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新しいVOCALOID「巡音ルカ V3(仮)」は声色を簡単に変えられる独自機能搭載

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 VOCALOIDとして初めて日本語と英語の両方のデータベースに対応したクリプトン・フューチャー・メディアのVOCALOID「巡音ルカ」の次期バージョン情報が公開された

photoイラストはまだシルエット

 「巡音ルカ V3(仮)」は、「ソフトからパワー、吐息混じり」の表現をサポート。日本語/英語の両方を歌うバイリンガル仕様は従来通りだが、その表現力は大幅にパワーアップした。

 「巡音ルカ V3(仮)」では、メロディーラインの作成時に、複数のデータベースを自由に行き来することが可能だ。これは、「E.V.E.C.」(イーベック:Enhanced Voice Expression Control)という独自機能のうちの1つ「Voice Color」機能で、クリプトンが「KAITO V3」以降提供しているVOCALOID編集ソフト「Piapro Studio」で利用することができる。

 これまで複数の表情データベースを使う場合には、Soft用に1トラック、Whisper用に別に1トラックといったように複数のトラックで編集してミックスして出力する必要があったが、Voice Color機能では1トラックで音符ごとに表情を選べるようになったため、編集の手間が大幅に軽減される。

photo同じトラック内で1音符ごとに異なる声色を設定できる=Webサイトより

 なお、解説ページには、「Soft」「Power」「Whisper」「Cute」「Closed」の5つの表情を見ることができる。

 英語データベース(E.V.E.C.には非対応)の詳細については、11月下旬以降に公開される。

 また、吐息がかった声色などに有効な、フレーズの終わりの息成分をコントロールする「Voice Release機能」、音素を重複させて補強することが可能な「子音拡張機能」も利用できる。どちらもこれまでのVOCALOIDではコントロールできなかったものだ。

 パッケージには従来通り、音楽制作ソフト(DAW)の「Studio One」も付属する。

 ビジュアルは現在、シルエットのみ。イラスト、デモ曲などの詳細は年内に公開される予定だ。

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