東京以外のオフィスで働き、東京以外のところに住む……いわゆる“脱東京志向”の人はどのくらいいるのだろうか。20〜40代の東京で働くビジネスパーソンに聞いたところ、29.0%が「脱東京志向の人(具体的に計画+強い決意+将来的に+漠然と)」であることが、NTTアドの調査で分かった。
脱東京志向者を年代別にみると、20代が32.7%で最も多く、30代が29.1%、40代が26.0%という結果に。20代は「漠然と東京圏から移住したい」(10.8%)よりも「将来的に地方へ移住したい」(14.2%)のほうが多く、脱東京に対する意識が強い。
脱東京志向者はどんな人たちなのだろうか。世帯年収をみると、「400万〜800万円未満」(34.6%)が最も多く、概ね平均的な世帯収入層がボリュームゾーン。「具体的に計画中、進行中である」と答えたのは、年収1000万円以上の人が全体平均に比べて2倍ほどとなり、「安全面、子どもの教育面などへの意識が高く、しかもアクティブであることがうかがえた」(NTTアド)。出身地別でみると、59.4%が「東京圏(東京、神奈川、埼玉、千葉)」であることが分かった。
また、住環境・食環境・仕事環境への満足度が高いのにもかかわらず、脱東京を志向していることがうかがえた。
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