米Microsoftは9月の月例セキュリティ情報を米国時間の9月10日(日本時間11日)に公開する。内訳は、深刻度が最も高い「緊急」が4件と、上から2番目の「重要」が10件の計14件。5日の事前通知で明らかにした。
それによると、緊急レベルの4件ではInternet Explorer(IE)、Outlook、SharePoint、Windowsの脆弱性に対処する。このうちIEの脆弱性はWindows 8上のIE 10を含む全バージョンに存在し、クライアント版のWindowsは特に深刻な影響を受ける。
また、Outlookの更新プログラムではOutlook 2007/2010の深刻な脆弱性に、Windowsの更新プログラムではWindows XPとWindows Server 2003の深刻な脆弱性にそれぞれ対処予定。なお、Microsoftが2014年4月8日でXPのサポートを打ち切った後は、たとえこうした脆弱性が見つかったとしても、修正のためのアップデートは提供しない。
Officeとサーバソフトを対象とする更新プログラムでは、SharePoint Services 2.0/3.0、SharePoint Foundation 2010/2013と、アプリケーションサービスのExcel ServicesやBusiness Productivity Servers、Word Automation Services、Excel Web App 2010、Word Web Appなどの深刻な脆弱性に対処する。
一方、重要レベルの10件では、Windows、Office、.NET Frameworkに存在する権限昇格や情報流出、サービス妨害(DoS)などの脆弱性に対処を予定している。
関連記事
関連リンク
Copyright© 2013 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.