にわかに盛り上がりを見せるアクションカム。本企画ではJVCケンウッド「GC-XA1」、ソニー「HDR-AS15」、パナソニック「HX-A100」、CONTOUR「CONTOUR +2」、GoPro「GoPro Hero3 BlackEdition」と国内外5モデルを紹介していく、今回は操作性について、チェックしていこう。
真夏を撮り尽くせ アクションカム5モデル一気比較
第4回 夜間画質を比較する——総評
チェックポイント(5)——本体の操作性を比較する
今回比較した5機種はCONTOURを除いてWi-Fiを用いたスマートフォンからのコントロールが可能になっている。ただ、CONTOURはBluetoothを利用するので、実質的にはどの機種もワイヤレスでコントロールが可能ということだ。GoProは専用のリモコンが付属しており、最大50台までの操作を行えるようになっている。バリーション違いのEditionやHERO2が混在していても大丈夫だ。
スマホとWi-Fi(Bluetooth)接続した場合、画角のチェックはその画面上で行える。どの機種もタイムラグがなく音声も送られてくるので、ある程度のチェックができるが、GoProに関してはタイムラグがひどく、ライブでチェックを行うのは難しいように思えた。
どの機種もスマートフォンに専用アプリをインストールして利用するのだが、インストールするスマートフォンの機種によってはうまく動作しなかったりすることがあった。あらかじめ動作確認情報を公式サイトやユーザーコミュニティで入手しておくのが無難だ。
GC-XA1
操作ボタンは本体上部にまとまっている。これは、画面を見ながら操作する際も両手の人差し指でコントロールがしやすいように配慮した配置のようだ。録画ボタンはローレット加工がされたボタンで、見た目も判別しやすくなっている。ボタンも大ぶりで操作しやすいのだが、あえて難点を挙げるとすれば、グローブなどをしたままの操作に若干の不安があるところだろうか。
外部ケースを用いなくても防じん・防滴・耐衝撃性能を有しているので、運用時のサイズがコンパクトになるのは非常にありがたい。ボタンサイズも本体のサイズに比べるとぎりぎりまで大きく作られていると考えられる。
HDR-AS15
録画ボタンは本体後部に、操作部は本体側面に別れている。後部にはボタンがひとつしかないため、とりあえずまさぐってぐっと押せば録画が始まるという認識でも大丈夫だろう。液晶は搭載しているものの表示できる情報量は少なく、スマートフォンでの操作ができる環境ならそちらで操作した方がいいだろう。
HX-A100
レンズ部はレンズとマイクだけになっており、操作は本体で行う。サイズ的にも余裕を持った作りになっており、操作もしやすい。手でボタンをまさぐって操作するというよりは、本体を手元に持ってくることでより確実な操作ができるようにしたタイプである。
CONTOUR +2
録画操作はボタンを押すのではなく、スライドスイッチをスライドさせて行う。さも拳銃の早撃ちをするように「サク!」っと録画を始められるギミックが心地よい。
ボタン類は最小限にとどめられ、Bluetoothボタンが上部につく。基本的に細かい操作はスマートフォンで行うが、プリセットを2種類登録することができ、そのプリセットは本体内のスイッチで切り替えられるようになっている。また、取り付け方法に合わせてレンズを回転させられるようになっているのも特長だ
GoPro Hero3 BlackEdition
電源が前面、録画ボタンが上部、WiFiスイッチが側面とボタンが分散している。基本的な操作はスマートフォンがなくても電源ボタンと録画ボタンだけで行えるようになっている。基本的にはハウジングに入れて利用することが前提となっている。
(次回へ続く)
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