米Dropboxは11月25日(現地時間)、11月初頭に発表したモバイル版Office(Office for iPad、AndroidおよびiPhone版「Office Mobile」)でDropbox内のファイルを編集する機能が使えるようになったと発表した。
最新版のDropboxアプリとモバイル版Officeアプリで、同じMicrosoftアカウントでログインしていれば利用できる。
モバイル版Dropboxに保存されているファイルを開き、画面下部のメニューで編集アイコン(右から2番目)をタップすると、編集アプリとしてOffice Mobileが候補として表示されるようになる。これを選ぶと、(アップデート後初めて利用する場合)Office MobileとDropboxの連係を許可するよう求められ、OKするとOffice Mobileでファイルが開く。
また、Office Mobileのメニューに「Dropbox内のファイルを開く」という項目が表示されるようになり、ここから直接Dropboxのファイルを開くことも可能だ。編集を終えたファイルはもちろんDropboxに保存できる。
モバイル版Officeをインストールしていない端末のDropboxでOffice文書を開こうとすると、Officeのインストールを促され、許可するとアプリストアにリダイレクトされる。インストール後にDropboxに戻り、上記の行程でファイル編集が開始できる。
なお、Androidの場合、現時点ではOffice 2007以降で保存したファイルのみ編集可能で、それ以前のバージョンの文書ファイルは閲覧のみ可能。また、これは筆者の環境の問題かもしれないが、Android版Officeで開いたファイルの日本語が文字化けしていた。
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Microsoftは、これまで「Office 365」のサブスクリプションが必要だったモバイル版Officeでの編集を、サブスクリプションなしでできるようにした。「Office for iPad」と「Office for iPhone(旧Office Mobile)」は同日、「Office for Android」は来年リリースだ。
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