米Microsoftは7月25日(現地時間)、Windows 8.1の一部として提供される予定の次期Webブラウザ「Internet Explorer(IE)11」のWindows 7版開発者プレビューをリリースした。開発者向けサイトからダウンロードできる。
Windows 7版IE11では、Windows 8.1版にある幾つかの機能はサポートしないが、Windows 8.1版と同様のページ読み込み速度、HTML5ベースの次世代Webサイトのサポートを実現するという。WebGLのサポート、GPUによる描画処理、複数端末での状態同期はサポートする。開発者向けとしては、F12開発者ツールに多数の新機能が追加された。
サポートしない機能は、無制限に開けるタブ、米Googleのデータ圧縮技術「SPDY」、最新のメディアストリーミング標準であるMSE(Media Source Extensions)とEME(Encrypted Media Extensions )など。Windows 8.1のIE11ではHTML5動画をプラグインなしで再生できるが、Windows 7版ではできない。この他、Windows 8.1のユーザーインタフェースと統合されている機能は利用できない。
Microsoftによると、現在のWindows 7ユーザーは7億人以上だ。Windows 7版IE11の一般ユーザー向けの正式版の公開予定はまだ発表されていない。
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Webブラウザは、タッチ操作に対応し、複数端末での状態同期機能などが追加されたたInternet Explorer(IE)11になる。
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