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「1GPUでとことんまで目指すならコレ」――「N780GTX Lightning」がとにかく高評価

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“カスタム性込みでGTX 780カード最強”な「N780GTX Lightning」がデビュー

photoMSI「N780GTX Lightning」

 先週、グラフィックスカードでもっとも注目を集めていたのは、MSIのGeForce GTX 780カード「N780GTX Lightning」だ。価格は10万円弱。

 N780GTX Lightningはオリジナルの3連ファン「Tri Frozr」を採用したオーバークロック向けモデルだ。GPU側16フェーズ+メモリ側3フェーズの電源回路や、標準用とOC用で切り替えて使える「ツインBIOS」、リアルタイムで電圧測定できる「V-チェックポイント」を備えるほか、電力供給を強化する追加基盤「GPU Reactor」を同梱するなど、独自の付加価値を多数盛り込んでいる。スロット2段をやや超える厚みがあり、補助電源は8ピン×2。標準コアクロックはリファレンスから117MHz高い980MHzで、GPU Boost時は最大で1033MHzとなる。メモリクロックはリファレンスどおりの6008MHzで、容量は3Gバイトだ。

 GTX 780カードのなかでも高価なカードながら、入荷初日から各ショップで売り切れや品薄が心配されるほどの反響があった。パソコンショップ・アークは「定格仕様でいえば、GTX 780カードでも標準コアクロックが1000MHzを超えているモデルはいくつか登場していますが、OC時の冷却性や電源の安定性を考えると、N780GTX Lightningは間違いなく最強の一角に入りますね。チューニングの幅広さやチェック手段の多さを含めるとナンバーワンといえるでしょう」と高く評価する。

 店内にデモ機を置いているTSUKUMO eX.も「もちろんシングルGPU最強はGTX TITANカードですが、原則リファレンスカードしかありません。ベンダー側の粋を集めたモデルという見方をすると、N780GTX Lightningはグラフィックスカード全体で考えてもかなりいい線をいく製品といえますね。FF14をはじめとしたPCゲーム特需も後押しして、このクラスではかなり好調に売れています」と話していた。

photophotophotoN780GTX Lightningの基板とボックス内。本体の大きさと付属品の多さに、箱自体の気合いの入った作りが重なって、通常の2倍近くの厚みがある(写真=左、中央)。TSUKUMO eX.でデモ中のN780GTX Lightning(写真=右)
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