サイバーエージェントは8月12日、ユーザー以外の第三者による「Ameba」サービスへの不正ログインが発覚したと発表した。4月6日〜8月3日にかけ、約24万のIDで不正ログインがあり、メールアドレスや仮想通貨の履歴などが閲覧された可能性があるという。他社サービスから流出したID、パスワードを利用した不正ログインとみており、該当するユーザーにパスワードの変更を呼びかけている。
8月8日〜11日にかけての社内調査で断続的な不正ログインを発見。24万3266件が対象としているが、今後の調査で増減する可能性があるという。
閲覧された可能性があるのは、ニックネーム、メールアドレス、居住地域、性別などAmebaに登録されたユーザー情報と、仮想通貨「アメゴールド」「コイン」の履歴情報。これまでに個人情報の流出被害や仮想通貨の不正利用などは報告されていないという。
警察に被害届を提出したほか、該当するユーザーに不正ログインの事実を伝え、パスワードの変更を依頼するメールを送った。Amebaサービス上にも報告を掲載し、他社サービスと同じID、パスワードを利用しているユーザーはパスワードを変更するよう、また、推測しやすいパスワードを設定しないよう呼びかけている。今後サービスのセキュリティ体制を強化し、再発防止に努めるとしている。
関連記事
- 「GREE」に不正ログイン、携帯アドレスなどが不正閲覧された可能性
3万9590件のアカウントが不正に使われ、グリーは被害アカウントを一時停止してパスワード変更を呼び掛けている。 - 相次ぐ不正ログイン事件、原因はIDとパスワードの使い回しの可能性
総当たり(ブルートフォース)攻撃と思われた手口は、実際はIDとパスワードの組み合わせを大量に試す手口だったことが分かってきた。 - ニフティで不正ログインが発生、2万1184IDに被害
7月14日〜16日にかけて特定のIPアドレスからの不正なログインが確認され、会員情報が誰かに閲覧された可能性がある。 - コナミ会員制サイトでも不正ログイン3万5000件 ID・パスワードは他社サービスから流出か
任天堂に続き、コナミのサイトでも3万5252件の不正ログイン。他社から流出したと思われるID、パスワードでログインされたとみている。 - クラブニンテンドーに不正ログイン2万4000件 ID・パスワードは他社サービスから流出か
「クラブニンテンドー」で、2万3926件の不正ログイン。他社サービスから流出したとみられるID、パスワードを使ってログインされたという。
関連リンク
Copyright© 2013 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.