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米ブラックフライデーのネット売上高は24億ドル、iOSがAndroidに圧勝

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 米国のブラックフライデー(今年は11月28日)におけるオンライン小売りの総売上高は前年比24%増の24億ドルと記録を更新した──。米Adobe Systemsが11月28日(現地時間)、Adobe Digital Indexでの調査結果を報告した。

 米国では感謝祭(11月の第3木曜日)からホリデーシーズンに入り、感謝祭の翌日から多くの小売店がセールを開始する。この金曜日にはセール目当ての購買者が殺到して黒字になることからブラックフライデー(黒字の金曜日)と呼ばれる。

 昨年に続き、モバイルからのオンラインショッピングが伸びた。モバイル端末(スマートフォンおよびタブレット)からの売上高が総売上高に占める割合は、前年比3ポイント増の27%だった。スマートフォンは前年比6ポイント増の13%。タブレットは前年比2ポイント増の16%。

 モバイルからの売上高の米AppleのiOSと米GoogleのAndroidの内訳では、iOSが圧倒的に多く、79%対21%だった。

 米IBMが11月29日に発表した調査結果でも、モバイルからの売上高は全体の27.9%。トラフィックでみると、モバイルとデスクトップはほぼ互角になった(デスクトップが50.14%)。

 black 1ブラックフライデーのスマートフォン、タブレット、デスクトップのアクティビティ比較(資料:IBM)

 iOS対Androidでは、ページビューはAndroidからの方が多いにもかかわらず、売上高は21.88%対5.77%でやはりiOSの圧勝だ。平均発注価格もiOSの方がAndroidより約24ドルも高い。

 black 2ブラックフライデーのiOSとAndroidのアクティビティ比較(資料:IBM)

 SNS経由の購入については、米Facebookが強く、次が米Pinterestだった。Adobeによると、Facebook経由の平均購入価格は114.45ドル、Pinterestは93.20ドル。3位は米Twitterで90.74ドルだった。IBMの調査では、Facebookが109.94ドル、Pinterestが100.24ドルだった。

 Adobe Digital Indexの調査報告は、Adobeが取得、解析しているAdobe Marketing Cloudのデータのうち、全世界5000社以上の企業から選択、集計された匿名データに基づいている。

 IBMの調査報告は、IBM Digital Analyticsの匿名データにもとづいている(対象企業の数などは明記されていない)。

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