恋愛アドベンチャーゲーム「CLANNAD」の英語版を開発するクラウドファンディングが11月11日にKickstarterでスタートした。募集から1日で目標金額の14万ドルを突破している。
「CLANNAD」は2004年にビジュアルアーツのブランド「Key」から発売されたPC向け恋愛アドベンチャーゲーム。高校生の主人公を取り巻く恋愛模様や人間関係を描いた重厚な世界観や“泣ける”ストーリーが人気を呼び、「CLANNADは人生」などのネット流行語を生み出した。
英語版の制作はビジュアルアーツからライセンスを受けたSekai Projectが行う。集まった資金は50時間を超える内容の高いクオリティでの翻訳、中原麻衣さんや野中藍さんなどトップ声優による日本語フルボイスの収録などに使われるという。Steamでダウンロード配信し、日本からの出資・購入も可能だ。
ビジュアルアーツの馬場隆博社長は「『CLANNAD』を英語化することは、われわれの夢でした」とコメントを寄せ、「間違った英訳をすると、物語のニュアンスを損なうこととなります」と、よりクオリティの高い製品とするべく協力を呼びかけている。
開始から1日の12日午後4時時点で2000人以上から17万ドルを超える出資が集まっており、原画を手がける樋上いたるさんによる直筆カラー色紙を含む最高額の7000ドルコースはすでに限定3セットが完売。コメント欄では「やっとか! 待ちきれない」「PS3で高画質、高音質版お願いします」など海外のファンからの熱いコメントが並んでいる。
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