カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)はこのほど、「T会員」向けに、個人情報の第三者提供を停止するオプトアウト機能の提供を始めた。11月1日付けで規約を改正するのに伴い、ポイントプログラム参加企業などへの個人情報形態を変えるため。個人情報を提供したくないユーザーは、Webサイトか郵送で申し込めばオプトアウトできる。
T会員の個人情報はこれまで、同社とグループ会社、ポイントプログラム参加企業など提携先との間で共通で利用する「共同利用」の形を採ってきたが、参加企業が増えると個人情報の共有先も自動的に増える形で、ユーザーからの不安の声や批判も上がっていた。
11月1日付けの規約改定では「共同利用」を廃止し、グループ会社や提携先に、必要な範囲でのみ個人情報を提供する「第三者提供」に変更する。第三者への提供を望まないユーザーは、オプトアウトを申請できる。
オプトアウトを申請すると、顧客情報が提携先に渡らないため、会員の性別や年齢、好みなどに応じた提携先の特典などが受けられなくなる可能性があるとしている。また、オプトアウト後に新たに追加された提供先への提供停止を希望する場合は、再度手続きする必要がある。
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