スイッチサイエンスは2014年11月23日、IoTデバイスのプロトタイピングプラットフォーム「Kinoma Create」について、開発元の米Marvell Technology Group社と日本国内での販売契約を提携したと発表した。発売時期と価格は未定。今後は国内販売とともにマニュアルの日本語化、セミナー開催といった活動も同時に行っていく。
Kinoma Createは各種センサーが接続可能なタッチパネル付きボディに、JavaScriptを実行可能な可能な環境を備えており、ハードウェア開発に不慣れであってもIoT機器の試作が行える。なお、ソフトウェア開発についてはPC上の統合開発環境で行う。
インタフェースとしては無線LAN(802.11b/g)とBluetooth 3.0、デジタル入出力(20〜36本の範囲で設定可能)、アナログ入力(0〜16本の範囲で設定可能)、I2C(3本)、UART(1本)、PWM(3本)を備えており、ブレッドボード用センサーモジュールならばそのまま接続可能だ。
関連記事
- 組み込み開発ニュース:新ラズパイ「Model A+」は20ドル
小型コンピュータ「Raspberry Pi」に新型「Raspberry Pi Model A+」が追加された。既存「Model A」をベースに小型省電力化され、価格は20ドルとさらに手ごろになった。 - 組み込み開発ニュース:アールエスコンポーネンツ、“名刺サイズスパコン”「Parallella board」発売
アールエスコンポーネンツは米Adapteva製ボードコンピュータ「Parallella board」の販売を開始した。16コアの演算アクセラレータを搭載し、高速な並列処理プログラミングも行える。 - IoT開発ガジェット「Kinoma Create」の日本上陸間近? 東京ミートアップ初開催
IoT機器を簡単に開発できるガジェット「Kinoma Create」が日本上陸間近? というわけで東京で初のミートアップが開催される。
関連リンク
Copyright© 2014 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.