加者は頭を抱えていた。

 こうした競技に参加することが、一体どのようにセキュリティに役立つのか。例えば、攻撃者が送り込んできたファイル、すなわちマルウェアがどのような挙動を示し、どんな脆弱性を狙ってくるかを理解しなければ、効果的な対策を打つことはできない。その解析には、バイナリやアセンブラ命令についての深い理解は必須、というわけだ。

 同様に、SQLインジェクションチャレンジやXSSスピードランでは、Webアプリケーションにはどういった脆弱性が作り込まれがちなのかを理解した上で、そこを突くスピードを競った。「スピード」をうたう競技に参加するだけあって、早い人はものの5分程度で予選を突破していた。

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クロスサイトスクリプティングスピードラン

 また、SQLインジェクションチャレンジには、警視庁情報通信局からの参加者があったことから、マスコミの注目を集めていた。参加した野本靖之警視正は、もともとフォレンジックを専門にしているという。警視庁がSECCONを後援していることもあり、こうした競技を今後の教育に活用し、例えば「庁内CTF」といった形式を考えることもあり得るとした。

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SQLインジェクションチャレンジ。警視庁の野本氏はマスコミに囲まれてのチャレンジ

 セキュリティ早押しクイズでは、ITやセキュリティに関する基本用語に始まり、ウェルノウンポートや「Morrisワーム」「Stuxnet」といった古今東西有名なマルウェアの特徴について問う問題が出題された。中には、出題者が「毎年8月にラスベガスで開催される……」と問題文を読み終える前に「BlackHat!」と回答するなど、テレビのクイズ番組顔負けのシーンも繰り広げられた。

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ほかの競技よりもハードルが低く思えるためか、盛況となった「セキュリティ早押しクイズ」

「はじめてのCTF体験」も

 横浜大会は、ゲーム開発者向けのカンファレンスであるCEDECの並催イベントという位置付けもあって、これまでセキュリティコンテストに触れたことのない人、セキュリティ専門家以外の人に、「CTFとはどういったものか」を知ってもらう試みも用意された。それが「CTF体験コーナー」で、XSSスピードランやSECCONの過去問が用意され、自由に試すことができるようになっていた。

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CTF体験コーナー。@ITの記事も参考にしていただきました!

 実際にXSSスピードランにチャレンジしてみた参加者の1人は、普段はゲーム開発に携わっており「Webに触れるのは久しぶり」。こうしたコンテストも初めてだったという。「万が一不正アクセスを受けてしまうと大変なことになる。ゲーム開発者にとってもセキュリティは非常に重要な要素だ」と述べていた。

 SECCON 実行委員の1人である園田道夫氏は、参加者側はもちろん、出題者側に回る技術者が増えてCTFの裾野が広がり、ひいてはセキュリティに携わるエンジニアの拡大につながっていってほしいと述べる。「例えば海外のように、高校、大学単位でCTF部が生まれたり、草大会が実施されたりすれば面白いことになるのではないか」(同氏)。実際会場には、北海道でCTFに関する勉強会を開催しており、大会に合わせてはるばる横浜にまで足を運んだという参加者もあった。

 もう1つ、CTFをより分かりやすくする試みとして、競技の「可視化」への取り組みも進んでいる。これまでも、問題サーバと連携して参加者の点数がリアルタイムに表示される仕組みはあったが、NICTの「NIRVANA改」も注目を集めていた。

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昨年のSECCON CTF決勝大会のトラフィックを再生していた「NIRVANA改」

 NIRVANA改は、InteropのShowNetでも使われている、トラフィック可視化の仕組みだ。昨年のSECCON CTF決勝大会では、攻防戦方式で競技が行われたが、NIRVANA改はこの競技ネットワークでどんなパケットが流れているか、つまりを可視化するために利用された。今回の会場では、その全国大会のトラフィックを「再生」し、どのような攻防がなされていたかを擬似的に再現していた。

