ボクが押した色でメイドさんが光り輝く!
ワイヤレスジャパン2013の最終日となる5月31日に、日本Androidの会は、Androidプラットフォームで“楽しく遊ぶ”ことを訴求する講演を行った。説明するのは、日本Androidの会に所属する「秋葉原支部」と「コスプレ理系女子普及部」、そして、「アクセサリ部」で、「ネクタイとスーツでビシッ!」という雰囲気に満ち満ちている会場では思いっきり異彩を放っていたものの、講演タイトル「メイドさんのハードビートを体感しよう! 2013」「メイドさんにたっちなう2013」に何かを期待してしまった来場者が、午前のセッションというのに多数押し寄せてきた。
メイドさんのハードビートを体感できるデバイスは、ワイヤレスジャパン2012でも紹介した「ハートビート検出装置」だ。赤外線を使うフォトインタラプタを用いて、赤外線を吸収する性質を持つ血液中のヘモグロビンの流れを、反射量に応じて変化する電圧から検出することで、間接的に心拍を知ることができるという仕組みだ。
この検出装置とAndroidデバイスをBluetoorhで接続し、センサーで検出した心拍(正しくは、ヘモグロビンが吸収する赤外線量)を送信し、Androidデバイスからインターネットを経由して、Webページでほかのユーザーもメイドさんの心拍を視覚的に“感じる”ことができる。
ここまでは、ワイヤレスジャパン2012で紹介した仕組みだが、ワイヤレスジャパン2013では、双方向性を持たせて、インターネットを介してユーザー側からもメイドさんにアクションを起こす機能を用意した。このために、日本Androidの会 アクセサリ部は、フルカラー表示のテープLEDを内蔵するカチューシャを“電子工作”で用意した。カチューシャのLED発光制御は「GR-KURUMI」を採用している。カチューシャとAndroidデバイスをBluetoothで接続することで、AndroidデバイスからカチューシャのLED発光を制御できる仕組みだ。
さらに、ハートビート検出装置とリンクしたWebページに新たにアイコンを設けて、そこにアクセスしたユーザーがクリックすることで、メイドさんが装着したカチューシャのLEDを光らせることも可能だ。Webページのアイコンには階名を記載していて、クリックしたアイコンに合わせて音も鳴らすことのできるほか、アイコンに割り当てた「色」でカチューシャを光らせることもできる。
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