ニコンは9月5日、シリーズフラグシップとなるコンパクトデジタルカメラ「COOLPIX P7800」を10月10日より販売開始すると発表した。価格はオープンで、実売想定価格は6万5000円前後。
昨年秋に販売開始された「COOLPIX P7700」の後継モデルで、35ミリ換算 28〜200ミリ相当 F2-F4の明るいレンズに1/1.7型 有効1219万画素 裏面照射型CMOSセンサーを組み合わせる構成はそのまま、新たに92万画素の視野率100% 電子ビューファインダーを搭載した。
レンズ構成はEDレンズ2枚を含む10群13枚で、レンズシフト式の手ブレ補正機構も備えている。動画は最大1920×1080ピクセルのフルHD対応で、NTSC/PALの切り替えによって、30fpsと25fpsが自動的に切り替えられる。ISO感度は最高ISO6400で、シャッタースピードは1〜1/4000秒だ。
92万画素/3型のバリアングル液晶も引き続き搭載するが、画素にホワイトの入ったRGBW構成になり、より高い輝度での表示も行える。ワイヤレスアダプター「WU-1a」やワイヤレスリモコン「WR-R10」などオプションの利用も可能だ。本体サイズは約118.5(幅)×77.5(高さ)×50.4(奥行き)ミリ、約410グラム(バッテリー、メモリカード含む)。最大撮影枚数は約350枚(CIPA規格)。
関連記事
- レビュー:ハイエンドさを高めながらトレンドも抑えた最新モデル ニコン「COOLPIX P7700」
ニコン「COOLPIX P7700」は、ハイエンドなレンズ一体型に求められる機能やデジタル一眼ライクな操作性はそのままに、明るいレンズや裏面照射CMOSを搭載。また、流行のフィルタ機能も多数取りそろえ、写真のさらなる面白さに気づかせてくれるカメラでもある。 - 開放F値 2-4レンズ搭載、シリーズ最上位「COOLPIX P7700」
ニコンがCOOLPIXシリーズ最上位となる「COOLPIX P7700」を発売する。撮像素子を強化したほか、レンズは光学7.1倍 開放F値2-4と非常に明るくなった。 - ジェスチャー操作もOK バリアングル液晶搭載の12倍ズームコンパクト「COOLPIX S6600」
ニコンが12倍ズームコンパクト「COOLPIX S6600」を発売する。ジェスチャー操作に対応したバリアングル液晶を備え、集合写真や自分撮りにも活用できる。 - センサーとレンズスペックから見る、高級コンパクトデジカメ今夏の傾向
ちらほらと夏期休暇が視野に入る時期。せっかくの休みなのだから、ちょっといいカメラを……というひとのために、「高級コンパクトデジカメ」の一覧情報をアップデートしました。 - ニコン「COOLPIX S800c」、Google+にて大都市の表情をとらえる投稿企画
ニコンはAndroid OS搭載デジカメ「COOLPIX S800c」のGoogle+公式アカウントページにて、「PHOTOMENTARY 〜 S800cで5大都市の表情を捉える写真型ドキュメンタリー 〜」を開始した。 - 撮像素子を一新、画質向上と熟成が進んだ高級コンパクト ニコン「COOLPIX P330」
本体サイズはそのままに撮像素子を大型化したニコンの高級コンパクト「COOLPIX P330」。前機種「P310」からの進化をチェックしてみた。 - 街撮りスナップに最適なAPS-Cコンパクト ニコン「COOLPIX A」
各社がバリエーションを増やす高級コンパクトだが、ニコンもAPS-Cセンサーと28ミリレンズを搭載した「COOLPIX A」を投入した。このコンパクトさでこれだけの絵を撮れれば文句はない。特に街撮りスナップに。 - 最新「20倍ズームコンデジ」は手持ちでもブレずに撮れるか? 5モデル検証
各社から光学20倍前後の高倍率ズームレンズを搭載したコンパクトデジカメが多く登場している。いずれも強力なブレ補正の搭載をうたうが、実際のところはどうか?実験してみた。
関連リンク
Copyright© 2013 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.