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TechTargetジャパン

FacebookやTwitterに対応、8つのiPad用アプリを試してみた

 Twitterのおかげでショートメッセージングが大人気になって以来、ソーシャルネットワーキングでは、モバイルユーザーが新鮮な感性でユニークな流れを作り出している。優れた大画面ディスプレーを持つiPadは、こうしたユーザーにうってつけだ。

 iPad用のソーシャルネットワーキングアプリも、ソーシャルネットワークサービス(SNS)での交流範囲を広げたり、これらのネットワークに新機能を追加したり、ネットワークをさまざまな方法で組み合わせて時間を節約したり、使い勝手を良くしたりするのに利用できる。本稿ではこれらのアプリを8種取り上げ、レビューする。

ドコモ、iPhone販売へ 今秋にも 焦点は「ロゴ」か

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REUTERS

 日本最大手の携帯電話事業者であるNTTドコモは今秋にも米AppleのiPhoneを発売する方針だ。Appleはライバルの韓国Samsung Electronicsに対し、日本では3倍以上の市場シェアを持つが、これをさらに拡大できそうだ。

 6000万の契約者を抱えるドコモだが、長らくiPhoneの販売には抵抗を示してきた。ブランディングや販売マージンなどの面でAppleと方針が一致しなかったためだ。だがiPhoneは日本で最も売れているスマートフォンであり、2008年にiPhoneを発売したソフトバンク、11年に発売したKDDIに対しドコモは市場シェアを奪われる結果となっている。

 事情に詳しい関係者がロイターに語ったところによると、ドコモは早ければ今秋にもiPhoneの販売を始めるという。

 秘密保持を理由に匿名を条件に語ったこの関係者は、協議の進行状況について詳細を明らかにしなかった。

 別の情報筋によると、両社で議論がこう着しているポイントはロゴだという。ドコモは販売する全ての端末に自社ロゴを入れるよう求めているのに対し、Appleは自社製品をそのまま販売することにこだわっている。

 また市場ウォッチャーの間では、Appleはドコモが販売する端末の50%以上をiPhoneで占めるよう求めているのに対し、ドコモは20〜30%にとどめたいと考えているようだ、という憶測もある。

 ドコモはiPhoneの販売について「現時点で開示すべき決定した事実はない」というコメントを発表した。Appleからはすぐにはコメントを得られなかった。

 アナリストは、両社が妥協した可能性があるとみる。Macquarie証券でアジアの通信分野を担当するアナリスト、ネイサン・ラムラー氏は「ドコモは大手キャリアであり、iPhoneの新たな販売拡大が見込めるため、Appleが柔軟になった可能性はある」と指摘する。

 この件を最初に報じた日本経済新聞は、来週にもドコモのiPhone販売参入は発表されるだろうと報じている。Appleは9月10日(米国時間)にiPhoneの最新機種を披露するとみられている。

 AppleはSamsungのGALAXYを始めとするAndroid勢との厳しい競争にさらされており、同社にとって日本は重要な市場の1つだ。

 MMD総研によると、日本で販売されているスマートフォンの4分の1以上をiPhoneが占めている。一方、Appleの世界シェア(4〜6月期)は13%だった。

 ドコモは、ソニー、シャープ、富士通の端末による冬モデルのプロモーションも計画している。

 カナダのBlackberryは、最新の「Blackberry 10」を日本で販売しない方針を決めた。BlackberryからiPhoneに乗り換えを検討する法人顧客の存在も、ドコモにiPhone参入を決断させる一因になっている可能性がある。

 「法人顧客はドコモにとって決定的に重要だ」とMacquarie証券のラムラー氏は話す。「AppleもまたiPhoneを活用した企業向けソリューションの改善に注力しており、これも考慮された可能性がある」とみる。

 日本で最初にiPhoneを販売したソフトバンクの株価は前日比2.5%下落し、KDDIは0.2%の微減。ドコモは取引開始直後に3%上げ、その後0.5%高だった。日経平均株価は1.5%安だった。

copyright (c) 2013 Thomson Reuters. All rights reserved.

