米Googleは5月25日、2011年10月に終了したソーシャルサービス「Google Buzz」のユーザー宛のサポートメールで、同サービスへの既存のユーザー投稿を7月17日にGoogleドライブに自動的に移行し、サービスを完全に終了させると伝えた。
Google Buzzは、2010年2月、米Twitterや米Facebookなどのソーシャルサービスの人気が高まる中、Gmailの1機能として追加されたGoogleのソーシャル機能。ユーザーインタフェースが分かりにくかったり、プライバシー問題で提訴されたりしたこともあり、ユーザー数は拡大しなかった。
Googleはその後、2011年6月に別のソーシャルサービス「Google+」を公開し、同年11月にGoogle Buzzへの新規投稿機能を終了した。
現在、Google Buzzの既存データはユーザーのプロフィールページで閲覧できるが、これが7月17日に同じアカウントで利用しているGoogleドライブに自動的に移行・保存される。Google Buzzのデータの容量は、Googleドライブの無料容量(15Gバイト)にはカウントされない。
公開設定での投稿は、プロフィールページのリンクから他のユーザーも閲覧できる。これらの投稿に付けられたコメントもそのまま読むことができる。他のユーザーの投稿に付けたコメントは相手のGoogleドライブに保存されるので、自分が付けたコメントを公開されたくない場合は7月17日までに自分のBuzzのコンテンツを削除する必要がある。
ユーザーは7月17日まで、こちらで過去の投稿を確認でき、こちらで削除できる。
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