日本マイクロソフトは10月29日、日本市場のみで提供している個人向けの「Office Premium プラス Office 365 サービス(Office Premium)」および「Office 365 Solo」に付属するクラウドストレージ「OneDrive」が、容量無制限で利用可能になることを発表した。これまでは容量1Tバイトまでが無料だったが、容量の制限なく追加料金なしで利用できる。
米Microsoftは10月27日(現地時間)、法人/個人ユーザーを問わず、Office 365に付属するOneDriveの容量制限をなくし、今後数カ月をかけて移行することを発表したが、日本国内のOffice 365に付属するOneDriveでも同様の扱いになることが明らかになった。
Office 365の契約が必須とはいえ、Office PremiumはWindows PCメーカー各社が販売するPC秋冬モデルに数多く搭載されており、そのユーザーは1年間無料で容量無制限のOneDriveを利用できることとなる。競合他社のクラウドストレージサービスに与える影響は少なくないと予想される。
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