(翻訳責任について)
この記事はThomson Reutersとの契約の下でアイティメディアが翻訳したものです。翻訳責任はアイティメディアにあります。記事内容に関するお問い合わせは、アイティメディアまでお願いいたします。

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定価の9割引、いやそれ以上か……? サーバ向け製品の「奇跡に近いジャンク市」

BUY MOREでサーバ向け製品のジャンク市「ほしい人には目が飛び出る値段です」

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REXTRON KVMスイッチジャンク市のPOP

 BUY MORE秋葉原本店は、Rextron製のサーバ用PC切り替え機や分配器のジャンク品を大量入荷し、週末から「REXTRON KVMスイッチジャンク市」を開く。同店は「サーバ市場で名の通ったRextron製品が数百円から数千円で買える、奇跡に近いジャンク市です。普通に買うと何万円もするので、欲しい人には目が飛び出る値段だと思いますよ」と熱く語っていた。

 用意しているのは、2台用PC切り替え機「KMH2C」(200円)や4台用PC切り替え機「KNV104D」(400円)、2台用分配器「VSA12」(400円)に4台用分配器「VSA18」(1000円)、SUN用マシン8台切替機「SNV108R」(100円)、SUN用キーボード付きタッチディスプレイ「ISV108/J+REK5678X」(2000円)など。「SUN専用モデルなどもあって対応環境を調べるのも大変ですが、まあ質問不可です。POPにも書きましたが、分かる人だけ買ってもらえれば」とのことだ。

 ちなみに、同店ではクルーシャルのSSD「M500」シリーズを、他の商品と同時購入すると2000〜4000円引きするセールも実施している。「最大容量の960Gバイトモデルでも5万4800円で買えます。サーバ向けはよくわからんという方もぜひ足を運んでください。もちろん、こちらは質問大歓迎です」と話していた。

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Rextronの4台用PC切替機「KNV104D」(写真=左)。ジャンク市の目玉といえる「ISV108/J+REK5678X」。8台入荷している(写真=中央)。クルーシャル「M500」シリーズの大放出特価(写真=右)
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タブレットも「G」ブランドに――「LG G2」「LG G PAD 8.3」をアピールするLGブース

 LGエレクトロニクスがIFAのブースで、スマートフォンの新製品「LG G2」と、タブレットの新製品「LG G PAD 8.3」を広いスペースで展示している。G2は、8月にニューヨークで発表されているが、LG G PAD 8.3はIFA直前の9月1日に発表されたばかりなので、ここではG PAD 8.3を中心に紹介する。

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モバイル関連ではG2とG PAD 8.3を紹介するLGブース
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タブレットも「G」ブランドに

 G PAD 8.3は、ワイドUXGA(1920×1200ピクセル、273ppi)の解像度を持ち、8.3インチ・IPS方式ディスプレイを搭載したタブレット。同社はこれまでに「Optimus Pad」という名称でタブレットを展開していたが、スマートフォンのブランド名が「Optimus」から「G」に変更されたことに伴い、タブレットの名称も「G Pad」となった。

 OSはAndroid 4.2で、プロセッサーにはQualcommのSnapdragon 600(1.7GHzクアッドコアCPU)を採用する。サイズは126.5(幅)×216.8(高さ)×8.3(厚さ)ミリ、重さは338グラム。ストレージは16Gバイト、RAMは2Gバイトが用意されている。カメラはアウトが500万画素、インが130万画素。バッテリーは4600mAhと大容量のものを装備した。北米、欧州、アジアを含む各国で今秋に発売される。なお、ドイツでは10月15日の発売が決定している。3G/Wi-Fi版が発売されるかは不明だが、会場に展示されていたのはWi-Fi版だった。

 ボディカラーはブラックとホワイトの2色で、裏側は適度に丸みを帯びているので持ちやすい。LGは片手でも持てるサイズ感をブース内でアピールしているが、幅が126.5ミリもあるので、少々手に余る。ちなみに「Nexus 7(2013)」の幅は114ミリ。338グラムという数字ほどの重さは感じないが、290グラムのNexus 7(2013)よりは重い。

