米Appleは11月17日(現地時間)、Mac版OSである「OS X Yosemite(Version 10.10)」のアップデート「10.10.1」の配信を開始した。10月16日のリリース後、初のアップデートになる。
アップデートの内容の筆頭は「Wi-Fiの信頼性が向上します」となっている。これまでにAppleのサポートコミュニティーには多数のユーザーからWi-Fiに接続してもすぐ切断されるなどの苦情が寄せられていたが、これが改善されるもようだ。
この他、Microsoft Exchange Serverに接続する際の信頼性の向上、メール送信の際の信頼性の向上、「どこでもMy Mac」の信頼性の向上、通知センターの不具合の修正、Mac App Storeでアップデートが表示されない不具合の修正、Mac miniでスリープから復帰しない不具合の修正、タイムマシンで古いバックアップが表示されない不具合の修正、日本語入力ができなくなる不具合の修正などが含まれる。
セキュリティ関連では、任意のコード実行に使われる恐れのあるWebKitの解放後使用の脆弱性や、情報流出の脆弱性など4件が修正された。
Appleは同日、モバイルOS向けにも「iOS 8.1.1」のアップデートを配信した。
関連記事
- Apple、iOS 8やYosemiteのセキュリティアップデートを公開
「iOS 8.1.1」「OS X v10.10.1(Yosemite)」「Apple TV 7.0.2」が公開された。 - 「iOS 8.1.1」アップデート、iPhone 4sなど旧モデルのパフォーマンス改善
AppleがiOSのマイナーアップデート「iOS 8.1.1」の配信を開始した。このアップデートでiPad 2とiPhone 4sの安定性と性能が改善されるという。 - OS X Yosemiteの不具合まとめ
MacとiOSデバイスがうまく連係できないときのチェック項目。 - 調和と美しさを追求した「OS X Yosemite」
OS X Yosemiteは、スマートデバイス時代におけるパソコンのあり方を再定義する歴史的OSになるはずだ。
関連リンク
Copyright© 2014 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.