地域別に多い名字を並べて日本地図にした「日本人の名字マップ」を立命館大学などのチームが作成し、このほど同大学サイトに公開した。
2007年時点での住宅地図・電話帳などの資料を統合し、国内総世帯数の90%をカバーするという約4500万件の名字・地理データベースを作成した研究の一環として作成。ワードクラウドの手法で、地域ごとに色分けし、多い名字をローマ字で並べて日本地図を描いた。人口が多い名字ほど大きい字になっている。
名字の構成で日本全国を2つに分けると東日本と西日本できれいに分かれる結果に。名字は地域差を反映する地理情報として国際的に研究が進んでいるという。サイトでは都道府県別の名字トップ10データも公開(Excelファイル)している。
アプリ「名字由来 net」とWebサイト「名字由来 net」(ともにリクルーティングスタジオ運営)がアクセスをまとめた2014年のランキングによると、1位は「佐藤」で3年連続。2位に「佐村河内」、6位に「小保方」など話題になった人物の上位に名字が入った。「実際の人口より創作キャラのほうが多いのでは」などとも言われる「小鳥遊」も12位と上位だった。
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