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「LG G PAD 8.3」。ボディカラーはBlackとWhite。片手で“握る”のは少々辛いサイズだ
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上端部にイヤフォンジャックとmicroSDスロット(写真=左)、下端部にMicro USB端子を装備(写真=右)
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側面に電源キーとボリュームキーがある
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上端部にmicroSDスロットを搭載。展示機にはSIMスロットが見当たらなかった
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G PAD 8.3とG2ともに、片手で持ちやすいことを強調している

 G2に搭載された新機能は、G PAD 8.3でも継承されている。例えば「KnockON」という機能では、画面を2回タップすることで、電源キーを押さずにディスプレイのオン/オフが可能になる。電源キーは、G2のように背面にあるのではなく側面にあるが、これなら片手でもディスプレイのオン/オフを切り替えられて便利だ。

 「Slide Aside」は、3本指で3つのアプリを手軽に切り替えられる機能。任意のアプリを立ち上げてから、3本指で画面に触れながら、右から左にスワイプする。その後、ほかの2つのアプリも同様に操作してから、今度は左から右へ3本指でスワイプすると、先に立ち上げた3つのアプリが3等分されて現れる。後は使いたいアプリの画面をタップするだけでOK。スワイプするか、×マークをタップすると、各アプリを個別に消せる。

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3つのアプリを3分割して、手軽に切り換えられる
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自分以外のユーザー1人を登録できるマルチユーザー機能も用意した。ユーザーの切り替えはロック解除画面から行う

 G2とBluetooth接続して各種連携機能を利用できる「G Pair」も、LGならではの機能だ。G PAD 8.3で表示しているもの(写真や動画、ブラウザなど)をG2でも表示できる。また、G2が着信するとG PAD 8.3にその旨がポップアップ表示され、通話を拒否したり、電話に出られない旨のメッセージを選んで送ったりできる。

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G2とG PAD 8.3をBluetooth接続して連携機能を利用できる「G Pair」
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着信をしても出られないときに、タブレットからその旨のメッセージを送ることもできる
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5.2インチフルHD液晶や3000mAhバッテリー、Snapdragon 800など、シンプルなボディに高いスペックを備えた「LG G2」(写真=左)。発表されたばかりのXperia Z1と比較(写真=右)
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わずか2.65ミリというスリムなベゼルを備えたことで、幅は70.9ミリに抑えられている。これは約74ミリのXperia Z1よりも3センチほど短い(写真=左)。G2のベンチマークテストの結果もブースで紹介されていた。Snapdragon 800搭載機らしく、高いスコアを残している(写真=右)

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何ができる? 操作方法は?――写真と動画で解説する「GALAXY Gear」

 Samsungブースの中でもひときわ注目を集めていたのが、腕時計型デバイスの「GALAXY Gear」だ。IFAには一般客も来場できるが、筆者がブースを訪れたのが7日土曜日の日中だったこともあり、かなりの賑わいを見せていた。タッチ&トライコーナーではGALAXY Gearを試す来場者が後を絶えず、しばらく待たなければ触れない状態だった。

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Samsung電子の「GALAXY Gear」。6色をラインアップする(写真=左)。GALAXY Gearのタッチ&トライコーナーは、多くの人々で賑わっていた(写真=右)
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「ちょっと大きな腕時計」といったサイズ感(写真=左)。安っぽさを感じないデザインも良い(写真=右)
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ベルトに金具をはめ込む位置を調節する(写真=左、中)。金具にはさり気なく「SAMSUNG」のロゴがある(写真=右)

GALAXY Gearの主な機能

 まずは基本仕様をおさらいしよう。GALAXY Gearは、GALAXY端末(スマートフォンやタブレット)とBluetooth接続して、さまざまな機能を連携させられるデバイス。ディスプレイは1.63インチのカラー有機EL(Super AMOLED)を備え、解像度は320×320ピクセル、重さは73.8グラム。4Gバイトの内蔵ストレージと、512MバイトのRAMを持つ。CPUのクロック数は800MHz。バッテリー容量は315mAhで、25時間以上の連続使用が可能だという。

