展示会場で受け取ったたくさんの紙資料、訪問先で交換した名刺、打ち合わせで使ったカフェのレシート——できれば持ち帰らず、その場でスキャンしたい。
PFUが6月20日発売する「ScanSnap iX100(スキャンスナップ アイエックス100、以下iX100)」はそんな願いを叶えてくれるモバイルスキャナだ(動画はこちら)。
小さな紙から大きな紙までストレスレスでスキャン
iX100の幅は273ミリ。奥行と高さはそれぞれ47.5ミリと36ミリで、一般的な折り畳み傘より少し長い程度だ。また、重さも400グラムで500ミリリットルの飲料入りペットボトルより軽いため、楽に持ち歩ける。
コンパクトだが、読み取り速度が速く、独自機構も搭載しているため、スキャン時のストレスは少ない。
例えば、名刺など小さな紙を2枚並べてスキャンしても、1枚ごとを自動認識して保存。レシートなど長尺物では、その1枚の読み取りが終わるまで待つ必要はなく、給紙スペースの空いている箇所のどこにでも次々と差し込んでスキャン(デュアルスキャン)できるため、時間の短縮につながる。原稿を折り返すことなく真っ直ぐに紙送りする「ストレートパス機構」搭載。エンボス加工カードにも対応しているため会員証や免許証などのプラスチックカードやクレジットカードも読み取れる。
小さな紙だけではなく、A4サイズの書類でも、読み取り速度は1枚5.2秒と、同社によれば「バッテリー・Wi-Fi搭載A4シートフィードスキャナとしては世界最速」をうたう。また、A4サイズを超える大きな原稿でも半分に折って片面ずつスキャンすれば、自動的に1枚に合成してくれる(PC接続時のみ。最大A3サイズ)。
カフェなどの狭い場所では、排出ガイドを開ければ、紙を手前に送れる「Uターンパス機構」も選べ省スペースでスキャンできる。
バッテリー搭載・Wi-Fi搭載で読み取りもデータ転送もケーブルレス
iX100は、同社で初めてWi-Fiとバッテリーを搭載したA4シートフィードスキャナだ。バッテリーで駆動するため、PCからケーブル接続で給電することなく、最大でA4書類260枚をスキャンできる(カラー片面・300dpiの場合)。
また、普段使うアクセスポイントやモバイルWi-Fiルーターを登録しておけば、iX100のWi-Fiスイッチをオンにするだけで、自動的に接続する。
さらに、PCだけでなく、スマートフォンやタブレットなどのスマートデバイス(iOS/Android)と直接接続することも可能だ。
項目 | 概要 |
---|---|
サイズ | 幅273×奥行47.5×高さ36ミリ |
重さ | 400グラム |
読み取り方式 | 1枚ずつの手差し方式 |
読み取り速度 | 5.2秒(A4サイズカラー片面 300dpiの場合) |
原稿の種類 | 普通紙、プラスチックカード(エンボスカード1.24ミリ以下) |
インタフェース | USB2.0、USB1.1、Wi-Fi(IEEE802.11b/g/n) |
電源 | バッテリー駆動(リチウムイオン電池720mAh) |
付属ソフト | CardMinder、ABBYY FineReader for ScanSnap(Office文書への変換)など |
対応機器 | Windows、Mac OS(USB接続、Wi-Fi接続対応)iOS、Android(Wi-Fi接続対応) |
価格 | オープンプライスPFUダイレクト価格2万2800円(税込) |
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