任天堂が10月29日発表した4〜9月期の連結決算は、営業損益が2億円の赤字だったが、前年同期の232億円の赤字からは大幅に改善した。
売上高は12.8%減の1713億円。「大乱闘スマッシュブラザーズ for ニンテンドー3DS」が世界322万本を販売し、海外で6月に発売した「トモダチコレクション 新生活」も堅調。3DS販売数はハード209万台/ソフト2330万本だった。通期目標はハード1200万台/ソフト6700万本。
Wii U販売はハード112万台/ソフト940万本。5月に「マリオカート8」を発売したことで勢いが改善しており、「大乱闘スマッシュブラザーズ」とNFC搭載フィギュア「amiibo」を発売する年末商戦に向け手販売拡大を目指すとしている。通期目標はハード360万台/ソフト2000万本。
円安による為替差益で経常損益は221億円の黒字に。最終損益は143億円の黒字だった。
通期では営業損益は400億円の黒字を見込んでいる。
関連記事
- Wii Uをもっと楽しめるNFC対応フィギュア「amiibo」 第1弾はスマブラ
任天堂がゲームとつながるNFC対応フィギュア「amiibo」を発売する。第1弾では「大乱闘スマッシュブラザーズ」と連動する。 - 「クラブニンテンドー」会員ランク制度廃止 New3DSからハードはポイント対象外に
任天堂の会員制サービス「クラブニンテンドー」が「プラチナ」などの会員ランク制度を廃止。10月以降発売するソフト以外はポイント対象外とする。 - 3DS「大乱闘スマッシュブラザーズ」、発売初週で100万本突破
ニンテンドー3DSソフト「大乱闘スマッシュブラザーズ」の初週売り上げが100万本を超えたと任天堂が発表した。 - 任天堂4〜6月期、99億円の最終赤字 Wii U販売は51万台、「勢い改善」
任天堂の4〜6月期連結決算は99億円の最終赤字に。Wii Uの販売台数は前年同期比約3倍の51万台となったが、業績の押し上げには至っていない。
関連リンク
Copyright© 2014 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.