 同様の腕時計型デバイスとして、ソニーモバイルが「SmartWatch 2 SW2」を発表している。スマートフォンへの着信や新着メールをGALAXY Gearに通知したり、音楽を操作したりできるのは同じだが、GALAXY Gearはカメラとマイク/スピーカーを備えているのが違い。GALAXY Gearから写真撮影、音声コマンド(S Voice)、通話が利用できる。ほかに、スマホから1.5メートル以上離れたら、スマホの画面が自動でオフになってロックが掛かり、再び近づいたらロックが解除される「Auto Lock」や、スマホの置き場所が分からなくなったときにバイブやイルミネーションで教えてくれる「Find My Device」も用意した。なお、GALAXY GearそのものはWi-FiやLTEなどの通信機能は内蔵していない。

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GALAXY Gearは、「GALAXY Note 3」と一緒に展示し、Note 3とBluetooth接続して試すことができる(写真=左)。SamsungはGALAXY GearとNote 3をセットで利用するスタイルを訴求している(写真=中)。GALAXY Gearの本体色に合わせたNote 3用のカバーも用意する(写真=右)

タッチパネルを上下左右にスワイプして操作する

 続いて、操作方法を確認していこう。GALAXY Gearが搭載する物理キーは電源キーのみで、基本的にタッチパネルですべての操作をこなす。腕時計型デバイスなので、普段は時刻が表示されているが、この画面を左右にスワイプすると、連絡先、通話・メッセージの履歴、S Voice、設定、アプリ呼出し用などのアイコンが現れる。操作を1つ前の画面に戻すには、上から下にスワイプすればよい。この操作を繰り返すと、最初の時刻表示に戻る。

 時刻の画面で下から上にスワイプするとダイヤル画面が現れ、接続しているスマートフォンの電話番号で電話の発信ができる。

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ダイヤル画面で数字を打ち込んで電話を発信する(写真=左)。通話やメッセージの履歴を確認できる(写真=右)
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190万画素カメラを搭載

 時刻の画面で上から下にスワイプすると、カメラが起動する。バンドの根本にオートフォーカス対応190万画素カメラ(裏面照射型CMOSセンサー)を備えており、手軽にスナップ写真を撮影できる。手首を回転させてカメラを自分の方向へ向ければ自分撮りも可能だ。720pのビデオ撮影もサポートする。撮影した写真はGALAXY Gearの内部ストレージに保存され、後述する連携アプリを利用してSNSへ投稿したりもできる。撮影直後に右から左へスワイプすると、撮影した写真を閲覧できる。GALAXY Gearのディスプレイはマルチタッチに対応しており、2本指でつまんで拡大・縮小もできる。ダブルタップで拡大・縮小も可能だ。

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静止画の撮影画面。動画も撮れる(写真=左)。1.63インチの小さな画面ながら、ピンチイン/アウトの操作にも対応する(写真=中、右)

 タッチパネルはゆっくりスワイプしないと反応しないことがたまにあったが、感度はおおむね良好だ。どの角度からも上下正しく表示されるよう、画面が自動回転するのも気が利いている。1.63インチに320×320ピクセルという解像度は十分すぎるくらいで、写真が意外と(?)きれいに見えたのも好印象。ちなみにSmartWatch 2 SW2のディスプレイは1.6インチ(220×176ピクセル)液晶だ。

GALAXYスマホ/タブレットと連携するアプリも用意

 GALAXY Gear用に開発されたアプリを50種類ほどプリインストールしており、その中のいくつかは、スマートフォンと連携して利用できる。SNS「Path」もその1つで、GALAXY GearのPathアプリから写真を撮ったりチェックインしたりすると、スマートフォンのアプリにその更新内容が反映される(スマホから投稿したのと同じ状態になる)。ほかに「LINE」や「Evernote」も連携アプリとして用意されている。一方で定番アプリの「Twitter」や「Facebook」が無いのは残念なところ。ぜひ今後追加してほしい。

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こちらは「Path」アプリを使った連携機能。GALAXY Gearからチェックインをしたら、スマホ側にもその旨が反映される
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展示されていたNote 3には「Gear Apps」というフォルダにGALAXY Gearと連携できるアプリがまとめられていた
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アイコンが色付きになっているものが、スマートフォンと連動するアプリ
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「設定」には、ディスプレイ、サウンド、ボリューム、Bluetoothなどの項目が並ぶ(写真=左、中)。電源キーを長押しすると、電源を切るか再起動するかを選べる(写真=右)

