クリプトン・フューチャー・メディアは大ヒット歌謡曲を生み出してきた作曲家・彩木雅夫さんのボカロCDをリリースする。歌うのは初音ミクとMEIKO。いずれも同社のバーチャルシンガーだ。
彩木雅夫さんの作曲家としてのキャリアは48年に及び、「長崎は今日も雨だった」(内山田洋とクールファイブ)「なみだの操」(殿さまキングス)「年上の女」(森進一)ほか数々の大ヒットを飛ばしている。
その彩木さんはボカロ界隈では「まさP」として知られており、すでにいくつかの自作ボカロ曲をニコニコ動画、YouTubeに投稿している。MEIKOの10周年イベントでは、クリプトンの伊藤博之社長が81歳の最年長ボカロPとして紹介していた。
彩木さんのボカロオンリーアルバム「手紙−The Letter−」は、彩木雅夫 feat. 初音ミク名義で11月19日、CDとしてクリプトンの音楽レーベルであるKARENTからリリース。ボカロPとしての代表曲「花はかざれない」をはじめ初音ミク歌唱のオリジナル10曲に加え、自身が作曲し1970年に女優・沢知美のボーカルでシングルとしてリリースされた「モーニング・ブルース」をMEIKOのボーカルで収録している。価格は2000円(税込)。イラストレーターの櫻木けいさんによるイラストステッカー入り。
11月22日午後6時から、彩木さん、クリプトン伊藤社長によるトークショー&サイン会が札幌市で行われる。
関連記事
- 日本のVOCALOID発売から10年、中の人たちの思いは? 「MEIKO」生誕10周年イベントに行ってきた
日本初のVOCALOID音源「MEIKO」誕生から10年を迎えた。10周年生誕祭では、ボーカロイドの父・剣持さんとクリプトンの伊藤社長が当時を振り返ったほか、MEIKOの中の人こと拝郷メイコさんらが“VOCALOIDと中の人とのギャップ問題”を語った。
関連リンク
Copyright© 2014 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.