ソフトバンクモバイルは12月12日、LTEネットワーク上で音声通話を可能にする「VoLTE」(Voice over LTE)による音声通話サービスを、12月下旬以降に予定している「AQUOS CRYSTAL X」の発売に合わせて開始すると発表した。利用にはオプションサービス(無料)への申し込みが必要。
「SoftBank 4G LTE」(FDD-LTE)のエリアで提供。音声に使う周波数帯域が広くなるため音声通話が高音質なになるほか、発着信の時間が従来よりも短縮され、通話中でも高速データ通信ができるなどの特徴がある。
あわせて3Gでも「HD Voice(3G)」による高音質な音声通話の提供を開始する。追加料金不要で利用でき、「HD Voice(3G)」対応端末間、「VoLTE」と「HD Voice(3G)」間でも高音質な音声通話が可能になる。
「VoLTE」「HD Voice(3G)」の対応端末は「AQUOS CRYSTAL X」を皮切りに順次拡大。発売中の「AQUOS CRYSTAL」も12月以降のソフトウエアの更新により「HD Voice(3G)」「VoLTE」に順次対応する。
VoLTEはNTTドコモが今年6月、KDDI(au)が12月12日にスタートしており、ソフトバンクモバイルの参入で大手3キャリアが出そろう。
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