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HTCブースでHTC Oneの新色「Vivid Blue」を展示、OSはAndroid 4.3に

 HTCは「IFA 2013」で新製品は発表していないものの、小規模なブースを展示している。そこで目にしたのは、「HTC One」の新色「Vivid Blue」。このVivid Blueは、9月に欧州などで発売されるという。文字どおりビビッドなブルーが印象的な爽やかな色で、若者を中心に人気を集めそうだ。HTC Oneは日本ではKDDIから「HTC J One」として発売されており、8月末に新色の「メタルレッド」が加わったばかりだが、「ビビッドブルー」の登場にも期待したい。

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HTC Oneの新色「Vivid Blue」。ディスプレイ面のスピーカー周りもしっかりブルーになっている。側面や背面の樹脂の部分はブラックだ

 なお、ブースに展示されていたHTC OneのOSは最新のAndroid 4.3となっており、いくつかの機能改善が図られている。まず、HTC端末は従来から通知バーにWi-FiやBluetoothなどの設定パネルが用意されていないが、Android 4.3のHTC Oneでは、1本指で通知バーを呼び出して右上のアイコンを押すか、2本指で通知バーを呼び出す操作(上から下へスワイプ)をすると、各種設定パネルを呼び出せる。

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OSは「Android 4.3」に。HTC Senseのバージョンは「5.0」で変わらない(写真=左)。通知バー右上のアイコンから、各種設定パネルを呼び出せるようになった。こちらは1本指で操作した場合。HTC端末には長らくこの設定がなかったので感慨深い(写真=中、右)
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2本指でスワイプすると、直接設定パネルが現れる

 ホームボタンのカスタマイズも可能になった。「設定」→「ディスプレイ、ジェスチャ、ボタン」→「ボタン」に、ショートカットの設定ができる「ホーム」という項目を新たに用意。HTC J Oneではホームボタンを長押しすると、Google Nowが起動するが、このショートカットを「長押しでメニュー呼び出し、スワイプでGoogle Now呼び出し」に変更できる。これにより、各種アプリのサブメニューをホームボタンの長押しで呼び出せるようになる。

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ホームの長押しでサブメニューを呼び出せる設定項目が新設されている(写真=左、中)。右上にあるメニューを押さなくても、ホームボタンの長押しでサブメニューを呼び出せる(写真=右)

 もう1つ、HTC J Oneではホーム画面のドックを変更する方法が分かりにくかった。ホーム画面上でドックのアプリをドラッグ&ドロップしても、ドックのアプリがホームにコピーされるだけで、ドックにはスペースが空かない。ドックにスペースを作るには、ドック上のアプリ同士を重ね合わせてフォルダ作成する必要がある……という謎の仕様だった。以前の機種はちゃんとドラッグ&ドロップでドック上のアプリを移動できたのだが、恐らくHTC Sense 5.0への移行に伴うバグのようなものだろう。Android 4.3のHTC Oneではこれが改善され、通常どおりドラッグ&ドロップでドックのアプリを移動できる。

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Android 4.1のHTC OneやHTC J Oneでは、ドックのアプリをドラッグ&ドロップしても、なぜかコピーされるだけだった(写真=左端、左中)が、Android 4.3のHTC Oneではドラッグ&ドロップで移動できる(写真=右中、右端)。以前のHTC Senseでは、もともとできていたのに……。ともあれうれしい改善だ

 HTC Oneで撮影した写真や動画を、イベントや1日ごとに自動で30秒の動画にまとめて再生してくれる「ビデオハイライト」も改善されている。これまではプリセットされていた音楽しか利用できなかったが、端末に保存されている好きな音楽もBGMに選べるようになった。また、エフェクトは従来の6個から12個に増加している。

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ビデオハイライト再生画面のサブメニューに「ミュージックを選択」「デフォルトのトラックに復元」という項目が追加され、端末に保存している曲もBGMに利用できるようになった(写真=左)。エフェクトは12種類になった。効果をイメージさせるサムネイルもある(写真=中、右)

