スーパーコンピュータの性能ランキング「TOP500」最新版が11月18日(現地時間)に公開され、中国国防科学技術大学(NUDT)の「天河2号(Tianhe-2)」が前回に続いてトップに立った。実効性能は33.86ペタFLOPS。
5位までの順位は前回と変わらず、日本の理化学研究所の「京」(10.51ペタFLOPS)は4位に留まった。
1位と4位以外のトップ5はすべて米国に設置されたスーパーコンピュータ。2位のTitanの実効性能は17.59ペタFLOPSで、天河2号の約半分だ。
トップ10に新たに入ったのは、スイス国立スーパーコンピュータセンター(CSCS)の「Piz Daint」。6.27ペタFLOPSで6位だった。同システムはトップ10のシステムの中で最もエネルギー効率が良かった。
日本のスーパーコンピュータとしては30位までに、京の他に11位に東京工業大学学術国際情報センターの「TSUBAME」が、24位に国際核融合エネルギーセンターのヘリオスが、30位に東京大学情報基盤センターの「Oakleaf-FX」がランクインしている。
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