ココが「○」 |
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・1万3800円からの低価格 |
・質感(特に背面の手触り)がよい |
・Beats Audio対応で音質がよい |
ココが「×」 |
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・解像度が1024×600ドットと低め |
・最新機種と比べてスペックが低め |
・ディスプレイのフレームが太め |
はじめに:日本HP初の7型Androidタブレットは音質重視で激安
外出先でも手軽に高音質な音楽が楽しめる——そんな機能を備えたAndroidタブレットが日本ヒューレット・パッカード(以下、日本HP)から登場した。
「HP Slate7」はAndroid 4.1を搭載する7型タブレットだ。2013年2月に行われた「Mobile World Congress 2013」で発表した製品で、約半年たってから日本でも発売した。
PCメーカーの老舗であるHPが満を持して投入したAndroidタブレットということで、同社のPCでおなじみとなっている高音質化技術「Beats Audio」に対応するなど、PCで採用された技術を取り入れた仕様が特徴だ。
最近では安価な7型Androidタブレットが次々と登場しているが、直販限定の8Gバイトモデルの価格が1万3860円ということで、ストレージ容量が少ないものの、大手メーカーの製品としてはかなり安く手に入る。価格は魅力的だが使い勝手はどうか。ポイントを絞ってチェックしていこう。
ボディと基本仕様:細身だが額縁は太め、microSD対応
Slate7のサイズは約116(幅)×197(高さ)×10.7(厚さ)ミリと細身だが、ディスプレイのフレームが太めなところは少々気になる(写真=左)。カラーバリエーションはレッドとグレーの2色を用意。今回使用したのはレッドで鮮やかな赤色が特徴だ。左上に300万画素のリアカメラを備える(写真=右)
画面解像度は1024×600ドット。昨今登場している7型Androidタブレットよりやや劣るところは惜しい。パネルはIPSから派生したHFFSパネルを採用した。色味は目視では青色が強い印象だ。視野角は広いが、グレア仕上げなので映り込みが気になる。なお、照度センサーによるバックライトの自動調光機能がないところは注意したい(写真=左)。充電用のUSB電源アダプタとUSBケーブルが付属する。アダプタはプラグが折りたためないところは惜しいが、軽くて持ち運びやすい(写真=右)
HP Slate7の主な仕様 | |
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製品名 | HP Slate7 |
OS | Android 4.1(Android 4.2へのアップグレードは未定) |
本体サイズ | 約116×197×10.7ミリ(幅×高さ×厚さ) |
重量(実測値) | 約370グラム(362グラム) |
画面サイズ | 7型ワイド |
アスペクト比 | 16:9 |
ディスプレイ解像度 | 1024×600ドット(約170ppi) |
SoC | Rockchip RK3066 |
CPUコア | Cortex-A9(デュアルコア、1.6GHz) |
GPUコア | Mali-400 MP |
タッチパネル | 5点マルチタッチ |
メモリ | 1Gバイト(DDR3LM) |
ストレージ | 直販モデル:8Gバイト(eMMC)、量販店モデル:16Gバイト(eMMC) |
通信機能 | IEEE802.11b/g/n無線LAN、Bluetooth 2.1+EDR |
インタフェース | Micro USB、ヘッドフォン出力 |
カードスロット | SDHC対応microSDカードスロット |
センサー | 加速度センサー |
カメラ | イン:30万画素 アウト:300万画素 |
スピーカー | ステレオ |
マイク | モノラル |
バッテリー動作時間 | 約5時間 |
カラーバリエーション | レッド、グレー |
ACアダプタ実測サイズ | 約70×40×40ミリ(幅×奥行き×高さ) |
ACアダプタ実測サイズ(プラグ込み) | 約70×40×70ミリ(幅×奥行き×高さ) |
ACアダプタ実測重量 | 120グラム(ケーブル込み) |
防水/防滴 | — |
価格 | 1万3800円(直販モデル)、2万円前後(量販店モデル) |
発売日 | 2013年8月22日(量販店モデル) |
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