米Amazon.comが7月25日(現地時間)に発表した第2四半期(4〜6月)決算は、売上高が前年同期比22%増の157億400万ドル、純損失が700万ドル(1株当たり2セント)だった。前年同期の純利益は700万ドル(1株当たり1セント)、前期は8200万ドル(1株当たり18セント)だった。Kindleシリーズの販売は好調だったが、物流拡大や技術・コンテンツ開発への投資がかさみ、赤字転落になった。
営業利益は26%減の7900万ドル、営業利益率は0.5%だった。物流設備への投資が35%増の1億8800万ドル、技術・コンテンツ開発コストが47%増の1億5600万ドルだった。総営業コストは前年同期比23%増の156億2500万ドル。同社の従業員数は前年同期比40%増の9万7000人。
事業別の売上高は、書籍や映画などのコンテンツを扱うメディア部門が7%増の43億9700万ドル、電化製品および雑貨部門(Kindle端末を含む)が28%増の104億1500万ドルだった。Amazon Web Services(AWS)を含むその他の部門は61%増の8億9200万ドルだった。
今後の見通しについては、第3四半期の売上高を前年同期比12〜24%増の154億5000万〜171億5000万ドル、営業損益を、6500万〜4億4000万ドルの赤字と予測した。
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