KDDIは12月17日、家族間でスマホ/タブレットのLTEデータ通信容量を贈れる「データギフト」をスタートした。「両親から子どもへ」など、データ容量が余っている人から別の家族に0.5Gバイト単位でプレゼントできる仕組みで、個々の利用状況を確認しながら無駄なく使えるとしている。国内の通信事業者としては初という。
4G LTE対応のiPhone/iPad、Androidスマートフォン/タブレット、PCで利用できる。それぞれの回線で(1)データチャージに加入(登録無料)、(2)対象となるデータ定額プランに加入、(3)「auスマートバリュー」「一括請求」のどちらかに加入——が条件。満たしていれば申し込み不要で、データチャージサイトから利用できる。サービス詳細ページではau IDで利用の可否を確認できる。
データ容量の残量をリアルタイムに確認できる「デジラアプリ」(iOS/Android)もリリース。残量が少なくなってきたら有料でチャージしたり、家族に贈ってもらえるよう「おねだり」することができる。
同一名義のスマートフォンとタブレット/PC間でデータ容量を分け合える「データシェア」は来年1月にスタートする予定。
関連記事
KDDI、タブレット/PC向けプリペイドSIM発売 「データシェア」対応、1Gバイト1500円
KDDIは、LTE対応タブレット/PC向けのプリペイド型データSIM「LTEデータプリペイド」の提供を、11月4日にスタートする。au新料金は“横並び”? データは「スーパーお得」、音声は「少し高い気も」 KDDI田中社長
「われわれは3番目なので、他社と比較できる」——auも通話・データ定額を発表。データ定額は一部プランでドコモ、ソフトバンクより割安に抑えた一方、通話定額は2社と全く同じ料金だ。KDDIグループの格安スマホ「UQ mobile」誕生 MVNOの「ドコモ独占」に対抗へ
auのLTE網を活用したMVNOサービス「UQ mobile」が誕生。ドコモがほぼ独占しているMVNO市場で、auの存在感を高めていく。KDDI、「au VoLTE」スタート 対応機種発売、フェムトセルも
KDDIが「au VoLTE」に対応するスマートフォン2機種を発売。VoLTEの提供はドコモに続き2社目。ドコモ「カケホーダイ」の狙い──値上げになるケースも?
ドコモが音声定額「カケホーダイ」など新プランを発表。スマホ普及が一巡する中、音声ARPUを向上や既存ユーザーの回線追加を狙う。ただ、データ中心で家族割を利用していないユーザーにとっては値上げになる可能性も。
関連リンク
Copyright© 2014 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.