米Amazon.comは12月1日(現地時間)、米国の“第8世代”の先端物流センターの内部を公開した。
2012年に買収したロボット企業Kivaのロボットや“地球最大の”ロボットアームを備える他、人間の従業員のためのPCシステムも改善したという。第8世代の物流センターは全米に10カ所あり、1万5000台のKivaロボットが働いている。
Amazonは昨年のホリデーシーズンに、配送業者のUnited Parcel Service(UPS)とFedExの配送遅延が原因でクリスマス(12月25日)までに届けると保証したプレゼントの一部を配送できなかった。
今年は10月に、ホリデーシーズンに向けて8万人を臨時雇用すると発表した。ホリデーシーズン開始時期であるこのタイミングでの新物流センターの紹介は、今年は遅延しないという顧客へのアピールとみられる。
Kivaが走り回る様子はこちらで視聴できる。
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