クラウドコンピューティングといえば、Webポータルから仮想マシンをクリックし即時購入するIaaS(Infrastructure as a Service)などのパブリッククラウドを思い浮かべる人が多いだろう。パブリッククラウドは、オンデマンド性、俊敏性、拡張性などに優れた画期的なサービスだ。
だが、エンタープライズ用途(既存環境のクラウド移行)で考えた場合、パブリッククラウドが必ずしも適しているとは限らない。パブリッククラウドは、セキュリティポリシーやシステム構成、パフォーマンス、サポートなどさまざまな項目で良くも悪くも自動化や標準化がされており、ユーザーの個別要求に応える仕様になっていないからだ。
関連記事
- オンプレミス、ホスティング……従来型インフラのメリット/デメリットをおさらい
- 自社に適したインフラはどれ? 4種類のクラウドを比較
- 上司の“むちゃ振り”が育てた「ITアウトソーシング」が今、熱い
- 「ハードウェアにお金を払う」時代の終わり
- バックアップやビッグデータ要件で比べる、主要IaaSの選び方
- 【徹底比較】安心・満足なクラウドはどれだ? 62のIaaSランキング