Windows 7/8/8.1を搭載するノートPCは、出荷時に電源プランが構成されている。Windowsに組み込まれているプランを使用するメーカーもあれば、中国Lenovoのように独自の電源プランを設定するメーカーもある。どちらも適切なパフォーマンスとバッテリー寿命のバランスを取ることを目的としている。だがこの設定は、大多数のユーザーがノートPCを使用する方法を推測した結果に基づいたものだ。
「大多数のユーザー」に当てはまらず、ノートPCのパフォーマンスを上げたり、バッテリー寿命を延ばす必要がある場合はどうしたらよいだろうか。本稿では、メーカーよりもユーザーの方が各自のニーズを適切に把握しているという仮説の下に話を進めたい。この仮説が正しければ、本稿を読み終えるころにはノートPCの使い勝手が良くなっているだろう。
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ステップ1:ニーズを分析する
筆者も含めた大半のユーザーが求めている利便性は、1つの電源プランで実現可能だ。この1つのプランで、電源に接続しているときと接続していないときのどちらのシナリオにも対応できる。