「A10-6800K」でいけるなら8万円は一気に現実ライン
大画面でディティールにこだわってPCゲームをプレイするなら相応の高価なグラフィックスカードを投入するべきだが、そこそこの画面サイズでそこそこ快適な環境でいいなら10万円以下……いや、8万円以下で組める。強力なGPUを内蔵するAPUをフルに使ってグラフィックスカード代を浮かせば、予算は一気に下げられるのだ。
そこで、ゲーム用APUの有力候補「A10-6800K」を核にして、OS込みで8万円のゲームマシンを構成してみた。A10-6800Kなら、CPUとグラフィックスカードぶんの予算が1万円台半ばで抑えられるうえ、ベンチマークによってはCore i5に匹敵するようだし、実際に以前のレビューでもコストパフォーマンスのよさは実証できている(関連記事:「Richland」はリッチなパフォーマンスを見せてくれるのか)。
8万円以下でゲームができるmini-ITXマシンの構成例 | ||
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CPU | AMD「A10-6800K」 | 1万5500円 |
マザーボード | ASRock「FM2A85X-ITX」(AMD A85Xチップセット搭載) | 9980円 |
メモリ | UMAX「Cetus DCDDR3-8GB-1600OC」(DDR3-1600 4Gバイト×2枚) | 3980円 |
SSD | CFD販売「CSSD-S6T128NHG5Q」(128Gバイト) | 1万1800円 |
HDD | ウエスタンデジタル「WD Green WD10EZRX」(1Tバイト) | 5980円 |
光学ドライブ | ASUSTeK「DRW-24D3ST」(DVDスーパーマルチ) | 1980円 |
グラフィックスカード | なし | − |
PCケース | BitFenix「PRODIGY」 | 8790円 |
電源 | サイズ「剛力短2プラグイン 500W」 | 8780円 |
OS | マイクロソフト「64ビット版Windows 7 Home Premium DSP版」+USB 2.0カード | 1万1980円 |
合計金額は7万8770円。それぞれの価格は、8月後半のドスパラ公式通販サイトの価格を参考にした
グラフィックスカードのないゲームマシンということで、せっかくだからmini-ITXマザーとケースを使ってコンパクトな筐体とした。電源ユニットも別売りのものを採用したが、それでも128GバイトSSDと1TバイトHDDが積めるほどには余裕がある。
この構成をブラッシュアップしてもらうべく、向かったのはドスパラ パーツ館だ。オリジナルの改造小型マシンを作り、AMD Aシリーズに対する造詣と愛情が深い海老原氏にダメ出しをしてもらう!!
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