史上初の彗星着陸ミッションを成功させた探査機「ロゼッタ」は、チュリモフ・ゲラシメンコ彗星が発する不思議な“歌”をとらえていた。欧州宇宙機関(ESA)がその“歌”をSoundCloudで公開している。
その“歌”に気付いたのはロゼッタが同彗星に到着した8月。彗星周囲のプラズマを調べる「RPC」(Rosetta Plasma Consortium)の科学者が、同彗星の地場の振幅の中に、不思議な“歌”を見つけた。それは40〜50mHz(ミリヘルツ)と人間の可聴範囲よりかなり下だったが、SoundCloudでは人間に聞こえるように加工した音源を公開している。
科学者はこの現象について、中性粒子を放出する彗星の活動と関連している可能性を指摘しているが、はっきりしたことは分からないという。科学者は「全く予想もしていなかったことだ。何が起きているのか理解するために研究を進めている」と話している。
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