ベネッセコーポレーションから大量の顧客情報が流出した問題で、ベネッセホールディングスは7月21日、女性向けコミュニティーサービス「ベネッセウィメンズパーク」と出産・育児用品の通販サイト「ベネッセライフスマイルショップ」の情報も流出していたと発表した。流出した個人情報の総数は合計2260万件に上り、国内では過去最悪の個人情報流出事件となった。
これまで、「進研ゼミ」「こどもちゃれんじ」など通信教育サービスの情報流出を確認していた。警察の要請を受け、情報を流出させた疑いで逮捕された業務委託先SEのスマートフォンを解析した結果、新たな流出が判明した。
流出していたのは、両サービスの一部のユーザーの情報で、住所、氏名、電話番号、生年月日、性別などが含まれていた。新たに流出が判明した顧客には同社から個別に連絡する。
関連記事
- 「我々は明確に加害者」 ベネッセ原田社長が改めて謝罪 再発防止策と補償について説明
ベネッセHDの原田会長が個人情報漏えいに関する再発防止策や補償について説明。「1日も早い信頼回復に務める」と話した。 - ベネッセ、情報流出のお詫び対応に200億円準備
ベネッセから大量の顧客情報が流出した問題で、ベネッセはお詫び対応として200億円を準備していることを明らかにした。 - ベネッセ流出 逮捕のSEは高度な技術者、大半の権限与えられる
ベネッセ個人情報流出事件で逮捕されたSEは、システムの不具合を確かめるため、顧客情報を全件ダウンロードするなど大半の権限を与えられたごく少数の一人だった。年齢別検索機能も開発したという。 - ベネッセ情報流出、派遣SEを逮捕 顧客データ複製の疑い
ベネッセの情報流出問題で、警視庁は不正競争防止法違反の疑いで外部業者のSEの男(39)を逮捕した。
関連リンク
Copyright© 2014 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.