世間では高性能なスマートフォンやタブレット、ハイブリッドPC(タブレットにもなるノートPC)がもてはやされ、世界のクライアントPC出荷台数はこの1年で落ち込んだ。
2012年第2四半期から2013年第2四半期にかけて、世界のクライアントPC出荷台数は約8500万台から約7600万台へと減少し、前年同期比で11%減となった。
コンシューマーがクライアントPCから価格の低い米GoogleのAndroidまたは米AppleのiOS搭載端末に切り替えているとしても、これらの数字は市場の全容を伝えてはいない。実際のクライアントPC市場は、数字から受ける印象ほど悪くない。アナリストによると、企業のクライアントPC依存は今後も続くという。
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