米Facebookが企業向けのサービス「Facebook for Work」を準備中だと、米Financial Timesが11月16日(現地時間)、この件に詳しい筋の話として報じた。
このサービスは、一般のFacebookと同様にニュースフィードやグループ、チャット機能を備えるが、ユーザーはプライベートなプロフィールとは別の仕事用プロフィールで参加し、プライベートな写真や動画などは表示させずに済むという。
Facebookのグループには、ドキュメントの作成・共同編集やファイルの共有機能などが備わっている。
つまり、Facebook for Workは米Microsoftの「Yammer」や米Googleの「Google Apps」と同様の、コミュニケーションツールを含むプロダクティビティサービスになるようだ。
Financial Timesによると、少なくとも立ち上げ段階では無料という。企業は一般に、従業員が就業時間中にFacebookを閲覧することを好まないが、Facebook for Workを提供することでユーザーによるFacebook滞在時間をさらに伸ばすことができ、結果的にFacebookの広告収入増につながるだろう。
同社の7〜9月期のMAU(月間アクティブユーザー数)は13億5000万人、広告による売上高は前年同期比64%増の29億6000万ドルだった。
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