ベンチャー企業のキーバリューは、人が座るとスマートフォンやタブレットに知らせる座布団「スマート座布団」を開発した。ライフログや飲食店の空席管理などに活用できるという。価格は未定だが、大量生産時は1枚1200〜2000円程度を想定している。
感圧センサーと、iOS 7の近距離無線通信機能「iBeacon」モジュールを座布団に内蔵。座ると重みでセンサーがオンになり、あらかじめ登録しておいたiPhoneやiPadなどにiBeaconの電波信号をリアルタイムに送信する。
スマートフォンやタブレットに専用のライフログアプリをインストールした上で、オフィスや自宅の椅子にスマート座布団を設置すれば、自分がどのぐらいの時間どの椅子に座っていたのかを記録でき、生活サイクルの把握に役立つ。
飲食店のいすに設置すれば、客がどの座席にどれぐらい座っているかを分析可能。空席情報をWebサイトで公開し、空いている時には来店を促すなどO2O(Online to Offline)にも活用できるとしている。
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