NTTコミュニケーションズは7月26日、ISP「OCN」の会員サービス「OCN ID」のサーバが26日未明、外部から不正アクセスを受けたと発表した。同サーバは23日にも不正アクセスを受け、ユーザーのID・パスワードが流出していたことを確認したばかり。
OCN IDは「OCNメール」「OCNマイページ」などへのログインに使う会員サービス。26日午前2時36分ごろに新たに、外部から不正アクセスを受けたことを確認したという。情報流出などの被害は「調査中」だが、被害の拡大を防ぐため、「OCNメール」を除く12サービス(「OCNブログ人」「OCNマイページ」「OCN家計簿」など)でログインを停止した。
23日には同IDを管理するサーバに5つの不審なプログラムファイルを発見。24日、最大約400万件のメールアドレスと暗号化されたパスワードが流出した可能性があると発表しており、翌25日には、メールアドレスとパスワードの流出を確認したと発表していた。
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