米Microsoftは12月5日(現地時間)、「Skype」と企業向けコミュニケーションツール「Microsoft Lync」との間でのビデオ通話を可能にしたと発表した。「Lync 2013」(Android/iOS/Windows)と、まずはWindows版Skypeの最新版(バージョン7.0)とで可能になった。AndroidおよびiOS版Skypeにも数カ月中に対応する見込み。
SkypeとLync間では、昨年5月からメッセージングと音声通話はできるようになっていた。ビデオ通話対応が遅れたのは、両者間へのエンタープライズクラスのセキュリティの組み込みや動画品質の向上などに時間がかかったようだ。
SkypeとLyncの接続方法については、管理者向け説明はこちらに、エンドユーザー向けの説明はこちらにまとめられている。
なお、今のところSkype側はMicrosoftアカウントを使う必要がある。将来的にはSkypeIDにも対応するという。
Microsoftは2015年上半期中にLyncの名称を「Skype for Business」に変えると発表している。
デスクトップ版Skypeのバージョン7のこの他の新機能としては、タッチ操作への対応とメッセージング画面左欄へのコンパクトビュー機能が追加された。
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