ほとんどのWindowsアプリケーションを実行できないWindows RT
米AppleのiPadが大成功を収めて以降、米Microsoftや他のベンダーは競合可能なタブレットにWindowsを搭載しようとし続けてきた。しかし、そこには大きな障害が横たわっていた。Windowsはx86プロセッサ上で動くが、このチップはiOSやAndroidタブレットに搭載されたARMチップよりも多くの電力を必要とする。そのためWindowsタブレットのバッテリー寿命は競合製品のものより劣る。
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それに対するMicrosoftの回答が、ARMチップ上で実行できるように再コンパイルされたOS、Windows RTだった。このOSは基本的な問題を解決した。1回の充電でApple製品とほとんど同じ時間、稼働できるようになったのだ。ところが、このソリューションには大きな欠点があった。