KADOKAWAは4月28日、ゲームソフト開発のフロム・ソフトウェアを子会社化すると発表した。フロム・ソフトウェアの株式の80%を5月21日付けでトランスコスモスなどから取得。子会社の角川ゲームスとともに、ゲーム事業の中核会社として事業を展開するとしている。
フロム・ソフトウエアは1986年に創業。「DARK SOULS」「アーマード・コア」「天誅」など人気シリーズを開発し、コアゲーマーに人気が高い。資本金は2億6800万円。
今後、フロム・ソフトウェアと角川ゲームスは、企画、開発、販売資源を相互利用し、新しいIPやゲームの制作、海外展開などを行うとしている。
トランスコスモスはフロム・ソフトウェアの売却に伴い、関連会社売却益を4〜6月期に計上。連結決算に与える影響は概算で17億5300万円(個別決算は23億7900万円)になると開示している。
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