米Amazon.comの「Fire Phone」(国内未提供)は、企業ユーザーの関心を喚起する可能性を秘めている。だがその輝かしい外観の下に、セキュリティの問題は隠れていないのだろうか。本稿では、Fire Phoneのセキュリティ機能とその欠点をレビューする。
編集注:本稿は、Amazonが新たに発表した情報(Fire PhoneへのWPA2-Enterpriseのサポート、ペアレンタルコントロールのサポート、モバイルアプリ制御機能の追加)に基づいて更新した。
企業は米Amazonの「Kindle Fire」タブレットに適応しようとしているところだ。それを狙い澄ましたかのように、同社の新製品「Fire Phone」は発売された。米AT&Tとの間で独占契約を結んでいるFire PhoneについてAmazonはこう宣伝している。企業ユーザーに適していて、米Googleの「Android」よりも使いやすく、「Google Play」と違って適量のアプリが用意されている。だが、第1世代のFire Phoneがセキュリティチームの悩みの種になることは明らかだ。それには幾つかの理由がある。
本稿では、Fire Phoneのセキュリティ機能とそこから推測されることについてレビューする。Fire Phoneに備えて準備している企業の情報セキュリティチームの一助となれば幸いだ。
関連記事
- 今分かっている新型「iPhone 6」の全て、2サイズ展開は本当か
- オバマ大統領が「iPhone」を使わない“やっぱり”な理由
- 「iPhone」と「Androidスマートフォン」に騒ぐほどの違いはあるのか?
- Googleの組み立て式スマホ「Ara」に膨らむ期待 “5000円台で買える”は本当?