米ラスベガスで開催されている2014 International CESでは、開幕前から期間中にかけて、大小の企業が集まって注目製品を展示するイベントがいくつか行われている。前々日の「CES Unveiled」に続き、開幕前日、現地時間6日の夜には、200以上の企業が最新製品を展示する「Digital Experience」が開催された。
Digital Experienceに出展した企業の多くは、2014 CESの本会場にもブースを構えているが、Digital Experienceは小規模なスペースに各社の新製品がコンパクトに並べられており、予備取材としてUnveiledとともに見逃せないイベントとなっている。また、本会場にブース展示を行っていない一部の企業も出展している。HTCも本会場にはブースを構えていないが、Digital ExperienceにてHTC Oneシリーズの「HTC One max」「HTC One」「HTC One mini」の3機種を展示していた。
HTC One maxは、5.9インチディスプレイと背面に指紋認証センサーを搭載する端末。2013年10月に発表されているが、日本での発売は不明だ。HTC Oneは日本では「HTC J One HTL22」としてauが取り扱っている。HTC One miniは4.3インチディスプレイを採用した小型端末。こちらも日本での発売は不明だ。
3機種とも、サイズやハードウェアのスペックは異なるが、ホームUIの「Sense UI」やカメラの撮影機能は同様のものを搭載している。発売してから時間が経っているため、プレス関係者で取材している人は少なかった。2013年のHTCは、2月に開催されたMWC(Mobile World Congress)で最新モデルを大規模に展示していたので、それを期待したいところだ。
BlackBerryは、2013年9月に発表した5インチタッチパネル搭載の「BlackBerry Z30」と、同年1月に発表したQWERTYキーボード付きの「BlackBerry Q10」を展示していた。こちらもHTCの端末と同様、発売して時間が経っているため、プレスの関心は低いようだった。
発表されたばかりの中国製スマートフォンも展示
日本では見られないメーカーの最新モデルも展示されていた。「ALCATEL ONE TOUCH」ブランドを展開している中国メーカーTCL製の「IDOL X+」は、6日に発表されたばかりの端末だ。
ALCATEL ONE TOUCH IDOL X+は、5インチのフルHDディスプレイや13メガピクセルのカメラ、8コア2GHz駆動のプロセッサーを搭載するAndroidスマートフォン。幅69.1ミリ、薄さ7.9ミリとスリムで持ちやすく、背面は緩やかにラウンドしている。正面は狭額縁のシンプルなデザインで、洗練された印象がある。OSはAndroid 4.2で、16GバイトのROM、2GバイトのRAMを搭載している。
中国のスマートフォンメーカーMEIZUは、Unveiledに引き続き、発表されたばかりのスマートフォン「MEIZU MX3」を展示していた。MEIZU MX3は、Android 4.2をベースにした独自のOS「FLYME 3.0」を採用するスマートフォン。5.1インチ、1800×1080ピクセルのディスプレイ、8メガピクセルのカメラ、ROM(ストレージ)は16Gバイト/32Gバイト/64Gバイトの3タイプを用意し、2GバイトのRAMを搭載。プロセッサーにはSamsung製のチップセット「Exynos 5410 smart 8-core」を採用する。
このほか、Bluetoothでスマートフォンと連携するウェアラブル端末やスマートウォッチも数多く展示されていた。7日からの本会場でのブース展示も紹介していきたい。
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