 細かいところでは、「設定」→「電源」に「バッテリーレベルを表示」という項目が追加されており、バッテリー残量の%表示も可能になっている。

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バッテリー残量の確認も可能に

 HTC J OneもOSアップデートによって、これらの機能が改善される可能性が高い。早いタイミングでのアップデートを望みたい。

 ブースではHTC Oneのミニサイズ版である「HTC One mini」も展示。メタルボディ、HTC BoomSound、HTC BlinkFeed、UltraPixel、HTC ZoeといったHTC Oneの特徴はそのままに、ディスプレイを4.3インチ(720×1280ピクセル)、本体幅を63.2ミリに抑えた。片手での操作に適したサイズといえる。

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いずれの写真も左がHTC J One、右がHTC One mini

 4.3インチワイドVGAディスプレイや8Mピクセル搭載でデュアルSIMに対応する「HTC Desire 500」、4.0インチワイドVGAディスプレイや5Mピクセルカメラ搭載のWindows Phone 8スマホ「Windows Phone 8S」も展示していた。

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スポーティなボディが印象的な「HTC Desire 500」

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写真で解説する「GALAXY Note 3」の外観と新機能

 IFAで発表されたSamsungの新機種「GALAXY Note 3」は、GALAXY Note IIから正統進化したモデル。ディスプレイはNote IIの5.5インチから5.7インチへと大型化を果たしながら、ベゼルをギリギリまで狭めることで、幅はNote IIの80.5ミリから約1ミリ細い79.2ミリに留まった。Note IIと比べて厚さも約1ミリ(9.4ミリ→8.3ミリ)薄く、重さは約16グラム軽くなっている(182.5グラム→168グラム)のもうれしい。背面の素材はプラスチックだが、レザー調の加工を施しており、ひと味違った質感を得られる。

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Samsung電子製の「GALAXY Note 3」。ボディカラーはJet Black、Blush Pink、Classic Whiteの3色
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上部にイヤフォンジャックがある
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左側面に電源キー(写真=左)、右側面にボリュームキーがある(写真=右)
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握るだけなら片手でも問題ないサイズ感だ(写真=左)。「Xperia Z1」と比較(写真=右)
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側面が斜めにカットされているので手になじむ(写真=左)。背面に1300万画素カメラを搭載(写真=右)
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GALAXYシリーズではおなじみ、ホームボタンのみ物理キーを採用(写真=左)。S Penはボディカラーに合わせた色を採用(写真=右)

 解像度もHDからフルHDとなり、より高精細な表示が可能になった。3200mAhバッテリー、13メガピクセルカメラ、3GバイトのRAMなど、ハードウェアスペックもNote IIから向上しており心強い。GALAXY S4と比べても、CPUのクロック数やメモリは高い。

GALAXY Note 3、GALAXY Note II、GALAXY S4のスペック比較
GALAXY Note 3GALAXY Note IIGALAXY S4
OSAndroid 4.3Android 4.1Android 4.2
プロセッサーLTE:2.3GHzクアッドコア
3G:1.9GHzオクタコア
1.6GHzクアッドコア1.9GHzクアッドコア
1.6GHzオクタコア
サイズ(幅×高さ×厚さ)79.2×151.2×8.3ミリ80.5×151.1×9.4ミリ69.8×136.6×7.9ミリ
重さ168グラム182.5グラム130グラム
ディスプレイ5.7インチフルHD(1080×1920ピクセル)Super AMOLED5.5インチHD(720×1280ピクセル)Super AMOLED5.0インチフルHD(1080×1920ピクセル)Super AMOLED
バッテリー容量3200mAh3100mAh2600mAh
アウトカメラ有効約1300万画素裏面照射型CMOSセンサー有効約800万画素裏面照射型CMOSセンサー有効約1300万画素裏面照射型CMOSセンサー
インカメラ有効約200万画素裏面照射型CMOSセンサー有効約190万画素裏面照射型CMOSセンサー有効約200万画素裏面照射型CMOSセンサー
メモリストレージ:32/64Gバイト
RAM:3Gバイト
ストレージ:16/32/64Gバイト
RAM:2Gバイト
ストレージ:16/32/64Gバイト
RAM:2Gバイト
外部メモリ最大64Gバイト(microSDXC)最大64Gバイト(microSDXC)最大64Gバイト(microSDXC)
LTE下り最大150Mbps/上り最大50Mbps下り最大100Mbps/上り最大50Mbps下り最大100Mbps/上り最大50Mbps

