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写真で解説する「らくらくスマートフォン2 F-08E」

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 NTTドコモの「らくらくスマートフォン2 F-08E」は、シニア向け「らくらくホン」シリーズの最新作。同シリーズでは2012年の夏モデルに、Androidを搭載した初の「らくらくスマートフォン F-12D」が登場した。

 らくらくスマートフォンは、独自のユーザーインタフェース(UI)に加え、タッチパネルでもキーやボタンを押した際の感触がはっきりと伝わる「らくらくタッチパネル」を採用するなど、スマートフォンが初めてというユーザーにも使いやすいモデルとなっていた。後継モデルのF-08Eは、画面サイズの拡大を始め各部をブラッシュアップし、さらにXiに対応するなどリニューアルされているのが特徴だ。

photophotoドコモの富士通製スマートフォン「らくらくスマートフォン2 F-08E」。カラーはゴールド、ブラック、ピンクの3色展開

 本体のサイズは約64(幅)×130(高さ)×9.9(厚さ)ミリ。手にした際のサイズ感はF-12Dとあまり変わらないが、約1ミリ薄くなった厚さについては、その数字以上にスリムに感じられるフォルムだ。F-12Dが全体的に丸みを帯びたデザインであったのに対して、F-08Eはややシャープさを増したデザインとなっている。フィーチャーフォンのらくらくホンシリーズも、後から出たモデルはいかにもユニバーサル端末的なイメージを払しょくするデザインになっていったが、スマホでも同じ手法をとっているのだろう。

photophoto手にした感じはF-12Dと大きな違いは感じられないが、若干薄くなっている分、片手での操作の場合、ホールドしやすい印象だった

 全体をシャープに見せているもう1つの要素が、約4.3インチに拡大されたディスプレイだ。画面サイズが大きくなったことに合わせて、画素数がF-12DのワイドVGA(480×800)ピクセルからQHD(540×960ピクセル)になっている。

 タッチパネルはF-12Dで採用されたボタンのような押した感触がある「らくらくタッチパネル」を継承しつつ、センサーの精度を改良するなどして、タッチしたときの応答時間を短縮して軽快な操作ができる「新らくらくタッチパネル」に進化した。特に、文字入力などキーを連続入力する場合にサクサクと入力できるよう、操作性が向上した。またまたディスプレイは「White Magic(ホワイトマジック)」という最新のデバイスを採用し、より明るく、見やすくなっているという。これは通常の赤、緑、青の3色の画素に、白の画素を加えることで、全体と輝度をアップするというものだ。ただ、残念ながら発表会ではモックアップのみの展示だったため、実際の操作感やディスプレイの見やすさを確かめることはできなかった。

photophotoF-12D(左)とF-08E(右)を比較。全体的なフォルムは丸いF-12DからF-08Eはややシャープになった印象。画面サイズが4.0インチから4.3インチに拡大されたことで額縁部が細くなり、それによって前面の表情がシャープになったともいえる。背面もカメラ周りの造作がコンパクトにまとめられ、スピーカーも前面に移されたことによって、全体的にすっきりりとしたデザインになった
photophotophotoF-12D(下)とF-08E(上)の厚みを比較。F-12Dは厚さ約10.9ミリ、F-08Eは厚さ約9.9ミリと数値上の差は1ミリしかない。が、実はF-12Dは背面が反った形状となっていて、上下端の最厚部は約12.9ミリのため、見た目には3ミリも違うことになる
photophotoF-12D(下)が上面にイヤフォン端子とmicroUSB端子を持っていたのに対して、F-08E(上)では、microUSB端子を本体下面に移動してイヤフォン端子だけになっている(写真=左)。画面上部のレシーバー(受話口)回りのデザインは、F-12D(上)に比べてF-08E(下)はすっきり整理されている。また、レシーバーそのものもF-12Dではその位置を認識させる狙いが分かるデザインだが、F-08Eではデザイン処理された形となっている。また背面のスピーカーはF-08Eではレシーバーと兼用にすることで、前面からの効きやすさを向上(写真=右)

 ハード面ではチップセットが、他の夏モデルと同じ1.7GHzクアッドコアのクアルコムAPQ8064Tとなり、バッテリー容量も2100mAhに拡大した。メモリ容量はF-12DがROMが4Gバイト、RAMが1Gバイトなのに対し、F-08EはROMが8Gバイト、RAMあg2Gバイトに倍増している。またおサイフケータイ(Felica)はこれまで、モバイルSuicaとWAONに対応していなかったが、F-08Eはプリインアプリで対応するようになった。

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