「反響はかなりあります」——オリオスペックで6万円台3Dプリンタのデモ公開
オリオスペックは、25日から個人向け3Dプリンタの店頭デモを開始している。店頭で稼働しているモデルは「3D PRINTER REPRAP MENDEL Evolution」だ。ABS樹脂(フィラメント)を原料に、3Dサンプルを作り上げていく過程が間近で見られる。
この3Dプリンタは、オープンソースの「RepRap.orgプロジェクト」で公開しているハードウェアを組み上げて制作されており、価格が6万9800円とかなり安く抑えられている。入荷予定は2013年8月中旬で、20台程度仕入れる見込みという。原料のフィラメントは1キロあたりで4980円で、複数のカラーバリエーションを用意する。
同店は「3Dプリンタは、いろんなところから登場のウワサが流れても発売にこぎつかなかったり、出ても個人で買うには高すぎるものが多かったので、これのニーズはけっこうあるんじゃないかと思います」と自負する。実際にデモを始めてから大きな反響があり、「週末はたくさんの人が見に来てくれそうですね」という。すでに予約受付を始めており、金曜日(26日)時点では空きはまだ十分にあったが、瞬く間に埋め尽くされる可能性が高い。
今購入予定がなくても、個人で買える3Dプリンタの実力が体感できる貴重なスポットでもある。稼働は不定期ながら、しばらくは展示を続けるとのことなので、機会があれば見に行ってみよう。
3Dプリンタ関連記事
- 3Dプリンタの普及と3DCGの未来——「Shade 3D」開発者インタビュー
- ヤマダ電機、8月より店頭で3Dプリンタの販売を開始
- ブルレー、20万円を切る卓上型3Dプリンタ「UP Plus 2」
- 未来へようこそ! CGを現実に変える「3Dプリンタ」最新事情
- Euromold現地リポート(1):映画産業から医療分野まで急浸透——話題の3Dプリンタ最新動向
- Euromold現地リポート(2):3Dプリンタから3Dスキャナ、3Dマウスまで——立体造形ツールの注目展示をチェック
Copyright© 2013 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.