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新機能の「Air Command」

 Noteシリーズとしての新機能で注目したいのが「Air Command」だ。S Penを画面に向けて、ペンのボタンを長押しすると、Air Commandのウィンドウが立ち上がり、S Penを用いたさまざまな便利機能を利用できる。

 電話番号を書いて電話アプリを呼んで発信するなど、ペン入力した内容から直接機能を呼び出せる「Action Memo」、ペンで丸く囲った部分を切り取って保存できる「Scrapbook」、表示中の画面をキャプチャしてメモを残せる「Screen Write」、電卓・電話・YouTube・ブラウザなどの小さなアプリを立ち上げられる「Pen Window」などがある。「S Finder」では、Note 3に保存されたあらゆるデータや設定名などをペン入力で検索できる。例えば「Roaming」と入力すると、ローミング関連の設定にたどり着けるので、どの設定にどこからアクセスするのか分からなくなったときに便利だ。

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小さいウィンドウにアプリが表示される「Pen Window」。起動中に「−」アイコンを押すと、最小化して丸いアイコンになる
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「S Finder」で「Hello」と入力したメッセージを検索
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こちらはS Finderでローミング設定を検索したもの

 1画面に2つのアプリを同時に表示できるマルチウィンドウ機能も進化。ブラウザでニュースサイトを見ながら、もう一方の画面でウェブ検索をするなど、“1つのアプリ”を2分割して使えるようになった。ブラウザはタブを使う手もあるが、そのタブを切り替える手間が省けるというわけだ。メッセンジャーアプリ「ChatON」では、上のウィンドウでAさんとチャットをしながら、下のウィンドウでBさんとチャットをする、といったことも可能。テキストや写真をドラッグ&ドロップして、もう一方のウィンドウで表示中のアプリに貼り付ける機能にも対応した。例えば、メールアプリとギャラリーアプリを同時に開き、ギャラリーの画像をメールに添付……といったことができる。

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おなじみのマルチウィンドウ。Note 3では同じアプリを2分割で表示できる
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「ChatON」で異なる友人2人とのメッセージを表示(写真=左)。ギャラリーとメールアプリを立ち上げ、ギャラリーから写真をドラッグ&ドロップしてメールに添付できる(写真=右)

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クラウド値下げ競争に浮つかないユーザーたち 各社の本音を探る

 IaaS(Infrastructure as a Service)のサービスプロバイダーの中で、複数の事業者がクラウドの使用料を相次いで引き下げて、懸命に新しい顧客を呼び込もうとしている。しかしクラウドのユーザーの多くは、この競争を最初からマーケティング戦略として仕組まれたものと見ているので、低価格というエサにつられることはない。

 米Amazonは、同社のAmazon Web Services(AWS)の専有インスタンスの価格を引き下げると2013年7月中旬に発表した。その直後、米Rackspaceもブログの中で、AWSの専有インスタンスは本当の意味で専有なのかと疑問を表明するとともに、Rackspaceは価格でもパフォーマンスでも優位にあると主張した。

 この2社の争いの場に割って入ったIaaSプロバイダーが米ProfitBricksだ。同社の幹部は「AWSもRackspaceもクラウドサービスの利益率を見るとProfitBricksほど顧客に忠実とはいえない」と非難した上で、同社自身もIaaSの価格を50%引き下げた。

 顧客はクラウドの価格競争が激化してきたと感じている。競争があるのは市場全体としては健全なことだが、今回の価格競争に関して言えば、現在争いを仕掛けている各社が社内のあらゆる部分でコスト削減を図った結果を価格に反映させたわけではない、と顧客は見ている。

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